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オンシジュームの切り花を長持ちさせるには?弱らせないための管理・お手入れ方法

可憐で美しい小花が魅力のオンシジューム。
ひらひらと舞うように咲く姿から、英名では「ダンシングレディ」や「バタフライオーキッド」とも呼ばれています。
華やかで存在感があり、お祝いのスタンド花やお正月の花材としても大活躍してくれます。

この記事では、オンシジュームの切り花の日持ちや、長持ちさせるためのお手入れのコツをご紹介します。
「買ってもすぐに萎れてしまう…」というお悩みにもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1オンシジュームの切り花の日持ちはどれぐらい?

オンシジュームの切り花としての日持ちは、約1週間~10日ほどです。
適切にお手入れをすると、2~3週間楽しめることもあります。
同じラン科の「モカラ」や「デンファレ」に比べるとやや日持ちは短めですが、切り花としては比較的長く持つ部類に入ります。

2オンシジュームの切り花が弱りやすくなる原因は?

「買ったばかりなのにすぐ萎れてしまった...」
「花がポロポロ落ちてきた」
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

オンシジュームが弱りやすい主な原因は次のとおりです。

  • 水切れ
  • 過剰な乾燥
  • 温度の急変(暑すぎる/寒すぎる)
  • 果物など、エチレンガスを発生させるものの近くにおいている

オンシジュームはラン科の花らしく、乾燥や温度変化に弱い特性があります。
また、エチレンガスの影響を受けやすく、果物の近くに置くと花が早く傷みやすくなります。
長く楽しむには、乾燥対策やこまめな水換え、そして安定した環境での保管が欠かせません。

3長持ちするオンシジュームの選び方

オンシジュームは下から順番に花が咲いていくお花です。
購入時は、下の方にある花のハリやツヤをチェックするのがポイント。萎れの少ないものを選ぶと長持ちしやすいですよ。


オンシジュームの切り花は輸入品が多いって本当?

国内流通しているオンシジュームの約半分は輸入品です。
そのため、輸送の過程で花や茎に傷みが出やすい傾向があります。

仕入れ時には輸送ダメージが少ないものを選別することがとても大切。
フラワースミスマーケットでも、花の目利きに長けたスタッフが仕入れ・検品を行い、品質が良いものをお届けできるよう尽力しています。

ただし、オンシジュームは性質上、

  • 外向きに花がつく
  • 花同士がぶつかりやすい

といった特徴があります。そのため、多少の花傷は良品の範囲内とされています。気になる部分があれば、優しく摘み取ってあげましょう。

また、縦に長く花が咲く性質上、蕾は上まで全部咲かないことも多いので、その点も知っておくと安心です。

4オンシジュームの切り花の水揚げ方法

オンシジュームの水揚げは次の手順で行いましょう。

  1. 茎斜めカット
  2. 高さのある花瓶に浅水で飾る
  3. 1日1回霧吹きで保湿

順番に解説していきます。

茎斜めカット

茎斜めカット

まず、茎先を斜めにカットし、茎の断面積を広げて水の吸い上げをよくしてあげましょう。
切る場所は、水の外でも中でもどちらでも大丈夫です。

高さのある花瓶に浅水で飾る

高さのある花瓶に浅水で飾る

茎の2~3割程度が浸かる浅水に浸けます。
下の花が水に触れると傷みやすいので、取り除いてから生けましょう。
オンシジュームは丈が長いため、深めの花瓶を使うと美しく飾れます。

1日1回霧吹きで保湿

1日1回霧吹きで保湿

乾燥に弱いため、1日1回は霧吹きで花部分を保湿してあげましょう。
ラン科のお花は水を弾きやすいので、花びらにシミができにくいのも安心ポイントです。

5オンシジュームを長持ちさせるお手入れ

冒頭でも触れたように、オンシジュームは適切にお手入れをすれば2~3週間楽しむことができます。
ここでは、長持ちさせるための具体的なお手入れ方法をご紹介します。

下の方の花が萎れてきたらこまめに取り除く

オンシジュームは下から順に咲くため、下のお花が萎れてきたら早めに取り除きましょう。そうすることで上の蕾が咲きやすくなります。
※ただし、すべての蕾が咲くとは限りません。

乾燥対策をしっかり行う

乾燥にめっぽう弱いオンシジューム。

  • クーラーの直風を避ける
  • 霧吹きで1日1回保湿する

季節を問わず、上記のような乾燥対策は必須です。

室温が安定している場所で保管する

急激な温度変化は禁物です。
特に低温には弱く、5℃以下の環境は避けましょう。逆に暑すぎても花落ちしやすくなります。

こまめな水換え・切り戻しを行う

オンシジュームは茎から出る樹液で水を汚しやすい特性があります。
そのため、水換えはできれば毎日行ってあげましょう。
水換えの際に、茎の切り戻しも行なってあげると長持ちしやすいですよ。
また、切り花栄養剤も効果的です。使用する際は、表示どおりの濃度で使用するようにしてくださいね。

果物などエチレンガスを発生させるものの近くに置かない

「エチレンガス」とは、野菜や果物などが発する植物ホルモンの一種です。
植物の老化を促進する「老化ホルモン」とも呼ばれていて、特にラン科のお花はその影響を受けやすいと言われています。そのため、近くに置くものは要注意。


果物だと、リンゴやバナナはエチレンガスを放出しやすいと言われているので、近くに置かないようにしてください。
また、お線香やたばこの煙にもエチレンガスが含まれるため注意が必要です。

オンシジュームといえば黄色?

オンシジュームが日本に入ってきた明治時代は、黄色が主流でした。
そのため今でも「オンシジューム=黄色」をイメージする方が多いかもしれません。
ですが、近年は品種改良が進み、赤の「 ワイルドキャット」や白の「サマースノー」など、多彩な色合いが楽しめます。
フラワースミスマーケットでも個性豊かな品種を取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。

6まとめ

オンシジュームの切り花の日持ちは、約1週間~10日。
こまめな水換えや霧吹きによる保湿、適切な環境での保管を心がければ、2~3週間持ってくれることもあります。
華やかで可憐なオンシジューム。お手入れのポイントを押さえて、長く美しい姿を楽しんでみてください。

フラワースミスマーケットのオンシジューム一覧

フラワースミスマーケットでは、鮮度と品質にこだわったオンシジュームを卸売価格で販売しています。

これで安心!オンシジュームを長く楽しむためのQ&A

  • オンシジュームは夏でも長持ちしてくれますか?

    オンシジュームは、お手入れや保管方法に気をつければ夏でも長持ちしてくれます。

    ▼夏でも長持ちさせるポイント

    • 暑すぎず寒すぎない安定した気温の場所に飾る
    • クーラーの直風に当てない
    • こまめに水換え・切り戻しを行う
    • 1日に1回霧吹きで保湿を行う

  • オンシジュームを生ける時、花瓶の水はどのくらい入れたらいいんですか?

    オンシジュームは水揚げの良い花材なので、茎の2~3割程度が浸かる浅水で大丈夫です。
    茎から出る樹液で水を汚しやすいので、こまめに水換えを行なってあげてください!

  • オンシジュームって他の花よりも花がポロポロ落ちやすい気がするんですが、普通なんでしょうか?

    オンシジュームは、一つの茎に小花がたくさんついているため、他の花に比べると花びらが落ちやすく感じられることがあります。特に下から上に向かって花が咲き進んでいくので、下の方のお花は早めに落ちていきやすいです。

    ただし、落ちるのが早すぎるときは、水揚げがうまくいっていなかったり、飾る環境(気温や乾燥など)が影響している場合もあります。こまめに水を替えてあげたり、涼しい場所に置くことで長持ちしやすくなりますよ。

  • 切り花栄養剤って使ったほうがいいんですか?

    切り花栄養剤は必ずしも必須ではありませんが、特に夏場や長く楽しみたいときには効果的です◎
    栄養剤には「花に必要な糖分」と「水を清潔に保つ成分」が含まれており、花びらがしっかり開きやすくなり、水の汚れも抑えられるんです。
    使用するときは、表示どおりの濃度で溶かして使ってくださいね。