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仏花と墓花に違いはある?お供え時のマナーも紹介

この記事はこんな人におすすめ
  • 仏花と墓花でお花の選び方が異なるのか知りたい
  • 仏花や墓花をお供えする際のマナーを確認したい

仏花(ぶっか)と墓花(はかばな)の違いは、花を供える場所にあります。
一般的に、仏壇に供える花は「仏花」お墓に供える花は「墓花」と区別しています。

どちらも仏様や故人の方へお供えする花を意味するので、基本的なルールに大きな違いはありません。
ただし、使用する仏具やお供えをする環境が異なるので、違いを知っていると花屋さんなどで花を選びやすくなりますよ。

今回は、仏花および墓花に合った花の選び方、知っておきたいマナーなどについて紹介します。

目次
  1. 仏花と墓花の違いとは?
  2. 仏花や墓花として人気がある花の種類
  3. 仏花や墓花をお供えするときのマナー
  4. まとめ

1仏花と墓花の違いとは?

基本的に仏花は「仏壇」、墓花は「お墓」に供える花を指します。ただし仏花は仏様にお供えする花の総称でもあるため、墓花は「仏花」の1つとも捉えられます。
そのため選び方に大きな違いはないものの、それぞれの仏具や環境に合わせた花を用意する必要があります。

花屋さんの仕立て方の違い

仏壇とお墓では花立ての長さが違うため、多くの花屋さんは仏花と墓花を以下のように区別しています。

  • 仏花:仏壇の花立ては浅いものが多いので、花の茎をやや短めに切る
  • 墓花:お墓の花立ては深さがあるものが多いので、花の茎の長さを残す

仏花や墓花の仕立て方に厳密なルールがあるわけではありませんが、仏壇に供えるのか、お墓参りで使いたいのかを花屋さんに伝えておくと、花を買う際に失敗しづらいですよ。

お供えする花の違い

仏花および墓花に使用される花の種類に違いはありません
また、昔と比べると考え方が柔軟になってきており、花の種類にこだわる必要もなくなってきています。

ただし、仏花と墓花では花をお供えする場所が違っており、人目に配慮する必要性の度合いが異なります。

  • 仏花:家の中にある仏壇に供えるので、あまり人目を気にせず好みの花を選びやすい
  • 墓花:お墓では参拝者など多くの方の目に触れやすいため、周囲に配慮して花を選ぶのが望ましい

また、地域の風習や宗教的な理由もあり、墓花のほうが花を選ぶ際の自由度が低いケースがあるでしょう。

2仏花や墓花として人気がある花の種類

お供えには枯れた際に花びらが散らかりにくく、長持ちする花を選ぶのが望ましいとされています。

具体的に仏花や墓花として多く用いられる花には以下のような種類があります。

  • スターチス
  • カーネーション

花の種類に厳格な決まりはないものの、上記の花は昔からお供え花のベースとして好まれています。

ほかにもトルコキキョウや、香りの少ないLAユリ、カスミソウなどを入れるとよりボリューム感がアップしますよ。

仏花や墓花におすすめの花に関するより詳しい情報は、以下のページも参考にしてみてください。

仏花に適した花の種類とは?選び方や色も紹介

お墓参りの花選びのポイント

墓花はお手入れの頻度が少なくなりやすいこともあり、より日持ちの良い花選びが重要なポイントになります。
お墓参りでは特に、菊やスターチスといった長持ちする花が活躍してくれますよ。

定番の花に加えて、以下のようなお墓参りの時期に合った花を選ぶのもおすすめです。

  • 春のお彼岸:キンセンカ、マーガレットなど
  • お盆:トルコキキョウ、ラン類など
  • 秋のお彼岸:リンドウ、ケイトウなど
  • 年末年始:ストック、松など

故人の命日には、旬を迎える花に加えて故人が好きだった花をお供えしてみてはいかがでしょうか。

仏花・墓花に合った花の一例

仏花や墓花にタブーはある?

昔からお供えには避けたほうが良いとされるタブーの花がいくつかあります。
椿やクロユリなど縁起が悪いとされる花や、バラのようにトゲがある花などは控えた方が良いという考えが一般的です。

お供えする花のタブーについてより詳しい情報は、「仏壇にお供えする花のタブーを紹介!ふさわしくない花の具体例」の記事も参考にしてみてください。

3仏花や墓花をお供えするときのマナー

仏花や墓花のお供えに関するマナーは昔と比べると自由になってはいるものの、中には古くからの慣習や地域のルールを大切にしている方もいます。

そこで、基本的なマナーを知っておくと、安心してお参りすることができるのではないでしょうか。

仏花と墓花で共通している主なお供えのマナーは以下の3つです。

  • 花束を左右対称に飾る
  • 四十九日までは花の色を抑える
  • 花の数は奇数が望ましい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

花束を左右対称に飾る

仏壇やお墓には左右で一対の花立てがあるため、同じ花束を2つ用意して左右対称になるように飾るのがマナーです。

また、花瓶が1つのみの三具足(みつぐそく)の仏壇もあります。
三具足であれば、向かって左側に花を飾り、真ん中にお香、右側にろうそくを立てましょう。

お墓では先にお墓のまわりを掃除し、花立ての水を入れ替えてから花を供えるのが通例です。

四十九日までは花の色を抑える

四十九日を迎えるまでは、お供えする花の色を抑えましょう。
白色の花にグリーンの葉ものを差し色として入れるのが一般的です。

白色の菊やカーネーション、ユリなどが日持ちが良く、四十九日までのお供え用に好まれています。

四十九日を過ぎた後は、故人の好みに合った色を入れても問題ありません。
基本的には、「白・黄・紫・赤」色のお花が仏花に向いていると考えられています。

花の数は奇数が望ましい

仏花や墓花に使用する花の数は3本や5本、7本といった奇数にするという慣習があります。
割り切ることができない数は、縁起が良いとされるためです。

実際は、時代の変化とともに花の本数を気にする必要はなくなってきています。
ただし、「4本」になるのは避けたほうが無難なので気にとめておきましょう。

4まとめ

仏花と墓花は仏様や亡くなった方にお供えする花のことであり、基本的な決まりごとは同じです。
ただしお花屋さんで花を買う際は、仏壇にお供えするのかお墓にお供えするのか伝えておくと、花の選び方や長さなどのアドバイスをもらえるでしょう。

また、お供えに使用する花の種類やマナーに関する考え方は、昔と比べると柔軟になってきています。
お供えする場所や周囲の環境に配慮しつつ、故人の趣味や季節に合った花など、好みの花を飾ってみてはいかがでしょうか。

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