グラジオラスの切り花の日持ちは1週間程度で、比較的長持ちする花だとされています。
夏に旬を迎えるので暖かい時期に出回ることが多いですが、夏場は花もちが短くなる傾向にあるため、長く楽しむためには適切なお手入れが必要です。
この記事では、日持ちしやすいグラジオラスの切り花の選び方や、長持ちさせるための水揚げ、お手入れ方法をご紹介します。
グラジオラスの切り花の日持ちは1週間程度で、比較的長持ちする花だとされています。
夏に旬を迎えるので暖かい時期に出回ることが多いですが、夏場は花もちが短くなる傾向にあるため、長く楽しむためには適切なお手入れが必要です。
この記事では、日持ちしやすいグラジオラスの切り花の選び方や、長持ちさせるための水揚げ、お手入れ方法をご紹介します。
グラジオラスの切り花は、だいたい1週間程度日持ちするのが基本です。
適切にお手入れすれば、10日ほど持たせることもできます。
グラジオラスは、下のつぼみから順に花を咲かせる性質で、切り花でも順に開花する姿を楽しむことができるお花です。
つぼみが硬いと開花しにくいので、優しく揉んでほぐすと花が咲きやすくなりますよ。
日持ちするグラジオラスの切り花を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
購入時につぼみの数が少なく、すでに大半の花が咲いている状態のものだと長持ちさせるのは難しくなります。
グラジオラスの切り花は1つの茎に複数のつぼみがついており、下から順に花が咲いていきます。
まだ開花していないつぼみの数が多いものを選ぶことで、より長く楽しむことができるでしょう。
グラジオラスの切り花は飾る前に、水中で茎の先端をカットする水切りを行うことで、水の吸い上げ力が戻り元気に花を咲かせてくれます。
グラジオラスの切り花の基本的な水揚げ手順は以下のとおりです。
それぞれの手順について詳しく見てみましょう。
茎の下の方に葉がついている場合は、事前に取り除きます。
葉がずっと水につかっていると葉が腐り、水を汚してしまうのです。
また不要な葉があると、つぼみや花に必要な栄養が行き届きにくくなり、元気な花を咲かせにくくなってしまいます。
葉を切り取る際は、茎と葉が重なる部分を葉の向きに沿ってハサミでカットします。
グラジオラスは葉が根元から生えているため、「飾るために葉を残したいけど水に浸かってしまう」ということもあるかもしれません。
飾るために葉を残したいのであれば、花の部分と葉を切り分けて飾るのがおすすめです。
水揚げのために取り除いた葉を残しておいて飾る際に水に浸からないように花瓶に生けましょう。
グラジオラスは茎の先端までつぼみがついていますが、切り花にすると先端まで花が咲くことは少ないです。
花屋さんの多くは折った状態で販売していますが、残っている場合は先端のつぼみを取るのがおすすめです。
つぼみがあると花を咲かせようと栄養が取られてしまうので、あらかじめ取り除いておくことで長持ちしやすくなります。
水をはったバケツや桶などを用意したら、茎を水につけた状態で先端の2~3㎝程度を斜めにカットします。
水切りは水の中で行うのがポイントです。
なるべく深いところで切ることで水圧がかかり、水の吸い上げが上がりやすくなります。
グラジオラスは水を吸収する力が強く茎が細いため、水は少なめにします。
水を多くしてしまうと水中の茎が腐りやすくなり、花もちが悪くなってしまう恐れがあります。
茎の3分の1ほどがつかる程度を目安に水を入れてあげましょう。
花瓶に生ける際は、花や葉が水につからないように注意してくださいね。
グラジオラスの切り花は比較的長持ちしやすいお花ですが、お手入れ方法を間違えると寿命を縮めてしまうおそれがあります。
ここでは、グラジオラスの切り花の基本的なお手入れ方法をご紹介します。
グラジオラスの切り花を長持ちさせるためにはできるだけ毎日水を替えましょう。
特に気温が高い夏などは、茎や水が腐りやすいのでこまめに水替えをして水をきれいにすることが重要です。
花瓶の中に汚れや雑菌が残っていると、水に入れ替えてもすぐに水は汚れるので、花瓶の中もスポンジなどで洗います。
グラジオラスの切り花は、水替えと同時に切り戻しを行うことで長持ちしやすくなります。
切り戻しとは、茎の先端の傷んでいる部分を切り落として、水の吸い上げを良くするもの。
切り戻しでは傷んでいる部分だけをカットすればいいので、茎の先端1㎝程度を斜めに切り落しましょう。
グラジオラスの茎は細く傷みやすいので、定期的に切り戻しが必要になります。
グラジオラスは下のつぼみから上に向かって開花していくので、上の花が咲く頃には先に下の花が咲き終わります。
これから咲く花に栄養を届けやすくするためにも、咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。
グラジオラスの切り花を長持ちさせたいなら、直射日光を避けた涼しい場所に飾るのがおすすめです。
暖かい場所だと開花スピードが早まったり、直射日光が当たると葉や花を傷めたりする恐れがあります。
またエアコンの風や暖房機器の前なども乾燥しやすくなるので注意が必要です。
キレイな水を保つためにも、切り花用の延命剤を使うのもおすすめです。
延命剤はバクテリアの繁殖予防や、花に栄養を与える効果が期待できます。
特に夏場は水温が上がりやすく茎が腐りやすいので、延命剤で花もちがしやすくなりますよ。
グラジオラスの切り花の日持ちは、基本的に1週間ほどとされています。
まだ開花していないつぼみが多いグラジオラスを購入すると、順番に咲いていくグラジオラスを自宅で楽しむことができます。
ただし水揚げやお手入れ方法が正しくないと、日持ちさせるのは難しいです。
グラジオラスの切り花は最初に水切りを行った後は、毎日の水替えと切り戻しだけでも、最後まで元気に花を咲かせてくれます。
咲き終わった花はそのままにしておくと日持ちしにくくなるので、適宜摘み取るようにしましょう。
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農家さんから直接仕入れた新鮮なお花をお届けするので、そのまま飾って楽しんでいただけます。