チューリップは可愛らしい形はもちろん、種類やカラーが豊富な点から切り花として人気です。
チューリップを飾りたいと考えた際に「どれくらい日持ちするのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は、チューリップの切り花の日持ちや、日持ちするチューリップの選び方、長持ちさせる方法などについてご紹介します。
チューリップは可愛らしい形はもちろん、種類やカラーが豊富な点から切り花として人気です。
チューリップを飾りたいと考えた際に「どれくらい日持ちするのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は、チューリップの切り花の日持ちや、日持ちするチューリップの選び方、長持ちさせる方法などについてご紹介します。
チューリップの切り花は、一般的にだいたい5日から1週間前後日持ちすると言われています。
しかし、置き場所の気温が高いとチューリップは開花が進みます。
暑い場合は4日程度、寒い場合は10日以上持つこともあります。
チューリップの切り花を長持ちさせたいなら、丈夫なものを選ぶことが大切です。
日持ちするチューリップを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
チューリップの切り花を長持ちさせたいなら、緑色の蕾を選びましょう。
蕾が徐々に色づき、花が満開になるまでの成長過程を鑑賞できるため長く楽しめますよ。
チューリップの蕾は1~2日ほどで色づき始め、徐々に花が開いていきます。
開花したチューリップはすでに見頃を迎えているため、開花期間も早く終わってしまいます。
すでに開いているチューリップのお花は美しいですが切り花を長持ちさせたい場合は選ばないようにしましょう。
長持ちするチューリップを選ぶ際は、茎や葉の状態に注目してみましょう。
できるだけ茎が太く、健康的な緑色の葉をつけているチューリップを選ぶのがおすすめです。
チューリップは切り花でも成長を続けるため、茎が細いと花の重さで徐々に曲がってしまうことがあります。
茎が曲がると水を吸いにくくなり、水分や栄養が全体に行き渡らなくなってしまいます。
また、チューリップの鮮度は葉に現れます。
黄色っぽい葉がある場合は切られてから時間が経っている可能性があるため、緑色の若々しい葉がついたものを選びましょう。
チューリップの切り花を日持ちさせるためには、購入後にしっかりと水揚げを行いましょう。
チューリップの水揚げは、以下の方法で行います。
チューリップに葉がたくさん残っているようなら、最小限の葉だけを残して後の葉は全て取り除きましょう。
葉の付け根に切れ目を入れ、優しくちぎると茎の表面が剥がれませんよ。
チューリップの葉が残っていると、栄養が花に届きにくくなったり、水に浸かった部分が傷みやすくなります。
事前に不要な葉を取り除いて、葉が水に触れないようにしておきましょう。
茎の切り口が乾燥していると水を吸い上げられないため、茎を下から3~5cm程度カットします。
茎を切る際は、バケツや洗面器などに張った水に茎を付けた状態で行いましょう。
水圧で水が上がりやすくなるため、なるべく深いところで切ることがポイントです。
茎を切った後は、1時間ほど水に浸けておきましょう。
通常切り花を水切りする場合は、茎の切り口を斜めにすることが多いですが、もともと水あげのいいチューリップの場合はまっすぐで問題ありません。
茎を真っすぐに切ることで、成長が緩やかになり長持ちしやすくなります。
チューリップは花弁の付け根に小さな穴を開けることで、開花速度を緩やかにして長持ちさせることができます。
チューリップには、内側に3枚、外側に3枚の花弁があります。
そのうち外側にある3枚の花弁の付け根に、針や安全ピンなどで穴を開けましょう。
チューリップを長持ちさせたいなら飾り方にも注意が必要です。
チューリップを長持ちさせる飾り方のコツは、以下のとおりです。
チューリップは切り花でも成長するので、背が高い花瓶に飾るのがおすすめです。
茎が成長して伸びていくと、花の重さに耐えきれず茎が垂れてしまうことがあります。
茎が垂れるのを防ぐためにも、花の半分以上から3分の2の高さがある花瓶に飾るといいでしょう。
もしもチューリップの茎が下がってしまった場合は、水揚げ時に新聞紙などの紙を巻いて水揚げを行いましょう。
花が上を向き、茎が真っ直ぐになるようにしてから茎を切ります。
2~3時間浸けておくことで茎がまっすぐに戻ることがあります。
チューリップに適した温度は15℃前後とされています。
気温が15~25℃で花が開き、成長速度が速まるため暖かい場所は避けて適温がキープできる室内に飾りましょう。
またチューリップは光に向かって茎を伸ばす性質があるため、日光に当たっていると茎が曲がってしまいます。
日光が当たる場所に飾るなら、時々花瓶の向きや置く場所を変えるなどの工夫をしましょう。
チューリップは他の花と一緒に飾ることもできますが、スイセン類には注意が必要です。
スイセンの茎から分泌される粘液は、チューリップに悪影響を与えてしまいます。
そのため同じ花瓶に入れてしまうと、チューリップを痛めてしまうので、一緒に飾らないようにしましょう。
チューリップ自体がカラフルで存在感があるので、かすみ草などのさりげない花と相性がいいです。
チューリップの切り花をより長持ちさせるためには、日々のお手入れも重要です。
チューリップのお手入れをする際は、以下のポイントを意識してみてください。
チューリップはもともと水あげがいい花なので、花瓶に入れる際は少なめの水で生けましょう。
3~5cmくらいの水で、こまめに交換するのが理想です。
また水の清潔さを保つためには、花瓶をきれいな状態に保つことも重要です。
水替えの際に、花瓶の内側のぬめりや汚れをきれいに落としましょう。
水替えのタイミングで茎の切り口をチェックし、傷んでいる場合は切り戻しを行いましょう。
切り戻しの仕方は水揚げと同じで、茎を水につけた状態で切り口をまっすぐカットします。
チューリップを花瓶に飾っていると、茎の切り口がずっと水に浸かっている状態なので、腐食しやすくなります。
傷んだ茎を切ることで、水あげがよくなり花全体に水が行き渡り、長持ちしやすくなります。
チューリップの切り花を長持ちさせたいなら、切り花延命剤を使うのもひとつの手です。
延命剤には、おもに花に栄養を与える効果や殺菌効果があります。
使用量は水の量によって異なるので、しっかりと説明書きを確認したうえで正しく使用しましょう。
チューリップの切り花は5日から1週間前後日持ちします。
しかし丈夫なチューリップを選んでも、日々のお手入れを怠ってしまう長持ちさせることはできません。
チューリップをより長持ちさせたいなら、以下の方法でお手入れをしましょう。
花の卸売りサイト「フラワースミスマーケット」では、オレンジや紫、白、黄、ピンクなどの色とりどりのチューリップを販売しています!
市場から仕入れたばかりの新鮮なチューリップをお届けしますが、お花が届いた後も、今回ご紹介した水揚げやお手入れ方法を実践してみてくださいね。