
- 水につけた部分の茎は傷みやすくなるため、浅水で管理しましょう。
- 蒸れに弱い特性があるため、風通しの良い場所で管理してください。
長野県のJA信州諏訪では、5月~12月にかけて一年草スターチスを、5月~6月にかけて宿根スターチス(サマーチェリー)を出荷しています。一年草スターチスについては、主力の紫色の品種のほか、ピンク・黄色・オレンジ・白など多品種を栽培。いずれも発色がよく色鮮やかな花色が特徴的です。
宿根スターチスに関しては、定番の一重咲き品種のほか、華やかな八重咲きの品種も作付け。さらに、ハイブリッド系スターチスの栽培も手がけており、初夏を中心に出荷しています。
スターチスといえば、茎や葉が夏場に変色しやすく、品質保持が難しいことが課題とされてきました。しかしJA信州諏訪では、全出荷物に前処理を施すことで、日持ちしやすいスターチスの生産を実現しています。管内の全生産者で前処理の方法・効果を共有し、より付加価値の高いスターチスを全国に届けられるよう、日々努力を重ねています。
茎を水につけた状態でカットします。なるべく深いところで切ると水圧がかかり水が上がりやすくなります。
切り戻した茎を沸騰した湯に10秒程度浸けると、茎の中の空気が外に出て水が上がりやすくなります。