カンパニュラの切り花の日持ちは3~5日ほどで、切り花としては一般的な日数です。
カンパニュラは多くの水を必要とする花ですが、出回る初夏の時期は水が汚れやすく花持ちも悪くなりがちなので、長持ちさせるためには毎日のこまめなお手入れが大切になります。
この記事では、カンパニュラの基本的な水揚げ方法のほか、より長く楽しむための日頃のお手入れ方法、新鮮な花の選び方も合わせて解説します。
カンパニュラの切り花の日持ちは3~5日ほどで、切り花としては一般的な日数です。
カンパニュラは多くの水を必要とする花ですが、出回る初夏の時期は水が汚れやすく花持ちも悪くなりがちなので、長持ちさせるためには毎日のこまめなお手入れが大切になります。
この記事では、カンパニュラの基本的な水揚げ方法のほか、より長く楽しむための日頃のお手入れ方法、新鮮な花の選び方も合わせて解説します。
カンパニュラの茎は、やわらかく水を吸い上げにくいという性質があります。
そのため、カンパニュラが手元に届いたらまずは水揚げをすることで、花に水や栄養がしっかり届くようになります。
カンパニュラの水揚げの手順は以下のとおりです。
葉が水に浸かると腐りやすく花持ちが悪くなります。
元気な花に水や栄養を行き渡らせるためにも、水揚げをする前に下の方の葉は落としておきましょう。
花を湿気から守るために、茎を10cmほど出した状態で新聞紙で包みましょう。
茎の先端を2~3cmほどカットします。
80℃以上の熱湯に切り口を10秒ほど浸けます。
湿気がこもらないよう素早く新聞紙を外し、冷水に入れて2~3時間置いておきましょう。
熱湯に浸けた茎は腐りやすいので、先端を再度カットしてから花瓶に生けてください。
カンパニュラの水揚げ方法は動画でも紹介していますので、ぜひ合わせて確認してみてください。
カンパニュラの切り花を長く楽しむためには、日頃のお手入れも欠かさないようにしましょう。
どれも難しいことではないので、毎日ちょっとした手間を掛けることでより花を長持ちさせることができます。
花瓶の水は時間が経つと雑菌が繁殖し、花が傷む原因になります。
特にカンパニュラが旬の時期は暑さで水が汚れやすいので、できるだけ毎日水を替え、花瓶を食器用洗剤で洗って清潔な状態を保つようにしてください。
茎にぬめりがある場合は、やさしく洗い流しましょう。
また、水を替えるときに茎の先端を1~2cmほどななめにカット(切り戻し)しておくことで、切り口が新しくなり花が水を吸い上げやすくなります。
カンパニュラのつぼみは日光に当たることで開花が進みますが、暑さには弱いため直射日光には当てないようにしましょう。
薄いカーテンで遮光した、明るく涼しい場所に飾るのがおすすめです。
また、乾燥で花が傷む原因になるので、エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。
カンパニュラの花がつぶれているのを見つけたら、内側から指を入れて優しく形を整えてあげましょう。
特に中心部の花はつぶれやすく、そのままにしていると傷みやすくなります。
また、花粉が出て受粉してしまうと枯れるのが早くなります。
形を整えるときは中心部の花粉には触れないよう注意してください。
カンパニュラは中心の茎から細い茎が枝分かれしていて、そこに花を付けます。
咲き終わった花をそのままにしておくと、ほかの花やつぼみに栄養や水が行き渡りにくくなってしまいます。
より長く花を楽しむために、花がら(枯れたりしおれたりした花)は根元から摘み取っておくようにしましょう。
カンパニュラを長く楽しむには、購入する際に新鮮なものを選ぶのもポイントです。
花に元気があることはもちろんですが、花が開きすぎていると咲き終わるのも早いため、そのあとの持ちが悪くなります。
できるだけ咲き始めやつぼみがあるものを選ぶ方が、自宅に持ち帰ってから花が開く様子を楽しむことができます。
また、葉にしっかりと張りやツヤがあるかどうかも要チェックです。
葉がしおれている、変色しているものは避けた方が良いでしょう。
カンパニュラは多くの水を必要としますが、吸水する力が弱い花です。
飾る前に水揚げをして、しっかり水が上がるようにしてあげましょう。
毎日の水替えや切り戻しなど、こまめなお世話をすることで花はより長持ちします。
釣鐘型の花をたくさん付けるカンパニュラは、アレンジメントやブーケの花材としても人気の高い花です。
ぜひ正しいお手入れ方法を知って、長く楽しんでみてください。
当店「フラワースミスマーケット」では、カンパニュラの切り花を5本から販売しています。
日持ちの良い新鮮なカンパニュラを取り揃えていますので、ぜひご自宅用やアレンジ用としてお楽しみください。
カンパニュラは強い風に当たると乾燥して花がしおれるので、直接風が当たるような窓際は避けた方が無難です。
窓から少し離した、やさしく風が吹き込む場所に飾る方が良いでしょう。
また、窓の近くにカンパニュラを飾りたい場合は、直射日光が直接当たらないように薄手のカーテン越しに置くようにしましょう。
カンパニュラの切り花がしおれる原因は、以下が考えられます。
ちゃんと水替えをしているのにしおれてしまった場合は、冷房を切ったなどで急な温度変化がなかったか、エアコンの風が当たっていなかったかを見直し、カンパニュラを涼しい場所に移動させてみましょう。
それでも元気が戻らない場合は、茎の切り戻しや改めて湯揚げなどを試してみても良いでしょう。
花が黄色くなるのは枯れ始めのサインですが、全体的に元気があるならまだそこまで心配しなくても大丈夫です。
黄ばんでいる花やしおれている部分は取り除き、ほかの花に栄養や水が届くようにしてあげましょう。