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花屋さんで使う車の選び方!おすすめの車種や中古車で購入する際の注意点

花屋さんでは車が必要なシーンが意外と多いですが、どんな車を選んだらいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

車選びに迷った際は、車が必要な用途やお店の規模、走るのが想定される道路の状況などを加味して総合的に選ぶのがおすすめです。
積載量や荷室の広さ、荷物の積み込みやすさはもちろんですが、駆動方式や車の大きさなども確認しておくと失敗しづらくなりますよ。

また、花屋さんの車なのでおしゃれにしたい、予算の都合で中古車で選びたいなどの悩みもありますよね。

この記事では、花屋さんで車が必要なシーン別におすすめの車種選び方について解説しています。
車の外装をおしゃれにしたい時のアイデアや、中古車で車を購入する際の注意点や確認するポイントについても掲載しています。

1花屋さんで車が必要になる3つの場面

花屋さんで車が必要になる場面としては、大きく分けると仕入れ、配達、移動販売の3つのシーンが考えられます。

ここではお花屋さんが車を使う場面ごとに向いている車の特徴などを見てみましょう。

お花の仕入れ

花屋さんの業務で最初に車が必要になるのは花材の仕入れです。
生花市場や卸売業者からまとまった本数・種類のお花を仕入れるため持ち帰るために車が必要です。

お店の規模にもよりますが、積載量があって荷室が広い車が運搬に適しています。

小規模店舗では軽バンや軽ワゴン、大きめの店舗や大量仕入れの際はワンボックスカーなどがよく使われています。

お花の配達

ご注文いただいたアレンジメントやスタンド花、冠婚葬祭のお花などを配達する際も車が必要です。

冠婚葬祭の装花は高さと大きさがあるため、荷室に高さと奥行きがある車が適しています。
また、花落ちなどを防ぐために床面がフラットで振動が少ない車であればなお安心です。

個人のお家への配達であれば狭い道を通る可能性があるため、小回りが利きやすい車(軽バン、軽ワゴン)などが人気です。

お花の移動販売

店舗を持たずに車自体で販売を行う場合や、顧客へのアプローチのための出張販売としてお花屋さんの移動販売に車が使われるケースもあります。

お花の移動販売で多いのは、ワンボックスカーや軽トラック、軽バンに外装カスタマイズやラッピングを施した形です。
イベント会場や駐車場内のスペースを借りて出店するため、大きすぎない車の方が駐車しやすく、ディスプレイスペースを確保しやすい傾向があります。

2花屋さん用の車選びのポイント

花屋さんの車を選ぶ際は、お店の規模や予算に合わせた車選びが必要です。
また、花屋さんの車といえば積載量や荷室の広さが重要視されがちですが、実際に走る道を想定して車の大きさや駆動方式を確認しておくと失敗しにくくなります。

ここでは、花屋さん用の車を選ぶ際にチェックするポイントについて確認していきましょう。

積載量と室内高

花屋さんの車選びで最も重視したいポイントは、積載量と室内高です。

花屋さんの規模や販売スタイルによって必要な積載量が異なります。
ご自分のお店の仕入れや配達規模、必要な道具などを積みきれる積載量があるかを確認しておきましょう。

また、スタンド花や仕入れたお花など、花を立てて運ぶことが多いため室内高が高めの車種を選ぶのがおすすめです。
室内高1.2m以上の車種を選ぶと背が高いお花でも乗せやすくなりますよ。

荷物の積み込みやすさ

花屋さんでは、仕入れや宅配、または販売で何度も花材の積み下ろしが発生します。
荷物が積み込みやすい車種を選ぶと積み下ろしがスムーズになり、ストレスが減りますよ。

低床設計の車や、少々割高になりますが自動スライドドアの車が便利です。
また、サイドドアとバックドアもなるべく大きい方が荷物の積み下ろしがしやすくなりますよ。

ただし、上下に開閉する大きなバックドアは開くために十分なスペースを確保する必要があります。
移動販売や配達であれば観音開きのバックドアの方が便利ですよ。

フルフラットは仕様を要確認

積み下ろしがしやすい車の特徴としては「フルフラット」があげられますが、後部座席のシートを倒すのか床下に収納できるのかなどの仕様を確認しておきましょう。

後部座席のシートを倒すタイプのフルフラットの場合、シートの分室内高が低くなったり、シートの凹凸が残ってしまうことがあります。
お花の運搬には適さないため、フルフラットにした際の車内の状態も確かめておきましょう。

車の大きさ

車を使う用途によっては車体の大きさにも気を配っておいた方がいい場合も。

例えば、仕入れだけに車を使うならハイエースなどの大きな車でも問題ないでしょう。
しかし、配達で狭い道を通る必要があったり急カーブを曲がらないといけないのであればコンパクトな車の方が便利です。

また、運転に自信がなかったり慣れない道を走る場合は側面に丸みがないフラットなスクエア形の方が運転しやすいですよ。

燃費や維持費

車を使うとなると、どうしてもガソリン代や維持費用がかかってしまいます。
燃費が悪い車を選ぶと配送コストが上がってしまうため、燃費性能や車検にかかる費用などを確認しておくのがおすすめです。

また、メンテナンスのしやすさという意味では一般的によく見かける車種から選んだ方が維持がしやすい傾向があります。
流通が多い車は修理のためのパーツも多く出回っているため、不具合が起こっても速やかに対応してもらえることがほとんどです。

輸入車などの珍しい車の場合は、交換や修理のパーツを持っていないことが多く、取り寄せの費用や時間がかかって多くのコストがかかってしまいます。

比較的保険料やメンテナンス費用を安くしたいなら、国産の軽自動車から選ぶのがおすすめです。

駆動方式や乗りやすさ

仕入れや配達で山道を越える、雪が降る悪路を進むことが多い場合は4WD(四輪駆動)を選んだ方が、走行が安定します。
滑りにくく、泥濘にタイヤが嵌っても抜け出せる可能性が高いため安全に走行することができますよ。

現在では2WDと4WDを切り替えられる車種も増えているため、冬場だけ4WDで走りたい方は切り替え可能な車種を探してみましょう。

また、車は足回りの設計によって縦揺れしにくい、横揺れしにくい種類があります。
揺れにくい車を選ぶと振動による花落ちを防げたり、長時間運転していても疲れにくくなりますよ。

3お花の仕入れにおすすめの車3選

車の選び方が分かっても、車の種類が多いためどんな車種を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

お花の仕入れをメインにして車を使うのであれば、荷室が広い車がおすすめです。
ここでは花の仕入れにおすすめな車種、人気な車種を3つ紹介します。

トヨタハイエースバン

(出典:トヨタ ハイエース バン WEBサイト)

2WD 4WD
燃料・容量 ガソリン、ディーゼル70L ディーゼル70L
燃費 JC08モード:10.5~13.8km/L
WLTCモード:9.0~12.4km/L
JC08モード:12.8km/L
WLTCモード:11.6km/L
価格 2,558,600円~ 3,364,700円~
室内空間 荷室長:1,855~3,540mm
荷室高:1,320~1,635mm
荷室幅:1,520~1,730mm
荷室長:1,480~3,000mm
荷室高:1,335mm
荷室幅:1,545mm
最大積載量 850~1,250kg 700~1,000kg
床面地上高 620~795mm 620~795mm

仕入れのために積載量や荷室スペースが広い車が欲しい方にはトヨタの「ハイエースバン」がおすすめです。
運搬用の商用車として利用されることが多く、多くの花材を運ぶのに適しています。

ハイエースバンがおすすめな理由

ハイエースバンは荷室高は1.3m以上荷室高は最大3mで床面がフラットなため花材を立てて積みやすい構造になっています。
スライドドアやバックドアの開口部が広く、荷物の積み下ろしがしやすいのもおすすめポイントです。

ハイエースバンは長距離・長時間の走行に耐えられるように設計されているため長く乗れる点も嬉しいですね。

ハイエースバンを選ぶ時の注意点

  • 車両が重く、燃費が悪い
  • 運転感覚が他車と異なる
  • カーブが多い山道、高速道路は運転しにくい

ハイエースバンは耐久性を意識した車体の作りとなっており車両重量があります。
長年乗れますが、燃費が悪いため維持費がかかると感じてしまう場合も。

また、車体の大きさと運転席が最前面に配置されているため、普通の車とは運転感覚が異なります。
慣れていない方は運転しにくい車種でもあるため、カーブが多い山道や高速道路を頻繁に通る方は避けた方が無難です。

日産クリッパーバン

(出典:日産:クリッパーバン [ CLIPPER VAN ] Webカタログ)

DX2WD DX4WD
燃料・容量 ガソリン・37L ガソリン・37L
燃費 15.1~22.1km/L 15.1~21.1km/L
価格 1,424,500円~ 1,578,500円~
室内空間 荷室長:1910mm
荷室高:1240mm
荷室幅:1385mm
荷室長:1910mm
荷室高:1240mm
荷室幅:1385mm
最大積載量 250~350kg 250~350kg
床面地上高 650mm 650mm

クリッパーバンは軽バンの中でも荷室が広く、最大積載量は軽自動車最大の350kgです。
比較的小規模で仕入れが少なめな店舗や仕入れのための車は軽自動車にしたい方におすすめです。

クリッパーバンがおすすめな理由

クリッパーバンはスライドドアや広いバックドアを搭載しており、荷物の積み下ろしがスムーズに行えます。
荷室の地上高は65cmと低いため、重い荷物の積み下ろしも楽にできますよ。

最小回転半径が4.1mと非常に小さいため、細い路地でも小回りが利きやすい点もおすすめのポイントです。
新型クリッパーバンには2WD、4WDの切り替えモードが用意されており、行路に合わせた走行がしやすくなっています。

クリッパーバンを選ぶ時の注意点

  • エンジンのパワー不足を感じることも
  • 車高が高いため揺れやすい
  • シートのクッション性が低いため疲れやすい

クリッパーバンは軽自動車ですので、重いものを積んでいるとエンジンのパワー不足を感じることがあります。

また、車高が高いため横風の影響を受けたりカーブを曲がる際に車体の揺れを感じる点がデメリットです。
シートのクッション性が低いため長時間運転すると疲労を感じやすい点にも注意が必要です。

日産キャラバン

(出典:日産:キャラバン [ CARAVAN ] Webカタログ)

2WD 4WD
燃料・容量 ガソリン、ディーゼル65L ディーゼル65L
燃費 8.5~13.9km/L 10.5~12.9km/L
価格 2,580,000円~ 3,579,400円~
室内空間 荷室長:3050mm
荷室高:1325mm
荷室幅:1520mm
荷室長:3050mm
荷室高:1325mm
荷室幅:1520mm
最大積載量 750~1,250kg 600~1,200kg
床面地上高 625~770mm 625~770mm

日産キャラバンは広い荷室と積載量があり、花屋さんの仕入れの車におすすめです。
ハイエースバンと比べると横風の影響を受けにくく、足回りのセッティングやシートの質感から乗りやすいという意見があります。

あくまで個人の好みになるため、ハイエースバンとキャラバンで迷った時は実際に試乗してから選びましょう。

日産キャラバンがおすすめな理由

キャラバンは最大積載量が1250㎏と沢山の荷物を積むことができます。
ディーゼル車のキャラバンは加速性能が高いため、重い荷物を運ぶ用途や坂道に強い傾向があります。

荷室の床面がフラットなことに加えて、床面が低いタイプを選べば地上高は625㎜と低め。
新型のキャラバンは揺れも軽減されているため花の運搬がしやすい仕様になっています。

日産キャラバンを選ぶ時の注意点

  • ハイエースバンより耐久性が低め
  • 電気系統の不具合報告が多い
  • リセールバリューが低い

日産キャラバンを買う時に迷うのは「ハイエースバンとキャラバンどっちがいいの?」点でしょう。

ハイエースと比べるとキャラバンは耐久性が低めです。
ハイエースは50万㎞まで走ると言われていますが、キャラバンは30万㎞を越えると不具合が起こりやすくなります。
報告されているトラブルとしては電装トラブルが多く、バッテリー消耗の早さや警告灯が点灯しないなどがあげられます。

また、リセールバリューが低いため中古車として販売しようと思うと価格が落ちやすい傾向があります。

4お花の配達におすすめの車3選

お花の配達で車を使用するのであれば、お花を配達する地域などに合わせて車を選ぶといいですよ。
都会の大きな道を通って配達を行うならハイエースのような大きな車でも構いませんが、住宅街や細い道を通っての配達が必要なら小回りが利く車の方が運転しやすい傾向があります。

ここでは積載量があって配達におすすめの3つの車種を紹介します。

ダイハツ ハイゼットカーゴ

(出典:ダイハツ ハイゼットカーゴ)

2WD 4WD
燃料 ガソリン ガソリン
燃費 14.7.0~19.7km/L 14.7.0~19.0km/L
価格 1,100,000~1,452,000円 1,100,000~1,606,000円
室内空間 荷室長:1,005~1,915mm
荷室高:1,225~1,250mm
荷室幅:1,265~1,410mm
荷室長:1,005~1,915mm
荷室高:1,225~1,250mm
荷室幅:1,265~1,410mm
最大積載量 250~350kg 250~350kg
床面地上高 635mm 635mm

ダイハツのハイゼットカーゴは荷物の運搬に特化した設計の軽自動車です。
軽自動車の規格内でできる最大限の荷室の広さ、積載量が実現されています。

車体カラーも豊富で、アイスグリーンやオレンジメタリックが選べるため花屋さんの車としてカスタマイズしやすくなっています。

ハイゼットカーゴがおすすめな理由

ハイゼットカーゴは車体がスクエアに近い形状でデッドスペースが少ないため荷物を積みやすい特徴があります。
後部座席を収納すれば床面をフラットにでき、スライドドアの開口部も広く設計されています。

また、最小回転半径が4.2cmと小回りが利きやすいため狭い路地や駐車場でも走行しやすくなっています。
燃費性能が高めで何度も止まったり走ったりを繰り返す運転でもコストがかかりにくい点も嬉しいですね。

ハイゼットカーゴを選ぶ時の注意点

  • 走行時の安定性は低め
  • ロードノイズが社内に入りやすい
  • シートが固く、長時間の運転で疲れやすい

ハイゼットカーゴは荷物を運搬する商用車として設計されており、乗り心地は低めな傾向があります。

車両が軽いため横風や路面の凹凸の影響を受けやすく、エンジン音や風の音が社内に入ってくるため騒音が気になる場合も。
サスペンションとシートも硬めなため、長時間座っていると疲れやすいと感じる方も多い車です。

三菱ミニキャブEV

(出典:【公式】ミニキャブ EV | 三菱自動車)

2シーター 4シーター
駆動方式 2WD 2WD
バッテリー容量 20kWh 20kWh
航続距離 180km 180km
価格 2,431,000円~ 2,486,000円~
室内空間 荷室長:1840mm
荷室高:1315mm
荷室幅:1,230mm
荷室長:1840mm
荷室高:1300~1360mm
荷室幅:1,210~1,230mm
最大積載量 250~350kg 250~350kg
床面地上高 650mm 650mm

三菱のMINICAB-MiEV(ミニキャブEV)はガソリンを使わない電気自動車です。

遠距離移動には向きませんが、ランニングコストが非常に安いため市街地での配達には便利です。
最小回転半径は3.4mと小回りが利き、急速充電にも対応しているため充電スポットが多い場所ではおすすめの車です。

ミニキャブEVがおすすめな理由

EV車はバッテリーを充電して走るため、ガソリン車と比べてランニングコストが非常に安いことが最大の魅力です。
1か月間の燃料代(充電代)はガソリン車の半分以下に収まります。

また、ガソリン車に比べて走行中の振動が少ないため、運転時の負担が少ないところもありがたいですね。
エンジン音が静かなため、早朝や深夜の住宅街への配達にもおすすめです。

ミニキャブEVはエンジントルクが大きいため、荷物を積んでも加速がスムーズですよ。

ミニキャブEVを選ぶ時の注意点

  • 走行距離に注意が必要
  • 空調使用時に走行距離が減少する
  • 車両の本体価格が高い

EV車の注意点として、1回の充電で走れる距離が限られている点は注意が必要です。
新型ミニキャブEVの航続距離は180㎞となっていますが、年式やバッテリーの経年劣化によって走行可能距離が短くなっていることがあります。

空調を使用した際も走れる距離が半分ほどになるため、バッテリー残量に余裕をもった走行を心がけましょう。
ミニキャブEVで走る時は充電スポットの場所をアプリで確認しておくこと安心です。

またEV車はガソリン車と比べると車体価格が高めに設定されているため初期投資は増える傾向があります。

トヨタ タウンエースバン

(出典:トヨタ タウンエース バン WEBサイト)

2WD 4WD
燃料 ガソリン ガソリン
燃費 12.0~15.0km/L 11.4~14.1km/L
価格 1,908,000円~ 2,200,000円~
室内空間 荷室長:2,045mm
荷室高:1,305mm
荷室幅:1,495mm
荷室長:1,005~1,915mm
荷室高:1,225~1,250mm
荷室幅:1,265~1,410mm
最大積載量 500~750kg 500~750kg
床面地上高 620mm 620mm

タウンエースバンは小型の商用バンとしてトヨタから販売されています。

ハイエースバンは全長が大きくて運転しにくいけど、軽バンだと小さすぎる……と迷っているならタウンエースバンがちょうどいいサイズです。
積載量があり住宅街にも入っていきやすい車を探している場合におすすめですよ。

タウンエースバンがおすすめな理由

タウンエースバンは背が高い荷物や重い荷物が載せやすい設計がされています。
荷室部分がスクエア型で床面地上高が62cmと低く、両側スライドドアが採用されているため荷物の積み下ろしがスムーズに行えます。

最大積載量が750㎏あるため、花や資材をまとめて運搬することが可能です。
低燃費かつパワフルなエンジンを搭載しており、停車と発進を繰り返してもスムーズな走行ができますよ。

タウンエースバンを選ぶ時の注意点

  • アクセル・ブレーキペダルの位置が近い
  • ハンドリングが重い
  • 長時間運転すると疲れやすい

タウンエースバンはアクセルとブレーキのペダルの位置が近いため、慣れていないと乗りにくいと感じることがあります。

またハンドルが重く、カーブや峠道では大きくハンドルを切らないと曲がらないという声も。

商用車仕様でエンジンが運転席の下にあるため、エンジン音や振動が社内に入りやすい点も注意が必要です。
床から発熱を感じることもあり、長時間運転すると疲れやすいこともデメリットとしてあげられます。

5お花の移動販売におすすめの車3選

花屋さんの移動販売で車を使用したいのであれば、カングーなどの外車かカスタマイズしやすい車を選ぶのがおすすめです。

ここでは移動販売に適したおしゃれな車や、カスタムがしやすい車などを3車種と、それぞれの車種の特徴や注意点を紹介します。

ルノー カングー

(出典:ルノー カングー クルール ディーゼル)

2WD 2WD
燃料 ハイオク ディーゼル
燃費 12.2~17.0km/L 12.9~19.9km/L
価格 3,950,000円~ 4,190,000円~
室内空間 荷室長:1,020mm
荷室高:1,111mm
荷室幅:1,190mm
荷室長:1,020mm
荷室高:1,111mm
荷室幅:1,190mm
最大積載量 600~800kg 600~800kg
床面地上高 594mm 594mm

カングーはフランス生まれの商用車です。
丸みを帯びたフォルムと商用車独特の荷室の広さから花屋さんの車としても人気です。

日常使いから業務用まで幅広く活用でき、巷ではあまり走っていないため移動販売に使うと印象に残りやすい車種でもあります。

カングーがおすすめな理由

カングーの特徴としては観音開きができるダブルバックドアです。
背面に十分なスペースが確保できなくてもバックドアをあけて荷物の積み下ろしが行えます。
荷室までの高さが59cmと低いため、国産車よりも積み込みはしやすい傾向があります。

また、カングーはファミリーカーとしても人気があり、荷物を積んでいなくても乗りやすい点が日本の商用車との大きな違いです。
カングーはハイオク、ディーゼル車の両方にターボ機能を搭載しているため荷物を積んでも馬力不足を感じにくくなっています。

カングーを選ぶ時の注意点

  • 燃料の入れ間違いに注意
  • 車両の本体価格が高い
  • メンテナンスや修理費が高い

カングーを購入する際は、新車・中古に問わず燃料をしっかりと確認して入れ間違いに注意しましょう。
販売されているカングーの多くはハイオク、新型ルノーはディーゼルとなっており、一般的なガソリンには対応していません

またカングーは輸入車ですので車両の本体価格が高額になりがちです。
修理やメンテナンスできる工場が限られており、場合によっては部品を取り寄せる必要があるため国産車に比べると維持費用が高くなる傾向があります。

スズキ エブリイ

(出典:エブリイ|スズキ)

2WD 4WD
燃料 ガソリン ガソリン
燃費 12.8~22.1km/L 12.8~21.1km/L
価格 1,206,700円~ 1,338,700円~
室内空間 荷室長:930~1,910mm
荷室高:1,240mm
荷室幅:1,280~1,385mm
荷室長:930~1,910mm
荷室高:1,240mm
荷室幅:1,280~1,385mm
最大積載量 250~350kg 250~350kg
床面地上高 650mm 650mm

エブリイはスズキが提供している軽商用車で、グレードや駆動方式、トランスミッションの種類が豊富な人気車種です。

用途に合わせて車種を選べることに加えて車両価格も比較的安価なため購入しやすい車両です。
多く流通している車種のためカスタマイズがしやすく、花屋さんらしいおしゃれな車のベース車としても選ばれています。

エブリイがおすすめな理由

エブリイは軽自動車の中でも荷室が広く、床面地上高が低く設計されているため背が高い花でも積み下ろしが楽に行えます。
特に新型エブリイは全車種がハイルーフ仕様となっており、荷室高が高めに設計されています。

またエブリイは安全装置に対しても力を入れており、ブレーキサポートがついていて運転しやすい点もメリットです。
荷物を積み込むとバックウィンドウが見にくくなることがあるため、不慣れな場所でのバック駐車、切り返しが必要なシーンでは心強いですよ。

エブリイを選ぶ時の注意点

  • グレードによって標準機能が異なる
  • 重心が高いためふらつきやすい

エブリイは1982年から販売されているロングセラー車のため、販売された年代や購入するグレードによって標準機能が異なります
車高が高いハイルーフやターボの有無は販売された年代やモデルの仕様によって差異があります。
オプションで追加できない機能もあるため、グレードや装備はしっかりと確認しておきましょう。

またエブリイは車高が高いため、カーブを曲がる際や強風に煽られるとふらつきやすいという特徴があります。
山道や高速道路を走行する場合は注意が必要です。

トヨタ ピクシストラック

(出典:トヨタ ピクシス トラック公式サイト)

2WD 4WD
燃料 ガソリン ガソリン
燃費 16.5~21.0km/L 15.8~20.9km/L
価格 1,083,500円~ 1,237,500円~
室内空間 荷台長:1,940mm

荷台幅:1,410mm
荷台長:1,940mm

荷台幅:1,410mm
最大積載量 250~350kg 250~350kg
床面地上高 660mm 650mm

花屋さんの移動販売車としてはトラック+コンテナという選択肢も。
トラックの荷台部分にコンテナを設置することで移動販売車にカスタマイズすることが可能です。

軽トラタイプの移動販売車であれば、荷台が広いトヨタのピクシストラックがおすすめです。

ピクシストラックがおすすめな理由

ピクシストラックは小回りが利きやすいため、コンテナを積んだ際の車高に気をつければ移動がしやすい車です。
軽トラックのため燃費性能が良く、運転席からの視界が広いため不慣れな場所でも運転しやすい傾向があります。

また農業などで使うことを想定して設計されているため錆に強いなど非常にボディが頑丈です。
予防安全機能を全グレードで標準装備しており、誤発進時の自動ブレーキを搭載しているため安心して走行できます。

ピクシストラックを選ぶ時の注意点

  • 安全装備が作動しないことがある
  • 実用性重視なため外装・内装がシンプル

ピクシストラックは安全装備が豊富に搭載されていますが、悪天候などでカメラやセンサーが作動しない、または誤動作を起こす可能性があります。
安全装備はあくまでサポートとして利用し、基本的には状況に応じた運転を心がけるようにしましょう。

また花屋さんの移動販売の車として使うならおしゃれな車に乗りたい方も多いですよね。
ピクシストラックは実用性重視なため、外装や内装などの見た目や作りがシンプルで乗り心地が固めです。

軽トラの中では比較的乗りやすくなっていますが、試乗してご自分に合うか確かめてみましょう。

6花屋さんの車をおしゃれにしたい時は?

花屋さんで車を使うなら店舗のイメージアップやSNS映えを考えておしゃれな車にしたいと考える方は少なくありません。

しかし、どうやったら印象的でおしゃれな車になるのか分からない方もいらっしゃいますよね。
ここでは、花屋さんの車をおしゃれにしたい時の方法を3つご紹介します。

おしゃれな外車を買う

花屋さんの車をおしゃれにしたい時に一番簡単な方法は、フランス車や欧州車などの花屋業界で「おしゃれな車」として人気の高い車種を購入することです。

人気の外車には以下の車種があげられます。

  • ルノー カングー
  • シトロエン ベルランゴ
  • フォルクスワーゲン バス

カラーバリエーションが多く、お店のイメージカラーに合わせやすい点も人気の理由です。
また、荷室が広く、室内高もあるため花の運搬にも適しています。

ただし、車両価格や維持費が高めになる傾向がある点は注意しておきましょう。

バス仕様に外装をカスタムする

予算や維持費を考えて国産車がいいけど花屋さんらしいおしゃれな車にしたい!という方は外装のカスタムを検討してみましょう。

移動販売の花屋さんなどでよく見かけるカスタムは以下のとおりです。

  • シトロエンフレンチバス仕様
  • ワーゲンバス仕様

車の形をヴィンテージバン仕様に変更できるほか、外装・内装のカラーリングをカスタマイズすることも可能です。

また、カスタマイズをお願いする業者によっては、作業台等の設置を頼めることも。
花の移動販売を考えている方は内装も含めて相談してみるのがおすすめです。

カーラッピングを施す

車の形は既存のままでいいけど宣伝効果を高めたい、という場合はカーラッピングで施すという手があります。

車のボディにデザインフィルムを貼る方法で手軽に見た目をカスタマイズできます。
フィルムの自由度が高く、店舗のロゴイメージ写真を入れることも可能です。

車の表面にフィルムを貼っているだけなので不要になったら元の外観に戻せる貼り直しができる点もカーラッピングのメリットです。
部分的なラッピングはもちろん、フルラッピングでオーダーすると車全体の外観を変えることができますよ。

7花屋さんの車を中古車で選ぶ時の確認ポイント

車は非常に高価ですし、カスタマイズなどを検討しているため車体は中古で購入したいという方もいらっしゃるでしょう。

花屋さんの車は中古で購入しても構いませんが、中古車は故障リスクが高くなる、維持費がかかる恐れがあるため選ぶ際にしっかりと精査する必要があります。

初年度登録年や年式を確認する

花屋さんの車を中古車で選ぶ際は、なるべく古い車を避けましょう

年式が古いと燃費性能や安全性能が改善されていない可能性があります。
また、初年度登録から13年が経つと、減税対象車でない限りは自動車税が増額します。

7年落ち以上になると故障のリスクも高くなっていくため、注意が必要です。

走行距離数がなるべく少ない車を選ぶ

走行距離が伸びている車は、部品の消耗が進んでいて故障しやすい、メンテナンス費用がかかる可能性があります。
花屋さんで使うならなるべく走行距離が少ない車を選びましょう。

目安としては、理想の走行距離は3万km以下最大でも6万km程度までの車を探しましょう。

年式が古く走行距離が少ないは要注意

ただし、年式が古い割に走行距離が少ない車には注意が必要です。

車は走らせないと劣化が早くなります。
もしも5年落ちで1万kmしか走っていないのであれば、長期間放置されていた、短距離走を繰り返していたなどの理由で車がすでに劣化しやすくなっている可能性があります。

購入してもすぐに故障してしまう恐れがあるため、避けた方が無難です。

修復歴や車検履歴を確認する

花屋さん用の中古車を購入する場合は、車の修復歴や車検の履歴を細かく確認しておくと安心です。

修復箇所が車のフレームなどの骨格部分であれば、耐久性が落ちている可能性があります。
また、修復した業者によってはグレードの低いパーツを使っていて安全性が落ちている場合も。

加えて、車検切れの期間が長い車や自己整備ばかりの車も不安が残ります。
修復歴はなし、または軽微な修復で定期的にメンテナンスが行われている車を選びましょう。

8まとめ

花屋さんでは仕入れ配達移動販売など様々な場面で車が必要になります。
車を選ぶ際は、使用目的お店の規模予算に合わせて車種を探すようにしましょう。

おすすめの車としては、仕入れや大量の花材を運ぶ場合は、トヨタのハイエースバンや日産のキャラバンなど広い荷室と大きな積載量がある車がおすすめです。

一方、お花の配達には小回りが利きやすい軽バンや軽ワゴンが向いています。
ダイハツのハイゼットカーゴや日産のミニキャブEVなどは軽自動車で燃費も良いため、停車と走り出しを繰り返してもランニングコストが低い傾向があります。

移動販売であれば印象的かつお洒落な車が好まれるため、ルノーのカングーを購入する、スズキのエブリイやトヨタのピクシストラックをカスタマイズするとSNS映えするお洒落な車にできますよ。

予算の関係で中古車を購入するのであれば、年式や走行距離、修復歴などをしっかりと確認してから購入しましょう。