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花が終わった後のお手入れ

花が終わった後のお手入れ

胡蝶蘭の花が萎れたり、咲き終わったら以下のお手入れが必要です。

  • 枯れた花を摘み取る
  • 花茎を切る

枯れた花を摘み取る

胡蝶蘭の花は茎の根元から順番に花が咲いていき、1輪ずつ萎れていきます。
花が枯れたり、萎れたタイミングで胡蝶蘭の花を摘み取っていきましょう。

胡蝶蘭の花を摘み取る際は、花首の根元をひねって摘み取るといいですよ。

花茎を切る

胡蝶蘭の花茎は全ての花が咲き終わったら自然に萎れていきます。
花が咲き終えたり、花茎が萎れ始めたら早めに花茎を切っておくのがおすすめです。

枯れた花茎が残っていると、見た目を損ない、カビや細菌が発生する可能性があります。
また、古い花茎が残っていると新しい花茎が生長する際の妨げになるかもしれません。

二度咲きさせる方法

胡蝶蘭は一度花が咲き終わっても、株に元気が残っていれば年内に再び花を咲かせることができます。

二度咲きに挑戦できるか確認する

二度咲きは必ず成功するわけではなく、株に開花のためのエネルギーが残っている必要があります。
胡蝶蘭が二度咲きできそうかについては以下の項目を確認してみましょう。

  • 根腐れや病気を起こしていない
  • 厚みのある葉が3枚以上ある
  • 胡蝶蘭の花が3割程度残っている

厚みとハリのある葉が複数枚あり、根腐れなどの病気を起こしていない株は比較的二度咲きの成功率が高くなります。

また、全ての花が咲き終わると胡蝶蘭はエネルギーを使い切り花茎も萎れてしまいます。
多少花が残っている状態が二度咲きの挑戦に適しています。

下から4節ほど残して花茎を切る

胡蝶蘭の株が二度咲きできそうなことを確認したら、節を4つほど残して花茎をカットします。
残した節から花芽が出て2番花が咲くため、できるだけ多くの節を残しておきましょう。

また、花茎の切り口から細菌の侵入を防ぐために殺菌剤などを塗っておくと安心です。

支柱を抜く

花茎を切ったら、株と花茎を支えていた支柱を抜きましょう。
支柱が残ったままだと、節から新芽が出る際の妨げになってしまう恐れがあります。

株元を傷つけないように慎重に支柱を抜き取りましょう。

18℃程度の場所で管理する

花茎を切って支柱を抜いた後は、胡蝶蘭を18℃程度の比較的涼しめの場所で管理します。

胡蝶蘭は16~18℃の涼しめの環境に置くと花芽をつけやすくなります。
水やりは控えめにし、日中は柔らかな日光に当てるように心がけましょう。

植え替えを行う

花が咲き終わったら、胡蝶蘭の植え替えを検討してみましょう。
複数の胡蝶蘭が寄せ植えされている場合は、1株ずつ植え替えた方が育てやすくなります。

胡蝶蘭の植え替え方法

胡蝶蘭の植え替えに必要な道具と植え替え手順は以下のとおりです。

準備する
道具
  • 新しい鉢
  • 植え込み材(水苔、バーク)
  • 剪定ハサミ
植え替え
手順
  1. 胡蝶蘭を鉢から出す
  2. 古い植え込み材を取り除く
  3. 傷んだ根があれば剪定する
  4. 新しい鉢に植え込み材と胡蝶蘭を植える
  5. 隙間があれば植え込み材で埋める

胡蝶蘭を植え替えた後は、10日ほど水やりを休んで株を休ませましょう。
また、植え込み材によって手順が若干異なるため、水苔とバークの両方の植え替え方法を確認しておきましょう。

植え込み材の選び方や植え替え方法については「【お手入れガイド】胡蝶蘭の植え替え方法」で詳しく解説しています。

花が終わった胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭は花が終わっても、株が生きているためお手入れ方法を大きく変える必要はありません。
基本的な育て方についてもう1度確認しておきましょう。

胡蝶蘭の置き場所

胡蝶蘭の置き場所の環境は、以下のような場所が好ましいとされています。

  • 気温:18~25℃
  • 湿度:50~70%
  • 直射日光が当たらない明るい日陰

胡蝶蘭は熱帯雨林が原産のお花ですので、暖かく湿度が高い環境を好みます。
急激な温度変化には弱いため、なるべく気温を一定に保つようにしましょう。

また、直射日光は刺激が強すぎるため半日陰程度の明るい日陰が最適です。

胡蝶蘭の置き場所例や育成環境の詳細については「【お手入れガイド】胡蝶蘭の適切な置き場所(光、温度、湿度)」をご参照ください。

水やりの頻度

胡蝶蘭の水やり頻度は季節や環境によって異なりますが、季節ごとの水やり頻度や時間帯は以下のとおりです。

春・秋
  • 【頻度】7日~10日に1回程度
  • 【時間帯】朝10時頃
  • 【頻度】3日~5日に1回程度
  • 【水量】200ml~500ml
  • 【時間帯】朝、または夕方
  • 【頻度】2週間~月1回程度
  • 【水温】常温、またはぬるま湯
  • 【時間帯】朝10時頃

胡蝶蘭の水やりは気温や風通し環境によって異なるため、植え込み材を確認しつつ調整するのがおすすめです。

胡蝶蘭の基本的な水やり方法については「【お手入れガイド】水やりの方法」で詳しく解説しています。

肥料の与え方

花が終わっても、急いで胡蝶蘭に肥料を与える必要はありません。
胡蝶蘭が肥料を受け取れるのは、以下の期間に限られています。

  • 5月~9月頃
  • 株が生長している時

植え替え直後や、涼しくなって株の生長が止まっている時は胡蝶蘭は肥料を受け取れません。
肥料を与えても根が肥料焼けしてしまうため、時期を選んで与えましょう。

胡蝶蘭の肥料の種類や与え方は「【お手入れガイド】肥料の与え方」で詳しく解説しています。