ナチュラルな枝ぶりと繊細な葉で清涼感を与えてくれるドウダンツツジ。
春夏の新緑はもちろん、秋の紅葉まで幅広い期間楽しめ、生け花やフラワーアレンジメントに重宝されています。
この記事では、ドウダンツツジの切り枝の日持ちや、長持ちさせる水揚げ・お手入れ方法を解説します。
おしゃれに飾るコツもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
ナチュラルな枝ぶりと繊細な葉で清涼感を与えてくれるドウダンツツジ。
春夏の新緑はもちろん、秋の紅葉まで幅広い期間楽しめ、生け花やフラワーアレンジメントに重宝されています。
この記事では、ドウダンツツジの切り枝の日持ちや、長持ちさせる水揚げ・お手入れ方法を解説します。
おしゃれに飾るコツもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
ドウダンツツジの切り枝の日持ちは、2週間~3週間ほどです。
適切にお手入れをすると、1ヶ月以上きれいな状態を保つこともできます。夏の暑い時期でも比較的日持ちしやすいのが特徴です。
ただし、9月下旬以降に出回るドウダンツツジの日持ちには要注意です。出荷産地によっては紅葉していて、日持ちが3日~1週間ほどになる場合があります。紅葉しているドウダンツツジは、葉が散りやすいので気をつけて購入しましょう。
ドウダンツツジを長持ちさせるには、以下の手順で水揚げを行いましょう。
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ドウダンツツジは葉が乾燥しやすく、購入した枝にチリチリになった葉がついていることもあります。
元気な葉に栄養を届けるためにも、傷みや乾燥が気になる葉はカットしましょう。花瓶に飾る際、下の方から生えた脇枝が邪魔になる場合や折れている枝がある場合も、きれいにカットすると見栄えが良くなります。
水揚げを良くするには、枝先を斜めにカットした後、十字に切り込みを入れます。
さらに、表面を削って繊維を露出させると、水の吸い上げが良くなります。特に硬い枝の場合は、ハンマーで枝の根本をたたいて繊維をほぐしたり、深めに割ったりしてから表面を削ぐのがおすすめです。
しっかりと水揚げするために、花瓶の7~8割ほどの水を入れ、4時間ほどつけておきます。
水下がりや乾燥が気になる場合は、新聞紙に巻いた状態で水につけておくと効果的です。しっかりと水分を吸わせることで、日持ちが大きくアップしますよ。
ここからは、ドウダンツツジの日持ちを伸ばし、葉のチリチリを防ぐ3つのコツをご紹介します。
ドウダンツツジは水を汚しにくい枝ものですが、夏場など水温があがると雑菌が繁殖しやすくなります。
2~3日に一度、できれば毎日水替えを行いましょう。
水替えの際は、水に浸っていた部分の枝の先端をカットすると切り口が新鮮になります。水を吸い上げる力が回復して、枝や葉にも元気が戻りますよ。
ドウダンツツジの切り枝を飾る際は、直射日光や直風をさけることが大切です。
風や日光が直接当たると、葉が乾燥しやすくなるためです。できるだけ涼しく風通しの良い場所に飾ると、葉の鮮度を保てます。
ドウダンツツジは長持ちする枝ものですが、時間が経つと葉が少しずつ乾燥が進みチリチリになってきます。傷んだ葉はこまめにカットして、きれいな状態を保ちましょう。
ここからは、プロが実施する、ドウダンツツジをおしゃれに飾る4つのコツをご紹介します。
ドウダンツツジの葉には、実は表と裏があります。色鮮やかで緑色がきれいに見える表側を正面にして飾りましょう。
葉の表を揃えて飾ることで全体がより美しく、見栄えが良くなりますよ。
ドウダンツツジをはじめとする枝ものは、そのままの状態で花瓶にさすとグラついてしまうため、飾るのが難しいですよね。
安定して飾れない場合は、花瓶の口にマスキングテープや透明テープを十字に貼り、枝をひっかけて固定させましょう。見た目もすっきりして、倒れる心配もなくなります。
切り枝をそのまま飾ると単調に見える場合は、枝を軽く曲げて動きを出すのがおすすめです。
枝をためることで一気に洗練され、自然な仕上がりを楽しめます。折れない程度の強さで力を入れて曲げましょう。
枝が太かったり硬かったりしてためるのが難しい場合は、曲げたい部分に斜めに切り込みを入れると曲げやすくなります。
おしゃれに飾るには、正面から見た際に、横のボリュームだけでなく縦にも動きを出すのがポイントです。
縦に長く伸びたドウダンツツジの枝を足してあげると、ボリュームもアップしておしゃれになりますよ。
なお、飾る際の花瓶は、枝全体の3分の1程度の高さで、下に重心があるものを選ぶとバランスが良くなります。
ドウダンツツジの日持ちは2週間~3週間ほどで、適切なお手入れを続けることで1ヶ月ほど長持ちさせることも可能です。
ドウダンツツジの水揚げは、以下の手順で進めましょう。
葉を長持ちさせるには、水替えをこまめにしたり、枝先を切るなどのお手入れも効果的です。また、直風や直射日光を避けて風通しの良い涼しい場所に飾ると、乾燥を防ぐことができ、長持ちしやすくなりますよ。
フラワースミスマーケットでは、インテリアやディスプレイ用として人気の高いドウダンツツジを取り扱っております。新鮮な切り枝を5本からお求めいただけますので、ぜひアレンジメントに取り入れてみてください。
葉がチリチリしているのは、乾燥が原因です。しっかりと水揚げをしてあげることで復活する可能性があります。
乾燥した葉はカットし、枝先を斜めにカットして十字に割りましょう。さらに、表面を削いで、深水に4時間ほどつけてください。新聞紙で枝全体を巻いておくと蒸散を防ぐことができ、効果的に水が上がります。
新鮮なものは、葉が濃緑色で艶があります。チリチリや黄変がないか、枝がしなやかで折れていないかも確認してください。
また、葉の色味が均一でボリュームがあるものを選ぶと、美しく飾れます。
花瓶の水が濁るのは、雑菌が繁殖しているサインです。すぐに水替えをしましょう。
枝の表面にぬめりがある場合は、その部分を洗い流します。さらに、枝先を1~2cmほどカットして、切り口を新しくしましょう。
花瓶自体を洗うことも重要です。できれば、毎日水替えすると、雑菌の繁殖を抑えられ、長くドウダンツツジを楽しめます。