フラワー装飾技能士
フラワー装飾技能士は、お花の装飾に関する資格の中で唯一の国家資格です。
技能検定制度の一つであり、生花をメインとしたブライダルブーケの制作、パーティーや葬儀会場の装飾、フラワーアレンジメントなど、多岐にわたる花の装飾技能を証明する資格です。
等級は1級から3級までが用意されており、お花の業界で非常に高い信頼性を誇ります。
主催団体 |
厚生労働省 |
受験方法 |
各都道府県の会場で実施 |
試験頻度 |
年1回 |
難易度 (合格率) |
- 3級:★☆☆(合格率80%程度)
- 2級:★★☆(合格率70%程度)
- 1級:★★★(合格率30%程度)
|
申込・受験情報
フラワー装飾技能士は、資格を受験するために実務経験などの制限が設けられているため注意が必要です。
園芸系の大学を卒業している場合は、実務経験の制限が緩和されることがあります。
受験資格 |
【3級】
- 実務経験不要
- 一部都道府県では3~4か月の実務経験が必要な場合も
|
【2級】
- 2年以上の実務経験(直接受験する場合)
- 3級の資格を取得
|
【1級】
- 3級に合格+4年以上の実務経験
- 2級に合格+2年以上の実務経験
- 7年以上の実務経験(直接受験する場合)
|
受験料 |
実技試験: 18,200円
学科試験: 3,100円
実技+学科試験: 21,300円
|
受験申請 方法 |
- 受験申請書を取り寄せ、またはダウンロード後する
- 必要事項を記入、受験手数料を添えて郵送、または窓口に提出
|
フラワーデザイナー資格(NFD)
フラワーデザイナー資格は、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)が認定する資格です。
1967年から始まった長い歴史があり、民間資格ではありますが業界内で広く知られている知名度が高さが特徴です。
内容としてはフラワーデザインに関する基礎から応用まで幅広い技術と知識を習得できます。
合格すると「フラワーデザイナー」として認定され、NFD認定校の講師として教室を開くことも可能です。
主催団体 |
公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会(NFD) |
受験方法 |
全国主要都市の会場で実施 |
試験頻度 |
年1回 |
難易度 (合格率) |
- 3級:★☆☆(合格率90%程度)
- 2級:★☆☆(合格率90%程度)
- 1級:★★★(合格率80%程度)
|
申込・受験情報
フラワーデザイナー資格では実務経験は必要ありませんが、NFD認定校での受講が必要です。
1級、2級は期日までに必要単位数を取得することが受験条件となっています。
受験資格 |
【3級】特になし |
【2級】
- 3級を取得しNFD協会に在籍、受験日の2か月前までにNFD認定校で講師から20単位以上を取得
- フラワー装飾技能士2級の有資格者で、合格証書の写しを提出
|
【1級】
- 2級を取得しNDF協会に在籍、受験日の2か月前までにNDF認定校で講師から30単位以上を取得
- フラワー装飾技能士1級の有資格者で、合格証書の写しを提出
|
受験料 |
【3級】
実技試験料: 18,700円(税込)
学科試験料: 2,200円(税込)
合計: 20,900円(税込)
|
【2級】
技試験料: 24,200円(税込)
学科試験料: 2,200円(税込)
合計: 26,400円(税込)
|
【1級】
実技試験料: 29,700円(税込)
学科試験料: 2,200円(税込)
合計: 31,900円(税込)
|
受験申請方法 |
ウェブサイト、または書面での申し込み |
フラワーアレンジメントデザイナー
フラワーアレンジメントデザイナーは、フラワーアレンジメントに関する知識を問う資格です。
花材の見分け方や花材の扱い方、アレンジのテクニックなどが資格試験の内容となります。
実務試験がないことに加えて、在宅で試験を受けられるため忙しい方でも挑戦しやすい特徴があります。
また、協会が認定している通信講座を受講すれば試験を受けずに資格取得も可能です。
主催団体 |
日本デザインプランナー協会(JDP) |
受験方法 |
在宅受験(実技試験なし) |
試験頻度 |
年6回程度 |
難易度 (合格率) |
★☆☆ |
申込・受験情報
受験資格 |
特になし |
受験料 |
10,000円(税込) |
受験申請方法 |
ウェブサイトから直接申し込み |
フローリスト検定
フローリスト検定は、生花店や冠婚葬祭業界での実務に特化しています。
資格の目的をフラワー業界への就職・転職を目指す方の技術習得、現役で花屋に勤めている方のスキルアップやキャリアアップとしており、お花のアレンジメント課題に加えてお客様対応や花材の仕入れに関する内容も出題されます。
3~5級は在宅で受験することができますが、4級以上になると実技課題が出題されます。
また、2級、1級は会場受験が必要となり、大きめのギフトアレンジの技術が求められます。
主催団体 |
フラワーデコレーター協会(FDA) |
受験方法 |
- 3~5級:在宅受験
- 2級、1級:会場での実技、筆記試験
|
試験頻度 |
年1回 |
難易度 (合格率) |
|
申込・受験情報
フローリスト検定はどの級からでも受験できますが、2級以上を受験するためには下位級の同時受験が必須となっています。
飛び級での受験はできないため、いきなり1級を受験したい場合は同時に2級・3級を受けて合格認定を得る必要があります。
受験資格 |
- 5級~3級:誰でも受験可能
- 2級・1級:3級・2級の合格、または認定
|
受験料 |
- 5級:3,050円(受験料)
- 4級:4,170円(受験料)+5,190円(認定料)
- 3級:5,190円(受験料)+5,190円(認定料)
- 2級:3,050円(受験料)+10,380円(認定料)
- 1級:5,190円(受験料)+10,380円(認定料)
|
受験申請方法 |
FDA認定校、またはウェブサイトから申し込み |
フラワーデコレーターライセンス
フラワーデコレーターはデザインの基礎や色彩学、花材の選び方などの理論から、アレンジメントなどの実践的な技術を習得できます。
TPOに合わせた花材選びや作品制作が求められるため、より実践的なフラワーデザインが学べます。
3級に関しては試験がなく、課題を履修して申請をすれば資格を得ることが可能です。
1級、2級は筆記試験と実技試験を受ける必要があり、合格すればFDA認定教室を開設できるようになります。
主催団体 |
フラワーデコレーター協会(FDA) |
受験方法 |
- 3級:講座の履修のみで取得可能
- 2級・1級:会場での実技、筆記試験
|
試験頻度 |
- 2級:年3回(2月・6月・10月)
- 1級:年1回(春)
|
難易度 (合格率) |
- 3級:★☆☆
- 2級:★☆☆(合格率:約85%)
- 1級:★★☆(合格率:約65%~70%)
|
申込・受験情報
フラワーデコレーターの資格は3級から取得を始め、1級ずつ上位級を取得していきます。
どの等級においても認定校で所定の課題を履修することで受験や資格取得が可能になります。
受験資格 |
- 3級:誰でも受験可能
- 2級:2級に対応するレッスン・課題履修者
- 1級:2級会員として1年以上在籍し、1級に対応するレッスン・課題履修者)
|
受験料 |
- 3級:申請登録料として6,100円程度が必要
- 2級:11,000円(受験料)+33,000円(認定登録料)
- 1級:22,400円(受験料)+44,000円(認定登録料)
|
受験申請方法 |
FDA認定校、またはウェブサイトから申し込み |
花屋コーディネーター
花屋コーディネーターは生花の管理やアレンジメントの基本的なテクニック、応用技術までお花を飾るための幅広い知識の習得を認定する資格です。
生花に加えてドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、様々なフラワーアレンジメントのスキルが学べます。
在宅で受験でき、実務試験がないため初心者の方でもしやすくなっています。
フラワーアレンジメントに初めて挑戦する方や趣味のアレンジメントを深めたい方にもおすすめです。
主催団体 |
日本インストラクター技術協会(JIA) |
受験方法 |
在宅受験(実技試験なし) |
試験頻度 |
2ヶ月に1回 |
難易度 (合格率) |
★☆☆ |
申込・受験情報
受験資格 |
特になし |
受験料 |
10,000円(税込) |
受験申請方法 |
ウェブサイトから直接申し込み |