可憐で美しい小花が魅力のオンシジューム。
ひらひらと舞うように咲く姿から、英名では「ダンシングレディ」や「バタフライオーキッド」とも呼ばれています。
華やかで存在感があり、お祝いのスタンド花やお正月の花材としても大活躍してくれます。
この記事では、オンシジュームの切り花の日持ちや、長持ちさせるためのお手入れのコツをご紹介します。
「買ってもすぐに萎れてしまう…」というお悩みにもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
可憐で美しい小花が魅力のオンシジューム。
ひらひらと舞うように咲く姿から、英名では「ダンシングレディ」や「バタフライオーキッド」とも呼ばれています。
華やかで存在感があり、お祝いのスタンド花やお正月の花材としても大活躍してくれます。
この記事では、オンシジュームの切り花の日持ちや、長持ちさせるためのお手入れのコツをご紹介します。
「買ってもすぐに萎れてしまう…」というお悩みにもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
オンシジュームの切り花としての日持ちは、約1週間~10日ほどです。
適切にお手入れをすると、2~3週間楽しめることもあります。
同じラン科の「モカラ」や「デンファレ」に比べるとやや日持ちは短めですが、切り花としては比較的長く持つ部類に入ります。
「買ったばかりなのにすぐ萎れてしまった...」
「花がポロポロ落ちてきた」
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
オンシジュームが弱りやすい主な原因は次のとおりです。
オンシジュームはラン科の花らしく、乾燥や温度変化に弱い特性があります。
また、エチレンガスの影響を受けやすく、果物の近くに置くと花が早く傷みやすくなります。
長く楽しむには、乾燥対策やこまめな水換え、そして安定した環境での保管が欠かせません。
オンシジュームは下から順番に花が咲いていくお花です。
購入時は、下の方にある花のハリやツヤをチェックするのがポイント。萎れの少ないものを選ぶと長持ちしやすいですよ。
国内流通しているオンシジュームの約半分は輸入品です。
そのため、輸送の過程で花や茎に傷みが出やすい傾向があります。
仕入れ時には輸送ダメージが少ないものを選別することがとても大切。
フラワースミスマーケットでも、花の目利きに長けたスタッフが仕入れ・検品を行い、品質が良いものをお届けできるよう尽力しています。
ただし、オンシジュームは性質上、
といった特徴があります。そのため、多少の花傷は良品の範囲内とされています。気になる部分があれば、優しく摘み取ってあげましょう。
また、縦に長く花が咲く性質上、蕾は上まで全部咲かないことも多いので、その点も知っておくと安心です。
オンシジュームの水揚げは次の手順で行いましょう。
順番に解説していきます。
まず、茎先を斜めにカットし、茎の断面積を広げて水の吸い上げをよくしてあげましょう。
切る場所は、水の外でも中でもどちらでも大丈夫です。
茎の2~3割程度が浸かる浅水に浸けます。
下の花が水に触れると傷みやすいので、取り除いてから生けましょう。
オンシジュームは丈が長いため、深めの花瓶を使うと美しく飾れます。
乾燥に弱いため、1日1回は霧吹きで花部分を保湿してあげましょう。
ラン科のお花は水を弾きやすいので、花びらにシミができにくいのも安心ポイントです。
冒頭でも触れたように、オンシジュームは適切にお手入れをすれば2~3週間楽しむことができます。
ここでは、長持ちさせるための具体的なお手入れ方法をご紹介します。
オンシジュームは下から順に咲くため、下のお花が萎れてきたら早めに取り除きましょう。そうすることで上の蕾が咲きやすくなります。
※ただし、すべての蕾が咲くとは限りません。
乾燥にめっぽう弱いオンシジューム。
季節を問わず、上記のような乾燥対策は必須です。
急激な温度変化は禁物です。
特に低温には弱く、5℃以下の環境は避けましょう。逆に暑すぎても花落ちしやすくなります。
オンシジュームは茎から出る樹液で水を汚しやすい特性があります。
そのため、水換えはできれば毎日行ってあげましょう。
水換えの際に、茎の切り戻しも行なってあげると長持ちしやすいですよ。
また、切り花栄養剤も効果的です。使用する際は、表示どおりの濃度で使用するようにしてくださいね。
「エチレンガス」とは、野菜や果物などが発する植物ホルモンの一種です。
植物の老化を促進する「老化ホルモン」とも呼ばれていて、特にラン科のお花はその影響を受けやすいと言われています。そのため、近くに置くものは要注意。
オンシジュームの切り花の日持ちは、約1週間~10日。
こまめな水換えや霧吹きによる保湿、適切な環境での保管を心がければ、2~3週間持ってくれることもあります。
華やかで可憐なオンシジューム。お手入れのポイントを押さえて、長く美しい姿を楽しんでみてください。
フラワースミスマーケットでは、鮮度と品質にこだわったオンシジュームを卸売価格で販売しています。
オンシジュームは、お手入れや保管方法に気をつければ夏でも長持ちしてくれます。
▼夏でも長持ちさせるポイント
オンシジュームは水揚げの良い花材なので、茎の2~3割程度が浸かる浅水で大丈夫です。
茎から出る樹液で水を汚しやすいので、こまめに水換えを行なってあげてください!
オンシジュームは、一つの茎に小花がたくさんついているため、他の花に比べると花びらが落ちやすく感じられることがあります。特に下から上に向かって花が咲き進んでいくので、下の方のお花は早めに落ちていきやすいです。
ただし、落ちるのが早すぎるときは、水揚げがうまくいっていなかったり、飾る環境(気温や乾燥など)が影響している場合もあります。こまめに水を替えてあげたり、涼しい場所に置くことで長持ちしやすくなりますよ。
切り花栄養剤は必ずしも必須ではありませんが、特に夏場や長く楽しみたいときには効果的です◎
栄養剤には「花に必要な糖分」と「水を清潔に保つ成分」が含まれており、花びらがしっかり開きやすくなり、水の汚れも抑えられるんです。
使用するときは、表示どおりの濃度で溶かして使ってくださいね。