胡蝶蘭の適切な置き場所(光、温度、湿度)
日当たり
- ・直射日光は避け、明るい日陰に置く
- ・遮光された光が理想的
胡蝶蘭は直射日光に当たると葉が焼けてしまいます。
遮光ネットやカーテンで光を和らげた明るい日陰が置き場所として理想です。
室内に置く際のポイント
- ・カーテンで光量を調節できるようにすると便利
- ・蛍光灯の光と自然光が入る場所
室内に胡蝶蘭を置く場合は、カーテンを2重するなどの方法で光量を調節できるようにしておくと便利です。
カーテンを重ねるのが難しいのであれば遮光シールとカーテンを組み合わせるといいでしょう。
また、自然光だけではなく蛍光灯の光も活用しましょう。
置き場所の例
- ・レースカーテン越しの窓辺
- ・オフィス
- ・明るいリビング
屋外に置く際のポイント
- ・遮光ネットやすだれなどで光量を調節する
- ・洗濯物などを利用して日陰を作るのも有効
- ・気温に合わせて室内に入れる
屋外に胡蝶蘭を置く場合は、遮光ネットなどで日陰を作って光量を調整します。
しかし屋外は気温変化の影響を受けやすいため、寒さや暑さが激しい日は室内に胡蝶蘭を移動させましょう。
置き場所の例
- ・遮光ネット越しのベランダ
- ・木の陰や植木の下
- ・軒下
日当たりに関する注意点
- ・直射日光に当てると葉焼けを起こして枯れる可能性がある
- ・日光が当たらない暗い場所では胡蝶蘭が弱る恐れがある
- ・日光の当たり方は季節や時間帯で変わるので定期的に確認する
温度
- ・理想の温度:18~25℃
原産地の熱帯雨林は1年を通して暖かいため、できるだけ気温を維持するよう心がけましょう。
胡蝶蘭は急激な温度変化に弱いため、夜間の冷え込みで温度が下がらないよう注意が必要です。
夜間と日中の理想温度
- ・【昼間】22℃~28℃
- ・【夜間】15℃~20℃
胡蝶蘭は夜間の管理温度を少し低めにした方が花持ちが良くなったり、花芽が形成されやすくなります。
理想の温度(18~25℃)を保てていれば問題ありませんが、花持ちを良くしたい時は少し意識してみるといいかもしれませんね。
季節ごとの温度管理のコツ
春 |
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夏 |
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秋 |
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冬 |
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胡蝶蘭を冬の寒さから守る方法は「【保存版】胡蝶蘭の冬越し完全ガイド!プロが教える5つの管理ポイント」で解説しているため参考にしてくださいね。
湿度
- ・理想の湿度は50~70%
- ・最低でも40%以上を維持する
胡蝶蘭は空気中からも水分を補給しているため、乾燥した空間は好みません。
なるべく湿度50~70%を維持できるのが理想です。
湿度を50%以上にするとカビが発生しやすくなるため、空気を循環させて風通しを良くしましょう。
季節ごとの湿度管理のコツ
- ・【夏】自然湿度が高いため、過湿に注意
- ・【冬】乾燥しやすいため加湿器や霧吹きで湿度を保つ
湿度に関する注意点
- ・加湿器の風や蒸気が胡蝶蘭に直接当たらないようにする
- ・霧吹きで葉水する際は、葉のみに水をかける