仏壇にお花をお供えする際は、花束を2つ用意して対になるように飾るのが基本です。
ただし、花立てが1つしかない場合もあるため、仏具に合った数の花束を用意しましょう。
また、仏教の宗派による飾り方の違いや、美しく仏壇に花を活ける方法が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は仏壇に花を飾る際のマナーのほか、宗派によって仏壇への花の飾り方が違うのかどうか、美しく仏壇に花を飾る方法について紹介します。
仏壇にお花をお供えする際は、花束を2つ用意して対になるように飾るのが基本です。
ただし、花立てが1つしかない場合もあるため、仏具に合った数の花束を用意しましょう。
また、仏教の宗派による飾り方の違いや、美しく仏壇に花を活ける方法が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は仏壇に花を飾る際のマナーのほか、宗派によって仏壇への花の飾り方が違うのかどうか、美しく仏壇に花を飾る方法について紹介します。
仏壇に花を飾る際の一般的なマナーは以下のとおりです。
中には時代の変化とともに、あまり重要視されなくなってきているものもあります。
それぞれ詳しく見てみましょう。
3本、5本、7本といった奇数になる本数のお花を用意するのが、仏壇に飾る花のマナーの1つ。
割り切れない数字が縁起が良いと考えられているためです。
奇数の花を用意する際、2束で一対になる花の合計が偶数になるのは問題ありません。
ただし、最近はあまり花の本数を気にしなくても良くなってきています。
細かく気にする必要はありませんが、「4本」になるのは避けたほうが無難といえるでしょう。
仏壇の左右に花立てがあるため、左右対称になるようにお花を活けます。
また、仏壇に花立てが1つしかない三具足(みつぐそく)の場合は、花束が1つだけになるので左右対称にならなくても問題ありません。
三具足であれば左側に花を飾り、真ん中にお香、右側にろうそくを立てましょう。
最近では伝統的なデザインにとらわれすぎず、インテリアになじみやすいおしゃれでモダンな仏壇の人気も高まっています。
シンプルな仏壇は花立てが1つのことが多く、1つの場合は三具足と同様に向かって左側に花を飾ると良いでしょう。
花の正面をお参りする人のほうに向けて飾るのもマナーの1つです。
花をお参りする人に向けることで、「仏様の慈悲」を得られると考えられているためです。
また仏壇に飾るお花は仏様にお供えするとともに、仏壇を立派に装飾する役割もあります。
仏壇を正面から見たときに、より自然で美しく見えるようにお花を飾りましょう。
日本の仏教には浄土真宗をはじめ、浄土宗、曹洞宗、日蓮宗などいくつかの宗派があります。
宗派によって仏具が異なることはありますが、基本的に花の飾り方や使用する花に違いはありません。
ただし、日蓮宗に含まれる一部の宗派で使用する仏花は樒(しきみ)のみなど、各宗派固有のルールがあることもあるので事前に家族やお寺に確認しておくと安心ですよ。
いくつかのポイントを押さえておくと、より見栄えが良く仏壇にお花を飾ることができますよ。
美しく仏壇に花を飾るコツは以下のとおりです。
それぞれの詳細について解説します。
仏花を購入した後そのまま飾っても問題ありませんが、事前にお手入れをすることでより花が元気に長持ちしやすくなります。
まずは、バケツなどにためた水に茎の先を浸けてカットする水切りを行いましょう。
不要であれば花束をまとめているゴムや紐を取り除きます。
また、花立てに活けた際に水に浸かる部分の葉を落としておくことも大切なポイント。
余分な葉を取っておくことで花の日持ちが良くなりやすく、見た目もスッキリしますよ。
花束の中心を高くして、全体がひし形になるように整えましょう。
最初に直線的な形をしている背の高いお花や葉ものを真ん中に配置して、徐々に高さが低い花材を両側に束ねていくと作りやすいですよ。
ひし形に整えた花束を仏壇に飾ると、バランスが良く美しい見た目に仕上がります。
花の色の濃淡を意識することも綺麗に花を飾るコツの1つです。
上のほうに薄い色の花、下になるにつれ濃い色の花を飾るとまとまりが良くなります。
配置は花の長さや見た目にもよりますので、完璧なグラデーションにする必要はありません。
アレンジに悩んだ際などに、濃淡のバランスも意識してみてくださいね。
仏壇に花を活ける際は2つの花束が一対になるように飾ります。
仏具によっては花立てが1つだけの場合もあるので、その際は仏壇の左側にお花を飾りましょう。
花を飾る際に気を付けたいマナーは以下の3つ。
ただし、昔と比べると一部の慣習はなくなりつつあり、最近は仏花のデザインのバリエーションも増えています。
仏壇に花をお供えする際のマナーを知った上で、お好みのアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
花の卸売りサイト「フラワースミスマーケット」では季節の花をはじめ、仏花におすすめのお花も通年販売しています。仏壇に飾る花をお探しの際にもぜひご活用ください。
花立てが1つだけの仏具は「三具足(みつぐそく)」と呼ばれるタイプです。
この場合、向かって左側にお花、中央にお香(香炉)、右側にろうそく(火立て)を配置するのが基本の並べ方です。
花束は1つだけになるため、左右対称にする必要はありません。
1束の中で背の高い花を中心に置き、全体がひし形のシルエットになるように整えると、バランスよく仕上がりますよ。
まず、直線的で背の高い花材(菊の輪菊やリンドウなど)を1本、中心に配置してみましょう。これが全体の高さの基準になります。
次に、やや背の低い花材を左右に1~2本ずつ加え、さらに外側に低い花やグリーンを配置していきます。
最初から完成形を目指すのではなく、中心→左右→外側の順に1本ずつ挿していくと、自然とひし形のシルエットにまとまりやすくなります。
花立てに輪ゴムで束ねた状態のまま挿しても問題ありませんが、輪ゴムを外して1本ずつ挿した方が微調整がしやすく、綺麗に仕上がりますよ。
実は逆で、花の正面をお参りする人の方に向けて飾るのが正しいマナーです。
花をお参りする人の方に向けることで、「仏様の慈悲」を得られると考えられているためです。
また、仏壇に飾るお花には仏壇を美しく装飾する役割もありますので、仏壇を正面から見たときに花の顔が綺麗に見えるように飾りましょう。
基本的な飾り方のマナー(奇数の本数、左右対称、花の向きなど)は、宗派を問わず共通です。
そのため、宗派の違いを過度に気にする必要はありません。
ただし、浄土真宗では花立て(花瓶)の色や形に宗派特有の仏具を使うことがあるなど、仏具面で細かな違いが見られる場合も。
花の種類や飾り方自体に大きな差はありませんので、菊やカーネーションなど定番の仏花を持参すれば問題ないでしょう。
心配な場合は、事前にご家族に「お花を持っていきたいのですが、何か決まりはありますか?」と一言確認しておくと安心です。
まず、花立ての水に浸かる部分の葉をすべて取り除きましょう。
葉が水に浸かると雑菌が繁殖しやすくなり、水が濁って日持ちが悪くなる原因になります。
次に、バケツなどにためた水の中で茎の先を斜めに1~2cmカットする「水切り」を行います。
水中でカットすることで茎に空気が入るのを防ぎ、花がしっかりと水を吸い上げてくれます。
花がしおれたり花びらが落ち始めたら、新しい花に替えるのが望ましいでしょう。
菊やスターチスなど日持ちの良い花を選べば、涼しい時期なら2週間ほど持つこともあります。
水替えは、できれば毎日行うのが理想です。毎日が難しい場合でも、2~3日に1度は花立ての水を全量入れ替え、花立ての内側もスポンジなどで洗いましょう。
水替えの際に茎の先端を少しカットする「切り戻し」をすると、水の吸い上げが良くなり、さらに長持ちします。
夏場は水が傷みやすいため、花立ての水の量を少なめにして、こまめに替えるようにしてください。