胡蝶蘭の肥料の与え方
肥料を与える時期
- ・5月~9月頃
- ・株が生長している時
胡蝶蘭に肥料を与える時期は、5月~9月頃の生長期となります。
気温が暖かくなって根や新芽が伸びているのが確認できたら肥料を与えられます。
肥料を与えない方がいいタイミング
春から秋にかけての期間であっても、胡蝶蘭が以下の状態の時は肥料を受け取れません。
- ・花が咲いている
- ・植え替え直後
- ・株が生長を止まっている
花を咲かせている時は胡蝶蘭は肥料を必要としていません。
また、植え替え直後や気温が高すぎる真夏、寒すぎる日も株の生長が止まります。
上記に当てはまる場合は肥料は与えないようにしましょう。
肥料の種類と選び方
肥料は大きく分けて「液体肥料」と「固形肥料」に分かれています。
効果の強さや与え方が異なるためそれぞれの肥料の特徴を確認した上で肥料を選びましょう。
また、栄養素の割合によって胡蝶蘭に及ぼす効果にも違いがあります。
念のため確認しておくと、より胡蝶蘭の生長に合った肥料を選ぶことができますよ。
胡蝶蘭の肥料の種類
液体肥料 |
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固形肥料 |
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液体肥料は効果が強く、肥料焼けが起こりやすい特徴があります。
株が生長しているか小まめに観察するのが難しい方は固形肥料の方が胡蝶蘭を枯らせるリスクが少なくなります。
小まめに胡蝶蘭を観察でき、都度稀釈した肥料を作れる方であれば液体肥料を選ぶといいでしょう。
代表的な肥料の効果
窒素(N) |
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リン酸(P) |
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カリウム(K) |
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胡蝶蘭の肥料の代表的な栄養素は窒素、リン酸、カリウムです。
三要素の割合は基本的に「1:1:1」の同割合を選んでおけば間違いありません。
しかし、「来年の花を立派にしたい」などの目的があるのであればリン酸の配合が多い「10:13:11」などを選びましょう。
肥料の与え方
肥料の与え方は利用する肥料によって異なります。
利用する肥料のパッケージに書かれた用法・用量に従って肥料を与えましょう。
一般的な肥料の与え方の例を紹介します。
液体肥料の場合
- スポイト、計量スプーンを使って肥料を量る
- 規定量のお水を用意して希釈する
- 水やりの代わりに肥料を与える
- 4回に1回程度は真水で水やりを行う
液体肥料を立て続けに与えると、鉢内に塩分が溜まって塩害を起こしやすくなります。
数回に1回は真水を与えて鉢内の肥料を洗い流すことがポイントです。
また、暖かい日は希釈した肥料内の水分が蒸散して濃度が上がってしまう場合があります。
肥料を希釈する際に2倍の濃度で希釈するとなお安心です。
固形肥料の場合
- 鉢の大きさに合わせて規定量の肥料を用意する
- 根や新芽が触れない場所に肥料を置く
- 普段通りに水やりを行う
固形肥料は水やりの度に少しずつ肥料が溶け出していきます。
新しい根や新芽に固形肥料が触れていると接している部分が肥料焼けを起こす可能性があるため注意しましょう。
肥料の与え方に関する注意点
- ・肥料を与える際は葉にかからないようにする
- ・株が弱っている際は肥料を与えるのをやめる
- ・肥料の種類によって与え方が異なるため使用方法をしっかり確認する