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花屋の仕事内容と1日の流れを解説!きついと言われるのはなぜ?

この記事はこんな人におすすめ
  • 花屋で働いてみたいので仕事内容を詳しく知りたい
  • 花屋の仕事がきついと言われる理由を知りたい
  • 花屋で働くのに必要な資格やどんな人が向いているかを知りたい

花屋の仕事について「華やか」「かわいらしい」「おしゃれ」というイメージがありがちですが、実際の仕事内容はかなり幅広く、力仕事も多くあります。

この記事では、花屋の仕事内容や1日の仕事の流れ、花屋の仕事に向いている人について詳しく解説していきます。

目次
  1. 花屋のおもな仕事内容
  2. 花屋の仕事の1日の流れ
  3. 花屋の仕事がきついと言われるのはなぜ?
  4. 花屋の仕事のやりがい
  5. 花屋の給料は平均でいくら?
  6. 花屋になるのに必要な学歴・資格
  7. 花屋の仕事に向いているのはこんな人
  8. まとめ

1花屋のおもな仕事内容

花屋の仕事は大きく分けておもに以下の3つです。

  • 花の仕入れ・手入れ
  • 接客・販売
  • 制作

メインとなる仕事は店頭での販売や接客になりますが、その合間に花の手入れをしたり、オーナーや正社員になると開店前に花の仕入れに行くこともあります。

また、お客さんからの注文に応じてブーケやアレンジメントの制作なども行います。

花の仕入れ・手入れ

花の競りは月・水・金曜に行われるので、週3回市場にて仕入れをします。
最近はインターネットで花を仕入れる方法もありますが、市場や仲卸業者から仕入れる場合は早朝から市場へ向かう必要があります。

小規模の店舗だとメインの仕入れは週2回で残り1回は補充程度というケースもありますが、基本的に仕入れは週3回行うと考えておいて良いでしょう。

仕入れた花は店舗に運び、お客さんに販売する前に検品や水揚げをします。
ほかにもバケツの水換えや花の水切り、鉢物の水やりなどの手入れを開店中は随時行います。

接客・販売

単に花を販売するだけでなく、来店するお客さんの希望を聞いて花の種類や色を提案するのも花屋の大切な仕事です。

開店時間中は電話やメールなどの問い合わせ対応もしますが、インターネット通販も行っている花屋であれば受注の確認なども営業時間中に行います。

また、配達を行っている場合はここに注文先にお花を届ける仕事も加わります。

花束やアレンジメントなどの制作

お客さんの注文に応じて、花束やアレンジメントの制作をします。
注文がない場合でも、店頭での販売用に季節に合わせたブーケなどを営業時間中に作ります。

ブライダルやイベント会場の装花も請け負っている花屋では、打ち合わせやデザインの考案なども制作の仕事に含まれてきます。

2花屋の仕事の1日の流れ

次は花屋の1日の流れを見てみましょう。

開店時間は立地によって変わりますが、基本的にどの店舗も仕入れがある曜日の朝は特に忙しいという点は変わりません。

開店後は接客や制作、花の手入れなど、ほとんどの仕事を同時に進めていきます。

仕入れ

生花の競りは月・水・金曜日の朝7時頃から行われるので、仕入れのために週3回朝から市場に向かいます。
鉢物も扱う花屋では、火・木・土曜にも仕入れをする場合があります。

仕入れはただ欲しい花を選ぶだけでなく、旬の花や人気の花、売りたい花をどのくらいのバランスで仕入れるかを考えて買い付ける必要があるので、経験や知識、判断力などがかなり重要といえるでしょう。

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開店準備

仕入れた花は店舗に持ち帰ったあと、傷や痛みがないかの検品と水揚げをして販売できる状態に整えます。
また、床や什器などの清掃やレジの準備、販売している花の手入れなども一通り開店前に済ませます。

月・水・金曜の朝は通常の開店準備に加え、仕入れた花の水揚げや入荷した花を置くためのディスプレイ変更などもあるのでかなり忙しくなると考えておいて良いでしょう。

接客・販売・制作

商品の包装やお会計だけでなく、何を買うか悩んでいるお客さんへおすすめの花を提案するのも仕事のひとつです。 特に「プレゼント用に花を買いたいけれど、どれを選んだら良いのかわからない」というお客さんは意外に多くいらっしゃるので、花屋の接客にはイメージや予算などをヒアリングして提案できるような知識・スキルが求められます。

また、来店する方への接客・販売だけでなく、電話対応やメールの返信なども行います。

花束やアレンジメント制作なども営業時間中に並行して進めますが、配送を行っている店舗の場合は梱包や出荷などの作業も発生します。

花の手入れ・管理

細菌が繁殖して花が早く痛んでしまうことを防ぐため、接客や制作の合間に花の水切りやバケツの水替え、温度や湿度の調整などをします。

一見単純な作業のように思えますが、水切りの方法や水の量は花の種類によって違います。
さらに元気がない花には切り戻しや深水、湯上げなど適切な手入れが必要になるので、花の知識や経験が生かされる業務といえるでしょう。

花の状態をチェックして病気の傾向が見付かれば、薬剤の散布や虫の駆除なども行います。

【関連記事】切り花のベストな水の量ってどれくらい?花の種類別に解説!

閉店作業

店内の清掃やバケツの水替えのほか、レジ締めや売上管理などの事務作業も閉店後に行います。

3花屋の仕事がきついと言われるのはなぜ?

花屋の仕事は想像より力仕事が多く体力が必要なことから、「きつい」と言われることも多くあります。

また、花の販売以外にも多くの業務がある、繁忙期が多いといった点も「花屋の仕事はきつい」と言われる理由です。

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

力仕事が多く体力が必要

基本的に立ち仕事である以外にも大量の花や水が入ったバケツを運ぶなど、花屋の仕事は力仕事が多くあります
体力的にきついと感じる方のほか、重いものを持つことが多く腰を痛めてしまう方も。

また、花の鮮度を保つために花屋の店内は基本的に温度が低く設定されています。
その中で水を触る作業をするため、寒さや手荒れに悩む方も多くいるようです

仕事量が多い

先ほど紹介したとおり、仕入れた花の手入れと開店準備を同時に行う、営業時間中は接客・制作・花の管理を同時進行するなど、花屋の仕事は多岐にわたります

また、花の手入れ方法も種類や状態ごとで違うので、覚えることがとても多くあります。

実際に働き始めると、その仕事量や学ぶことの多さに「思っていたよりきつい」と感じてしまうかもしれません。

繁忙期が年に数回ある

卒業・入学シーズンの3月~4月、母の日がある5月は花の需要が増えるため、入荷量や注文も増加し繁忙期となります。
ほかにもクリスマスシーズンはアレンジメントやリース・赤い花などが売れやすい点、年始に販売する花の仕入れと水揚げを年内中に行う点などから、12月も繁忙期といえるでしょう。

ブライダルに対応している花屋だと比較的気候が良くて挙式が増える5月~6月や10月~11月、菊など和の花を取り揃えている花屋ならお盆や年末年始も忙しい傾向にあります。

このような時期は長時間勤務や連勤になりやすいことから、「繁忙期がきつい」と思うこともあるでしょう。

4花屋の仕事のやりがい

きついと言われることも多い花屋の仕事ですが、もちろんやりがいも多くあります。

特に「花が好き」「接客が好き」という方にとっては、お客さんの喜ぶ姿を見られたり、常に花と接することができる環境は大きなやりがいとなるでしょう。

お客さんに喜んでもらえる

実際に花屋で働く方々の中では、「花を購入したお客さんが喜んでくれるのが一番のやりがい」と考えている方はとても多くおられます。

中には「提案した花で作った花束やアレンジメントを気に入ってもらえた」「プレゼントとして購入したお客さんから後日、相手に喜んでもらえたという報告を受けた」という方も。

お客さんに喜ばれる、感謝されるといった経験は、仕事のきつさを超えられるほどのやりがいになります。

花に囲まれて仕事ができる

花が好きな方にとっては、色とりどりの花に囲まれて四季の移り変わりなども感じられるため、花に囲まれて働ける環境そのものがやりがいになっているという方もいるようです。

花についての知識が増える

花屋の仕事では常に新たな品種の花を知ることができたり、アレンジメントや花束を制作する際に冠婚葬祭のマナーなども学ぶことができます。

お客さんへの提案の幅も広がり接客スキルも向上させられるため、花が好きな方であれば知識を身に付けることにやりがいを感じられるでしょう。

5花屋の給料は平均でいくら?

花屋の給料はアルバイトやパートの場合は時給1,100~1,700円ほど、正社員の場合は月給20~30万円ほどが平均です。(出典:厚生労働省職業情報提供サイト)

ほかの仕事に比べてとりわけ低いというわけではありませんが、地域や店舗の規模、経験年数によって開きがあるので、花屋への就職を考えている場合は働きたい店舗の給与額や昇給制度などについて確認しておくのが良いでしょう。

6花屋になるのに必要な学歴・資格

基本的には花屋で働くのに学歴を問われることはありませんが、専門学校などでフラワーデザインやブライダル装飾などを学んだ経歴や接客経験などがあれば歓迎されやすい傾向にあります。

資格なども特に必要ありませんが、配達がある花屋の場合は普通自動車免許の所持を必須条件にしている場合があるので、免許を持っていない方は仕事内容に配達が含まれているかどうかを確認しておきましょう。

7花屋の仕事に向いているのはこんな人

花が好きであることは大前提ですが、それ以外では接客が好きで体力がある方が花屋の仕事に向いているといえます。

また、常日頃から花について勉強する意欲がある、いろいろな業務を同時に把握・対応できる方は、より花屋の仕事に適しています。

接客が好き

花屋の仕事の大部分を占めるのはやはり接客なので、「人と話すのが好き」「お客さんに喜んでもらいたい」というタイプの方は花屋に向いているといえます。

体力に自信がある

ここまで解説したとおり、花屋は力仕事がとても多い仕事です。

そのほかにも仕入れ日は朝早くから出勤したり繁忙期の忙しさを乗り越える必要があるので、花屋で働くためには「体力があること」はほぼ必須条件といえるでしょう。

向上心や学習意欲がある

花は新しい品種が出てくるほか、トレンドの移り変わりなどもあるので常に最新の情報を把握しておく必要があります

また、花束やアレンジメント制作ではセンスが求められるので、感性やデザイン力を磨くような勉強も必要になります。

忙しい中でも業界の動向について学んだり、自主的に花を触って制作の練習などをできる方は花屋の仕事が務まりやすいといえます。

タスク管理ができる

花屋の仕事はいろいろなことを同時に進行するマルチタスクなので、今やるべきことを常に把握して限られた時間の中でテキパキと動かなればいけません。

そのため、「1つのことをじっくりやりたい」「自分のペースで仕事をしたい」という方には不向きかもしれません。

8まとめ

花屋のおもな仕事は大きく分けると「花の仕入れ・手入れ」「店頭での接客・販売」「花束やアレンジメントの制作」の3つではありますが、実際は開店準備や閉店作業・事務仕事などもあり、営業時間中は接客・販売・花の手入れ・制作を同時に行います。

店舗によってはブライダルなど会場装飾用の手配や配達業務なども加わるでしょう。

「穏やかに働けそう」というイメージを持つ方にとっては、実際の仕事量や力仕事の多さにギャップを感じてしまうかもしれません。

しかし、手入れをした花をお客さんに喜んでもらえる、知識が増える、さまざまな種類の花に触れられるなど花が好きな方にとってはやりがいも多くあります。

体力に自信があり花も接客も好きという方は、一度働きたいお店に問い合わせてみてはいかがでしょうか。