キンギョソウはスナップと称されることもあり、花の形が金魚に似た可愛らしく人気の花です。
キンギョソウを飾りたいけれど、「どれくらい日持ちするのか?」「長持ちさせるにはどうすればいいのか?」などと考える方も少なくないでしょう。
そこで今回は、キンギョソウの切り花の日持ちや、長持ちさせるための水揚げ・湯揚げ方法、お手入れ方法などについてご紹介します。
キンギョソウはスナップと称されることもあり、花の形が金魚に似た可愛らしく人気の花です。
キンギョソウを飾りたいけれど、「どれくらい日持ちするのか?」「長持ちさせるにはどうすればいいのか?」などと考える方も少なくないでしょう。
そこで今回は、キンギョソウの切り花の日持ちや、長持ちさせるための水揚げ・湯揚げ方法、お手入れ方法などについてご紹介します。
キンギョソウ(スナップ)の切り花は、一般的に1週間程度日持ちすると言われています。
しかし適した方法でお世話することで、10日ほど長持ちさせることもできます。
茎の下の方から順に花が咲くため、咲き終わった花は都度摘み取ることで長くキレイな姿を楽しむことができますよ。
キンギョソウの切り花を長持ちさせるためには、日持ちしやすい新鮮なお花を選ぶことも大切です。
日持ちするキンギョソウの特徴は以下のとおりです。
葉の色が濃緑色で密生しており、茎にしっかりと付いているのが新鮮です。
また、茎が太くて長いキンギョソウの方が丈夫なため、長く飾って楽しめますよ。
キンギョソウの切り花を長く楽しみたいなら、飾る前に水揚げするのがおすすめです。
乾燥した茎を切り落すことで、水の吸い上げが良くなるため、より長持ちさせることができます。
キンギョソウの水揚げは以下の手順で行います。
買ったばかりのキンギョソウに葉が数多くついている場合は、不要な葉を取り除きましょう。
葉は腐りやすいので、茎の半分に葉が残っていると、花瓶の水で腐って水を汚してしまいます。
キンギョソウを水揚げする際は、水分が蒸発しないように、花全体を新聞紙で覆うのがポイントです。
またキンギョソウは草丈が長く茎が細いため、そのままだと曲がってしまうリスクがあります。
新聞紙で固定して水揚げをすることで、曲がりにくくなります。
洗面器やバケツに水を張り、キンギョソウの茎を浸けて水中で根元から1~5cm程度のところを斜めにカットします。
水圧で水を上げやすくするために、なるべく深く浸けてからカットするのがポイントです。
茎の導線を潰さないように茎を切る際は、切り花用のハサミを使うようにしましょう。
キンギョソウの切り花は、時間の経過やお花の特性で茎が曲がってしまうことがあります。
茎をまっすぐ綺麗な状態に戻したい時は、以下の手順で水揚げを行いましょう。
冷水に浸ける際は、新聞紙を巻いたまま置いておくことがポイントです。
水揚げをしてもキンギョソウに元気がない場合は、湯揚げをすることで復活する可能性があります。
湯揚げとは茎の切り口を熱湯に少し浸けて、水揚げを良くする方法です。
キンギョソウの湯揚げは以下の手順で行います。
キンギョソウを湯揚げする際も、水揚げするのと同じように新聞紙で花全体を包みます。
茎の下から1~5cm程度の箇所を斜めに切ります。
切り落とした茎の切り口をお湯(約80℃以上)に浸けて、切り口から空気が出てこなくなるのを待ちます。
時間にするとおおよそ30~40秒程度です。
茎が傷む可能性があるので、長くお湯につけすぎないように注意しましょう。
お湯から取り出したら、新聞紙を巻いたまま冷水に2時間程度つけておきます。
茎や花がシャキッとしたら水揚げ完了です。
お湯につけた部分は変色するので、必要に応じて茎の切り口をカットしましょう。
キンギョソウを長持ちさせるためには、日々のお手入れも欠かせません。
キンギョソウの管理・お手入れのコツは以下のとおりです。
キンギョソウは、下についている花から順に咲いていくため、咲き終わったものはこまめに取るようにしましょう。
傷んだ花や枯れた花を取り除くことで、残っている花に栄養が行き届きやすくなり、長く楽しむことができますよ。
キンギョソウを生ける際は、できるだけ毎日水を交換するのが理想です。
花瓶に水をたっぷり入れて飾ってしまうと茎が痛む原因になるため、お水の量は花瓶の3割程度にしておきましょう。
また水を替える際は、食器用洗剤などで洗って花瓶をきれいな状態を保ちましょう。
花瓶の内側にぬめりや汚れがついていると、花が枯れる原因になるバクテリアが発生しやすくなります。
花瓶の水を替える際に、茎の切り口を確認して、ぬめりや痛みがあるようなら茎を斜めにカットして切り戻しをしましょう。
花瓶に生けていると茎がずっと水につかったままになり、傷みやすくなります。
腐った茎のままだと水を吸い上げる力が弱まるため、傷んだ部分を切り取ることで水を吸い上げる力が復活します。
キンギョソウを長く楽しみたいなら、切り花延命剤を使うのが有効です。
切り花延命剤には、バクテリアの繁殖を抑えたり、栄養を与える効果があります。
切り花延命剤を使う際は、パッケージに使い方が記載されているので、初めてでも安心して使えますよ。
キンギョソウを飾る際は、直射日光や温度、湿気が高い場所を避けて涼しい場所に置くようにしましょう。
日光が直接当たったり温度が高すぎる場所に置くと、花や茎が傷みやすく、花が色あせたり、カビが発生する恐れがあります。
また、キンギョソウの花は湿度に弱く蒸れやすいため、風通しが良い場所に飾れるのが理想です。
花が乾燥しすぎないよう、エアコンなどの風が直接当たらないように注意してくださいね。
キンギョソウの日持ちは、1週間~10日程度です。
より長く楽しみたいなら、水揚げや適切なお手入れをすることが大切です。
キンギョソウの切り花を長持ちさせるための水揚げ方法や日々のお手入れは以下のとおりです。
水揚げ手順 |
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湯揚げ手順 ※元気がない場合に効果的 |
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お手入れの ポイント |
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上記以外にも、直射日光や湿気を避けて涼しい場所に置き、切り花延命剤を使用することで寿命を延ばすことができます。
切り花の卸売り通販サイト「フラワースミスマーケット」では、10月~4月頃にかけてキンギョソウを販売しています。
ピンクやオレンジ、イエロー、ホワイトなど、さまざまなカラー品種のキンギョソウを揃えています。
今回ご紹介した水揚げ方法や適したお手入れ方法を参考に、ぜひキンギョソウを長く楽しんでくださいね。