ヒペリカムの切り花は比較的花もちが良く、10日前後ほどは楽しめます。
購入後の水揚げや日々のお手入れをきちんと行えば、より長持ちさせることもできますよ。
この記事は、ヒペリカムの切り花を長持ちさせる水揚げ方法とお手入れ方法についてご紹介します。
ヒペリカムの切り花は比較的花もちが良く、10日前後ほどは楽しめます。
購入後の水揚げや日々のお手入れをきちんと行えば、より長持ちさせることもできますよ。
この記事は、ヒペリカムの切り花を長持ちさせる水揚げ方法とお手入れ方法についてご紹介します。
ヒペリカムの切り花の日持ちは、基本的に10日前後です。
ヒペリカムは枝が固めなので、比較的日持ちしやすいとされています。
環境やお手入れなどでも異なりますが、気温が低い冬場では2週間以上持つこともあります。
ヒペリカムの切り花は飾る前に、水揚げを行うことで長持ちしやすくなります。
水揚げとは水中で枝の先端をカットして水を上げやすくすることで、葉や実に水を行き渡らせやすくなります。
ヒペリカムの切り花を水揚げする手順は、以下のとおりです。
ヒペリカムの枝には全体的に葉がついているので、下の方にある不要な葉はあらかじめ取り除いておきます。
水にずっと浸かっていると葉が腐って水を汚してしまうため、水に浸かる部分の葉を取り除きましょう。
また傷んでいる葉があるようなら、その葉も取り除いておきます。
ヒペカリムの枝先にハサミで十字に切り込みを入れます。
枝が固くてカットできない場合は、ハンマーなどで枝の根本を叩いて繊維をほぐしましょう。
枝先に十字に切れ込みをいれたり、叩いて繊維をほぐすことで水分と触れる面が増えて水上がりがよくなります。
ヒペリカムは枝が細いため、固い枝でなければ通常の水切りでも水揚げが可能です。
水切りする際は、枝を水中につけた状態で、斜めにカットしましょう。
ヒペリカムなどの枝物を飾る際は、7~8割程度の深めの水に入れて飾りましょう。
葉が水に浸かると腐りやすくなるので、葉が水に浸からないようにしましょう。
ヒペリカムの切り花は水替えや切り戻しをしっかりしないと萎れてしまう可能性があります。
また、ヒペリカムを長持ちさせるためには実が黒づんだ際の処理も大切です。
ここではヒペリカムの切り花を長持ちさせるためのお手入れ方法を紹介します。
ヒペリカムは枝ものなので水が汚れやすいため、こまめに水を替えてキレイな水を保つようにします。
特に夏場は水が汚れやすくなるので、毎日水を替えるのがベストです。
また水を替えるだけだと、花瓶にぬめりや汚れが残ってしまうので、水替えの際にスポンジなどで花瓶も掃除しましょう。
水に浸かっている部分の枝は腐りやすいので、水替えと同時に切り戻しも行います。
切り戻しとは、枝をカットして切り口を新しくするお手入れのこと。
水を吸い上げる力が弱まった枝を切り戻しをすることで、水を吸い上げる力が復活します。
枝の状態を確認して、ぬめりがある場合や腐っている場合は、枝を斜めにカットして切り戻しを行いましょう。
ヒペリカムの実は鑑賞時期を過ぎると、傷んで変色します。
実の色が変わってきたら、その都度取り除くようにしましょう。
不要な実を取り除くことで、元気な実や葉に栄養が行き渡りやすくなり、ヒペリカム全体としてはより長持ちしやすくなります。
ヒペリカムの切り花を飾る際は、直射日光やエアコンの風を避けた場所に置きましょう。
直射日光が当たると葉や実が傷んだり、エアコンの風が当たると葉が乾燥する原因になります。
そのため、直射日光とエアコンの風を避けた風通しのいい場所に飾るのがおすすめです。
ヒペリカムの切り花は、日持ちしやすいのでしっかりと水揚げやお手入れをしてあげることで、10日以上日持ちさせることができます。
こまめな水替えや切り戻しを行いながら、変色した実を適宜取り除くなどして、葉や実に栄養を行き渡らせるようにしましょう。
ヒペリカムは小さい実を複数つける実もので、花束やアレンジなどでもよく使われます。
この記事でご紹介したお手入れ方法を参考にして、ぜひ長く楽しんでみてください。
「フラワースミスマーケット」では、緑やピンク、白、赤の実をつけるさまざまな品種を取り扱っています。
5本から販売しているので、この機会にぜひご自宅に飾ってみてはいかがでしょうか?
ヒペリカムの実がすぐに黒ずんだりシワシワになってしまう原因は、水分不足や高温・乾燥によるストレスなどが考えられます。
ヒペリカムは水が下がりやすいため、こまめに花瓶の水を替えて切り戻しを行うと実に水分が行き届きやすくなります。
枝が固い場合は、枝先を十字の割を入れたり枝先を叩いて繊維をほぐすと水上がりがよくなりますよ。
また、直射日光や高温、乾燥が激しい場所に置くと痛みが早くなるためなるべく涼しい場所に飾りましょう。
ヒペリカムの切り花を長持ちさせたいのであれば、できるだけ毎日花瓶の水を替えましょう。
花瓶の水量は、7~8割ほどの多めの水を入れるのがおすすめです。
バクテリアの発生を防ぐために水を替える時は花瓶も清掃するようにしましょう。
また、葉や実は水に浸かると腐りやすくなるため、事前に取り除いておいてくださいね。
しわしわになって黒ずんだ実は鑑賞期間が過ぎたサインです。
しおれた実は取り除いて、他の実に栄養が行き渡るようにしましょう。
また、切り花全体がしおれたのでなければ、切り戻しや水替えを行うと引き続き楽しめる可能性があります。