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菊の切り花を長持ちさせるには?水揚げ・お手入れ方法を徹底解説!

お供え用やアレンジメント用など、幅広い用途で人気がある菊の切り花。
実際に菊を購入する際、「どれくらい長持ちするんだろう」と気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、菊の切り花の一般的な日持ちのほか、長持ちさせる「水揚げ」方法、お手入れ方法をくわしくご紹介します。
菊の花を長く楽しむために、この記事で紹介する方法をぜひ実践してみてください!

目次
  1. 菊の切り花はどれくらい日持ちする?
  2. 菊の切り花を長持ちさせる基本の水揚げ
  3. 菊がぐったりしている場合は「湯揚げ」が効果的!
  4. 菊を長持ちさせる毎日のお手入れ方法
  5. まとめ

1菊の切り花はどれくらい日持ちする?

菊の切り花は、平均で2~3週間ほど日持ちします。
多くの切り花の日持ちは1週間程度ですので、菊はかなり長持ちするお花だといえますね。
日持ちが良いことから、仏壇やお墓に供える花としてもよく選ばれます。

とはいえ、夏場は他の切り花と同様、日持ちしづらくなりますので、こまめにお手入れすることが重要です!

2菊の切り花を長持ちさせる基本の水揚げ

菊を購入した後は、「水揚げ」と呼ばれる作業をしてあげましょう。
水揚げをすることで、花がしっかりと水を吸ってくれるため、生き生きとした綺麗な状態が長持ちします。
菊に合った水揚げ方法は以下のとおりです。

  1. 不要な葉っぱを取り除く
  2. 水の中で茎を折る
  3. 深めの水に2~3時間つけておく

不要な葉っぱを取り除く

買ったばかりの菊の切り花には、葉っぱが多くついている場合が多いです。(当店フラワースミスマーケットでも、葉がたくさんついた素材の状態でお届けしています)
葉が多い状態で飾ると、肝心のお花部分に水が行き届きづらくなったり、葉が浸かって水を汚しやすくなったりと、良いことがありません。

必要最小限の葉だけ残して、残りはすべて取り除いておきましょう。

水の中で茎を折る

バケツや洗面器などに張った水に茎をつけて、水の中で茎を折ります
菊のように手でポキっと折れやすい花は、ハサミを使うよりも、手で折る方がおすすめ。ハサミを使わないことで、茎に雑菌が繁殖したり、金属で茎が変色したりするのを防げるメリットがあります。

もし手で折れにくい場合は、無理やり折ろうとはせず、よく切れるハサミを使いましょう。

深めの水に2~3時間つけておく

茎の半分以上がつかる深めの水を用意して、2~3時間つけておきましょう。
花や葉がシャキッと元気になったら、水揚げ完了です。

3菊がぐったりしている場合は「湯揚げ」が効果的!

菊の花がぐったりとして元気がない場合は、お湯を使った「湯揚げ」という方法が効果的です。
湯揚げをする場合は、不要な葉を取り除いた後、以下の手順で行ってください。

  1. 新聞紙で花全体を巻き、茎の先端を手で折る
  2. 80℃程度のお湯に茎の先端をつける
  3. 茎の3分の2程度がつかる水に移す

新聞紙で花全体を巻き、茎の先端を手で折る

新聞紙で花全体を巻いて固定します。後で茎の先をお湯に浸けますので、下の方は空けておきましょう。
茎の先端数センチを手で折る、またはハサミでカットします。

80℃程度のお湯に茎の先端をつける

80℃程度のお湯を用意して、茎の先端をつけます。
茎から泡が出てきますので、泡が止まるまでつけておきましょう。
※泡が出ない場合は、30~40秒ほど経ったらお湯から出してください。お湯に長くつけすぎると、茎が傷んでしまう原因になります。

茎の3分の2程度がつかる水に移す

お湯から出したら、茎の3分の2程度がつかる水に移します。
そのまま、葉や花が元気になるまでじっくりと水につけておきましょう。
お花の延命剤を水に入れておくとより効果的です!

菊を飾る際の水の量は?

水揚げ時は深めの水につけておきますが、水揚げが終わって花瓶に飾る際は、5cm程度の水の量で問題ありません。

4菊を長持ちさせる毎日のお手入れ方法

菊の切り花を綺麗な状態で長持ちさせるためには、毎日のお手入れも欠かせません。
以下のポイントを意識してみてください。

  • できるだけ毎日水替えと切り戻しをする
  • 風通しの良い涼しい場所に飾る
    • できるだけ毎日水替えと切り戻しをする

      菊に限らず、切り花を生けた水は放っておくとどんどん汚れてしまいます。
      できるだけ毎日花瓶の水を替えてあげましょう。花瓶をしっかり洗って清潔に保つことも重要です!

      また、水替えの際に茎の先端を手で折る、またはカットしてあげることで、茎の切り口が新しくなって水を吸いやすくなります。

      風通しの良い涼しい場所に飾る

      もともと長持ちしやすい菊の花ですが、最適なのは「風通しの良い涼しい場所」に飾ることです。
      日光やエアコンの風などが直接当たらないよう、飾る場所を調整しましょう。

5まとめ

菊の切り花は2~3週間ほど日持ちするので、仏花としてはもちろん、日常で飾る場合にも使いやすいお花です。
より長持ちさせるためには、お花を飾る前にしっかり水揚げを行いましょう。

POINT
  • 不要な葉っぱを取り除く
  • 水の中で茎を折る
  • 深めの水に2~3時間つけておく

もし花に元気がない場合は、茎の先端をお湯につける「湯揚げ」も効果的ですよ。

花の卸売りサイト「フラワースミスマーケット」では、スプレー菊やピンポンマム、 ディスパッドマムなど、種類豊富な菊の花を販売しています!
発送前に当店でも水揚げ処理をしていますが、お花が届いた後も、今回ご紹介した手順での水揚げをおすすめしています。ぜひ実践してみてください。

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