6~9月頃に出回るクルクマは、東南アジアが原産で暑さに強いのが特徴です。
切り花が傷みやすい夏場でも日持ちが良いため、夏のアレンジに使いやすい花です。
この記事では、クルクマの日持ち期間や水揚げ方法、より長持ちさせるためのお手入れなどについて解説していきます。
6~9月頃に出回るクルクマは、東南アジアが原産で暑さに強いのが特徴です。
切り花が傷みやすい夏場でも日持ちが良いため、夏のアレンジに使いやすい花です。
この記事では、クルクマの日持ち期間や水揚げ方法、より長持ちさせるためのお手入れなどについて解説していきます。
クルクマは暑さに強い花なので、夏場でも1週間~10日ほど日持ちします。
クルクマの花に見える部分は実は「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一部で、この「苞」に厚み・硬さがあって丈夫なので日持ちしやすくなっています。
水揚げや保湿などを行えば2週間ほど日持ちすることもありますので、ぜひ毎日のお手入れをしっかりして長く花を楽しめるようにしましょう。
ちなみにクルクマの花は苞のあいだに咲きますが、咲き終わるのが早いので花屋に出回る頃にはほとんど取り除かれています。
花が終わっても苞は長持ちするので、もし咲き終わった花を見つけたら摘み取っておきましょう。
クルクマの切り花が手元に届いたら、まず以下の手順で水揚げを行ないましょう。
すぐ飾るのではなく、最初に一手間を掛けることで日持ちがより良くなります。
クルクマの葉は傷みやすいので、購入したらまず葉を取り除くようにしましょう。
不要な葉を取り除いておくことで、苞に水分や栄養が行き渡りやすくなるという効果もあります。
茎をバケツの水に浸け、なるべく深いところで先端を2~3cmカットします。
水中の深い位置で茎を切ることで、水圧がかかり水の吸い上げがより良くなります。
そのまま1~2時間ほど水に浸けておきます。
クルクマの切り花を日持ちさせるためには、花瓶に生ける前にしっかり吸水させておくことが大切になります。
クルクマは高温多湿な熱帯地域生まれの花なので、乾燥に弱いという特徴があります。
「買ってすぐにしおれてしまった」という場合、乾燥が原因であることが大半です。
そのため、クルクマを長持ちさせるためには毎日の水替えや切り戻しなどに加えて、苞(ほう)に水分を与えるようにしましょう。
1日1回、できるだけ午前中に霧吹きなどで苞に水を吹きかけましょう。
クルクマは厚み・硬さのあるしっかりした花なので、苞を水に浸け軽く振って水を切るという方法でもOKです。
このとき、苞の隙間に水が溜まるくらいしっかりと水分を与えるのがポイント。
苞を保湿しておくことで乾燥を防げるため、クルクマの日持ちがぐっと良くなります。
クルクマが旬の夏場は水が腐りやすいので、水は毎日替えるようにしましょう。
水替えのときは、花瓶を食器用洗剤で洗い清潔を保つようにします。
クルクマを生ける水の量は花瓶の3~5割程度が目安です。
切り花用の栄養剤を水に入れるのも雑菌の繁殖を防げるので効果的です。
水替えのたびに茎の先端を1~2cmほど切り戻すと、切り口が新しくなりまた水を吸い上げやすくなります。
このとき、もし茎にぬめりがあったら水洗いして落としておきましょう。
クルクマは暑さに強いとはいっても、直射日光は切り花が傷む原因になります。
そのため、直射日光が当たらないところに飾るようにしましょう。
クルクマは寒さに弱く、乾燥を引き起こすことにもなるので、冷房の風が直接当たる場所もNGです。
人間が「涼しい」と感じるぐらいの室温を保つのが、クルクマをより長持ちさせるためのコツです。
夏はどうしても切り花が日持ちしない季節ですが、クルクマは暑さに強いため夏場でも楽しむことができます。
購入時の水揚げや苞の保湿など、毎日のお手入れをしてあげると2週間ほど日持ちすることも。
家庭用のほか、苞が重なる様子が蓮に似ていることからお盆時期の仏花として使われることも少なくありません。
ぜひ正しいお手入れ方法で、夏のいろいろなアレンジにクルクマを取り入れてくださいね。
当店「フラワースミスマーケット」では、クルクマを卸売価格でご購入いただけます。
人気のピンク系や爽やかな白、ナチュラルな雰囲気のグリーンなど、さまざまなカラーのクルクマを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。
クルクマがしおれる一番の原因は乾燥です。
しおれてきていると感じたら霧吹きで水をかけたり水に浸けるなどして、苞の隙間に水が溜まるくらい水分を与えるようにしましょう。
また、エアコンの風が直接当たると乾燥しやすくなるので、飾る場所やエアコンの風向きも見直してみましょう。
クルクマの花は苞のあいだに隠れるようにして咲きます。
花屋で販売される頃には花が咲き終わってることが多いですが、もし咲いている花を見つけたらそのままにしておいてOK。
お手入れも変わらず苞をたっぷり保湿しておきます。
花の部分は咲き終わるのが早いので、花がしおれたら摘み取っておくようにしましょう。
茶色くなるのは確かにしおれてきているサインですが、まだ苞にツヤや張りがある状態なら大丈夫です!
見栄えとして気になる場合は、変色した部分を取り除いても構いません。
茶色くなる原因もおもに乾燥なので、新鮮なうちから苞に水を溜めておくことで変色を遅らせることができます。