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切り花のベストな水の量ってどれくらい?花の種類別に解説!

切り花を花瓶に生ける際、「水の量はどれくらいが良いんだろう?」と迷った経験がある方は多いのではないでしょうか。
どれくらいの水の量がベストなのかは、お花の種類によって変わってきます。
水が少ないことで萎れてしまう花もあれば、水が多すぎて腐ってしまう花もあるんです。

今回は、「多めの水に生けた方が良い花」「少なめの水に生けた方が良い花」それぞれの種類と特徴を解説します。
水の量以外で意識したいお手入れのコツも紹介しますので、切り花を長く楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

目次
  1. 切り花の水の量、「深水」と「浅水」とは?
  2. 【水の量多め(深水)】を好む切り花の特徴
  3. 【水の量少なめ(浅水)】を好む切り花の特徴
  4. 切り花を長持ちさせるためのポイント
  5. まとめ

1切り花の水の量、「深水」と「浅水」とは?

切り花の中には、たっぷりの水を好むお花と、水の量少なめの方が長持ちしやすいお花があります。
たっぷりの水に生けることを「深水」少なめの水に生けることを「浅水」と表現しますが、具体的にどれくらいの量を指すのでしょうか?
深水が適した花、浅水が適した花、それぞれの種類と合わせて一覧にしました。

水の量 適した花の種類
深水 10~15cm程度
または
花瓶の7~8割
  • ・バラ
  • ・芍薬
  • ・アジサイ
  • ・ユリ
  • ・桜
  • ・枝もの など
浅水 3~5cm程度
または
花瓶の1~2割
  • ・チューリップ
  • ・ひまわり
  • ・ガーベラ
  • ・ラナンキュラス
  • ・スイートピー
  • ・アネモネ
  • ・カラー
  • ・ダリア など

また、水の量にそれほど気を配らずとも、長持ちしやすいお花もあります。
例えば菊やカーネーションは、深水・浅水を意識しなくても大丈夫です。迷った場合は、花瓶の3割程度を目安に水を入れましょう!

2【水の量多め(深水)】を好む切り花の特徴

たっぷりの水(深水)に生けた方が良い花の特徴としては、以下が挙げられます。

  • 茎が太く硬い
  • 葉がたくさんついている
  • 水を吸い上げにくい

上記に当てはまるバラやアジサイなどのお花は、水の量が少ないと花がぐったり元気をなくしてしまいます。
もし買ったばかりの花に元気がない場合は、茎を2~3cmほど斜めにカットして、たっぷりの水に生けてみてください。購入後それほど日数が経っていないお花であれば、シャキッと復活してくれる可能性が高いですよ。

関連記事はこちら

深水が適した花の一例

水の量が少ないと咲かない花もある?

つぼみから開花するまでに時間がかかる「芍薬」や「ユリ」などのお花は、水の量によって開花スピードが変わってきます。
少なめの水に生けてしまうと、つぼみのまま咲かないことも。早く咲かせたい場合は、たっぷりの水に生けてあげましょう。

一方で、芍薬は一度咲き進むと、3日程度で花が散ってしまうお花でもあります。
そのためお花屋さんで管理する場合は、花が咲くまでのスピードを抑えるために、水につけず低温で管理することもあるんです。
ただし水につけない場合の管理には知識と技術が必要ですので、ご自宅で飾る場合は深水で生ける方がおすすめですよ。

芍薬のお手入れについては、「芍薬が咲かない?蕾を咲かせる方法を徹底解説」でくわしく解説しています。

3【水の量少なめ(浅水)】を好む切り花の特徴

少なめの水(浅水)に生けた方が良い花の特徴は、以下のとおりです。

  • 茎が柔らかい
  • 茎に細かい産毛がある
  • 球根系の花(チューリップ、アネモネなど)

4切り花を長持ちさせるためのポイント

切り花を長持ちさせるには、水の量以外にも、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 余分な葉っぱを取り除く
  • 2~3日に一度は水替えをする(夏場は毎日)
  • 水替えの際、茎を2~3cmカットする
  • 風通しの良い涼しい場所に飾る

余分な葉を取り除く

茎の下の方についた、水に浸かる部分の葉っぱは取り除いておきましょう。
生けている水に葉が浸かると、雑菌が繁殖して花持ちを悪くしてしまいます。

葉を少なくした方が、お花自体に水分が行き届きやすくなるので、お花が生き生きと咲きやすいというメリットもあります!

こまめに水替えをする

特に暑い時期は、生けている水がヌメりやすくなりますので、こまめに水替えをしてあげましょう。
涼しい時期は2~3日に一度でも大丈夫ですが、できれば毎日の水替えがベストです。

水替え時に茎をカットする

水替え時は、茎の切り口を2~3cmカット(切り戻し)するのがおすすめ。
茎の切り口を新しくすることで、水の吸い上げが良くなります。

切り戻しの際は、深水を好むお花は「斜め」に、浅水を好むお花は「まっすぐ」茎をカットしましょう。

浅水を好むガーベラやひまわりなどは茎が腐りやすいので、斜めにカットして断面を広げると、より茎の傷みを進めてしまうので要注意です!

風通しの良い涼しい場所に飾る

切り花は基本的に、涼しい環境の方が長持ちします。
直射日光や直風は避けた、風通しの良い場所に飾ってあげましょう。

ただし、暖かい環境を好むラン類のお花(モカラ・デンファレ・オンシジュームなど)を飾る場合は、置き場所が10℃を下回らないよう注意してください。

5まとめ

切り花を生けるのに適した水の量は、花の種類によって異なります。
たっぷりの水に生けた方が良い花、少なめの水に生けた方が良い花の代表例を以下にまとめました。

花の種類 水の量
  • ・バラ
  • ・芍薬
  • ・アジサイ
  • ・ユリ
  • ・桜
  • ・枝もの など
【深水】
10~15cm程度
または
花瓶の7~8割
  • ・チューリップ
  • ・ひまわり
  • ・ガーベラ
  • ・ラナンキュラス
  • ・スイートピー
  • ・アネモネ
  • ・カラー
  • ・ダリア など
【浅水】
3~5cm程度
または
花瓶の1~2割

水の量を意識するだけでも花持ちが変わってきますので、ぜひ参考にしてください!
また、こまめに水替えをしたり、茎を切り戻したりといったお手入れも、切り花を長持ちさせる秘訣です。

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