5~6月の時期、花屋さんでよく見かけるようになる紫陽花の切り花。
初夏の定番ともいえる人気のお花ですが、「すぐにしおれてしまって、長持ちしない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし購入後の水揚げやお手入れをしっかり行えば、切り花の紫陽花でも長持ちさせることは可能です。
今回は紫陽花の切り花の日持ちや水揚げ・お手入れのポイント、しおれた場合の復活方法をくわしく解説します。
紫陽花の切り花をできるだけ長持ちさせたい方は、ぜひ参考にしてください。
5~6月の時期、花屋さんでよく見かけるようになる紫陽花の切り花。
初夏の定番ともいえる人気のお花ですが、「すぐにしおれてしまって、長持ちしない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし購入後の水揚げやお手入れをしっかり行えば、切り花の紫陽花でも長持ちさせることは可能です。
今回は紫陽花の切り花の日持ちや水揚げ・お手入れのポイント、しおれた場合の復活方法をくわしく解説します。
紫陽花の切り花をできるだけ長持ちさせたい方は、ぜひ参考にしてください。
紫陽花の切り花を購入してからの日持ちは、1~10日程度。
あまりお手入れをせず花瓶に生けているだけだと、1日でぐったりと元気をなくしてしまうこともあります。
切り花にした紫陽花は水が下がりやすいため、長持ちさせるためには購入後の水揚げと、日々のお手入れが欠かせません。
カーネーションなど元々日持ちしやすいお花と比べると手間がかかるかもしれませんが、きちんとお世話すれば1週間以上もってくれますので、ポイントを押さえておきましょう。
紫陽花の購入後は、以下の手順で素早く水揚げを行いましょう。
紫陽花にはみずみずしい大きな葉がついていますが、水揚げの前にできるだけ取り除いておきましょう。
葉を残しておくと、水分が葉から蒸散してしまうため、水揚げを阻害する原因となります。
特に水につかる下の方の葉はすべて取り除き、上の2~3枚を残しておく程度がおすすめです。
茎の先端をナイフで削ぐか、ハサミで縦に割ります。
単に斜めにカットするのではなく、断面ができるだけ広くなるように削ぐのがポイントです。
茎の中に白いワタが詰まっていますので、ハサミの先端などを使って掻き出すように取り除きましょう。
ワタをしっかりと取り除くことで、紫陽花が水を吸収しやすくなります。
水分の蒸散を防ぐため、紫陽花の茎と花全体を新聞紙で巻きます。
花の部分は潰れないように優しく巻くようにしてください。
全体を新聞紙で巻いたら、たっぷりの水に2~3時間程度つけておきましょう。
ご家庭にある花瓶であれば、花瓶の4分の3程度が水量の目安です。
購入後の紫陽花にあまり元気がなく、ぐったりしている場合は、お湯を使った「湯揚げ」を行うのもおすすめ。 白いワタを取り除いた後、茎の先端20cmほどを残して新聞紙で巻き、切り口を80℃以上のお湯につけます。
お湯につけることで茎の中の空気が押し出され、より水上がりが良くなります。
茎の中からぶくぶくと泡が出てくるまで、10~30秒程度お湯につけたら、冷水に移して2~3時間程度置いておきましょう。
紫陽花の切り花を長持ちさせるためには、購入後の水揚げだけではなく、毎日のお手入れも重要です。
紫陽花に合ったお手入れのポイントは、以下の3点です。
どの切り花でも共通することですが、花瓶の水は毎日換えた方が花が長持ちしやすくなります。
水換えの際、一緒に茎の切り戻しも行っておきましょう。
茎をカットした際に白いワタが見えたら、再び取り除いてください。
紫陽花は水分不足になりやすいため、花全体にしっかりと水を行き渡らせることが大切です。
たっぷりの水に生けると同時に、霧吹きを使って花の部分も保湿してあげましょう。
紫陽花の旬の時期にあたる5~6月は、気温と湿度がどんどん上がっていくため、一般的にどの切り花も長持ちしづらくなる季節です。
気温・湿度が高くなると花瓶内で菌が繁殖してしまうため、冷房を活用しつつできるだけ涼しい場所に紫陽花を飾ってあげましょう。
ただし風に当たると花が乾燥しやすくなりますので、冷房の直風が当たらないよう注意が必要です。
しっかりお手入れをしていても、紫陽花の頭がぐったりと垂れたり、しおれたような状態になってしまうことがあります。
紫陽花に元気がなくなってしまった場合は、以下の方法を試してみてください。
たっぷりの水に生けていても紫陽花に元気がなくなってしまう場合は、花全体を丸ごと水につけるのがおすすめ。
大きめのバケツや洗面器に水を張り、花の頭全部を水に沈めてみてください。
花全部を水につけると、花がダメになってしまうのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし紫陽花の花びらに見える部分は、実は花全体を支える「ガク」と呼ばれる部分です。ガクは花びらよりも丈夫なため、丸ごと水につけても問題ありません。
全体を水につけることで、花がシャキッと元気になりますので、ぜひ試してみてください。
茎が長いままの紫陽花はどうしても水下がりしやすくなるため、思い切って茎を短くして飾ってみましょう。
どうしても頭がぐったりとしてしまう場合は、花の頭部分だけを残して茎をカットし、深めのお皿などに浮かべるのも可愛いですよ。
茎を短くすることで水の吸収が良くなるため、紫陽花を長く楽しめます。
紫陽花の切り花の日持ちは、1日~10日程度といわれています。
できるだけ長持ちさせるためには、以下のポイントを意識してみましょう。
紫陽花はカーネーションなど元々日持ちしやすいお花に比べると、水が下がりやすいため、普通に飾っているだけだと日持ちしづらくなります。
ただししっかり水揚げやお手入れをしてあげれば、1週間以上日持ちさせることも可能ですよ。
花の卸売りサイト「フラワースミスマーケット」では、人気の青やピンク、白の紫陽花を5~6月頃にかけて販売しています。
品質トップクラスの産地から仕入れた紫陽花をお届けしますので、日持ちしやすい紫陽花の切り花をお求めの方はぜひチェックしてください。