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ケイトウの切り花の日持ちを解説!長く楽しむための水揚げ・お手入れのポイントまとめ

8月~9月にかけて、切り花としての出回り最盛期を迎える「ケイトウ」。
同じケイトウというお花でも、丸い形をしたクルメ系、トサカのような形をしたセロシア系、しだれるように咲くアマランサス系など、さまざまな種類があります。

個性的でおしゃれな見た目のケイトウですが、「どれくらい日持ちするのか気になる」という方も多いかもしれません。
今回は切り花のケイトウの一般的な日持ちや、長持ちさせるための水揚げ方法日々のお手入れ方法を紹介します。

秋口に飾るお花やアレンジメントにケイトウを取り入れようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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目次
  1. ケイトウの切り花の日持ちはどれくらい?
  2. ケイトウの切り花を長持ちさせるための水揚げ方法
  3. ケイトウの切り花に適したお手入れ方法
  4. まとめ

1ケイトウの切り花の日持ちはどれくらい?

ケイトウの切り花の日持ちは、平均的に1週間~10日程度といわれています。
涼しい時期になると、2週間程度日持ちすることも。

比較的暑さにも強く、8月下旬~9月上旬の残暑の時期でも扱いやすいお花です。

日持ちの理由は「花びらがない」こと!?

ケイトウのフサフサとした花に見える部分は、実は花ではなく、茎の先が変形した「花序(かじょ)」または「花穂(かすい)」と呼ばれるものです。
本当の花は花序の根元についた細かい毛のような部分で、ケイトウに「花びら」と呼べるものはありません。

切り花は花びらが傷んできやすいですが、花びらを持たないケイトウは比較的長持ちしやすいのです。

2ケイトウの切り花を長持ちさせるための水揚げ方法

ケイトウの切り花をより長持ちさせるために、購入後のしっかりとした水揚げは欠かせません。
ケイトウはやや水が下がりやすい傾向もあるため、熱湯を使った「湯揚げ」という方法がおすすめです。

水揚げ手順については、以下をご確認ください。

ケイトウの水揚げ手順
  1. 葉をできるだけ取り除く
  2. 新聞紙で花全体を包み、茎の切り口をカット
  3. 茎の切り口を熱湯に30~40秒ほどつける
  4. お湯につけた部分の茎をカットして浅水に移す

葉をできるだけ取り除く

ケイトウの葉は、非常に傷みやすい特性があります。
元気がなくなっている葉は、先に取り除いておきましょう。

アレンジメント等に支障がなければ、葉をすべて取り除いた方が長持ちしますよ。

新聞紙で花全体を包み、茎の切り口をカット

湯揚げの際に蒸気で花が傷まないよう、新聞紙で花全体を包んでおきます。
花が動かないように包み、セロテープなどで固定します。

熱湯につける前に、茎の切り口を3センチ程度カットしておきましょう。

茎の切り口を熱湯に30~40秒ほどつける

カットした茎の切り口を、80℃程度のお湯につけます。
切り口からブクブクと泡が出てきますので、泡が止まるまでつけておきましょう。

泡が出てこない場合もありますが、長くつけすぎると茎の傷みが進んでしまいます。
30~40秒ほどつけたら、お湯から出すようにしてください。

お湯につけた部分の茎をカットして浅水に移す

ケイトウは葉だけでなく茎も傷みやすいため、お湯につけた部分の茎はカットしましょう。
茎が腐らないよう、浅めの水で管理するのがおすすめです。

3ケイトウの切り花に適したお手入れ方法

ケイトウは日持ちしやすいお花ですが、きれいな花姿を長く保つためにも、以下のお手入れを実践すると良いでしょう。

  • 花序の下につく種を取る
  • 花瓶の水を毎日替える
  • 風通しが良い涼しい場所に飾る

花序の下につく種を取る

ケイトウ(特にクルメケイトウ)の表面に種がついている場合は、種をつまんで取り除きましょう

ケイトウの頭部分(花序)の根元にある、本来のお花部分には、種がついてくることが多々あります。
黒い種が透けて、表面上グレーに見えることも多く、虫やカビの一種だと勘違いされる方も少なくありません。
また、湿度の高い時期は、種部分にカビが発生して黒ずんでしまうこともあるため、注意が必要です。

種や黒ずみによって、ケイトウの日持ちが著しく悪くなることはありません
とはいえ「見た目が美しくない」と感じる方が多いかと思いますので、気になる場合は取り除くようにしてください。

花瓶の水を毎日替える

ケイトウの茎は腐りやすく、水を汚してしまいやすいので、花瓶の水はこまめに替えるようにしましょう。
特に暑い時期は、毎日水替えをするのがおすすめ。

水替えの際は、花瓶もしっかり洗剤で洗って、花瓶の中にヌメりが残らないように気をつけましょう。

風通しが良い涼しい場所に飾る

湿度が高い場所に置いておくと、カビの発生リスクが高まってしまいます。
風通しが良く、涼しい場所に飾っておきましょう。

4まとめ

ケイトウの日持ちは一般的に1週間~10日程度で、暑い時期に出回る切り花としては日持ちが良い方です。
ただし水下がりしやすい傾向もありますので、購入後は以下の手順で、しっかりとした水揚げ(湯揚げ)処理を行いましょう。

ケイトウの水揚げ手順
  1. 葉をできるだけ取り除く
  2. 新聞紙で花全体を包み、茎の切り口をカット
  3. 茎の切り口を熱湯に30~40秒ほどつける
  4. お湯につけた部分の茎をカットして浅水に移す

また、ケイトウの表面に種がびっしりついてしまい、美しく見えない場合や、カビのリスクが生まれる場合もあります。
花自体の品質や日持ちに大きな影響はありませんが、気になる場合は種を取り除いた方が、綺麗な見た目を長持ちさせることができますよ。

切り花の卸売り通販サイト「フラワースミスマーケット」では、クルメ系・セロシア系・アマランサス系などさまざまな品種のケイトウを取り扱っています。
夏の終わりから秋にかけてのフラワーアレンジメントに、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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