南アフリカ原産のエキゾチックフラワーで、とても大きくて存在感のある花姿(ガク)が魅力的な「プロテア」。
茎・花ともに丈夫で、日持ちは約1~2週間と、切り花の中でも長持ちし、アレンジから生けこみ、ディスプレイまで幅広く活躍してくれます。
この記事では、プロテアの切り花の咲かせ方をテーマに、プロが実践する水揚げのコツや飾る際の注意点を解説します。
「蕾のままで咲かなかった」というお悩みにもお応えしますので、ぜひ参考にしてください。
- 目次
1【プロが伝授】プロテアを咲かせる水揚げのコツ
プロテアは茎が太く木質化していて、蕾(ガク)も大きく硬く閉じていることが多いため、水が上がりにくいのが難点です。
そのため、切り花をきれいに咲かせるには、水揚げをしっかり行うことが大切です。
ここでは、切り花のプロが実践する水揚げのコツを4つご紹介します。
余分な葉を取り除く
まず始めに、水につかる部分の葉をすべて取り除きましょう。
葉を取り除くことで、花(ガク)に栄養が届きやすくなり、閉じたガクが開きやすくなるためです。
プロテアの葉は厚みがあって丈夫ですが、水につかるとバクテリアや細菌が発生し、傷んだり栄養がガクまで届きにくくなったりします。そのため、不要な葉は事前に取り除いてくださいね。
茎の先端を十字に割る
次に、切れ味の良いはさみなどを使って、茎先2~3cm程度まで、縦に2本、十字になるように深めの切込みを入れます。
プロテアの茎は硬く、そのままでは水が上がりにくい性質があります。十字に切り込みを入れると、断面積が広がって、水上がりが良くなりますよ。
花瓶などの水に生ける
下処理を終えたら、花瓶などの水に生けます。
水の量は、少なめ~普通(3~5cm程度)でOK。
水が多すぎると茎が傷んでしまうので、少なめの水で管理するのがポイントです。
花(ガク)全体をやさしく揉む
飾った後は、花(ガク)全体をやさしく揉み、開花を促しましょう。
購入直後の蕾は硬く閉じており、そのままでは開かない可能性があります。
閉じた花(ガク)全体を両手で包み込み、マッサージする感覚でやさしく揉みます。
力を入れすぎずに丁寧に揉むと、ガクがふっくらとして、自然に開いてきますよ。
2プロテアを長く楽しむ方法や飾る際の注意点
プロテアの切り花は、存在感のある大輪の花(ガク)が魅力ですが、蒸れや水濡れに弱いため、飾る際にはいくつか注意が必要です。
ここでは、特に意識したい3つの注意点を解説します。
湿度が高すぎない、風通しの良い場所に飾る
プロテアは蒸れに弱いため、湿度が高くなりすぎないよう注意が必要です。
湿気がこもると、花(ガク)が傷んだり、茎や葉が黒ずんだりするので、窓際などできるだけ風通しの良い場所に飾りましょう。
梅雨から夏にかけての暑い時期は、エアコンのドライ機能を使うのも有効です。
こまめに水替えする
プロテアを長く楽しむには、できるだけ毎日水替えをして、水を清潔に保つことも大切です。
花瓶も一緒に洗い、細菌やバクテリアも洗い流しましょう。
また、水替えの際に切り戻しもすることで、より長持ちしやすくなります。水揚げと同じように、茎先を1~2cm程度、十字にカットして切り口を新鮮に整えましょう。
大きくしっかりとした花瓶に飾る
プロテアは花頭が大きく重たいため、軽い花瓶だと倒れやすくなります。
陶器や厚めのガラスなどでできた、大きめでしっかりとした花瓶に飾るのがおすすめです。
倒れにくくなり、見栄えもアップしますよ。
3蕾のまま咲かないプロテアは「ドライフラワー」にして楽しむ
切り花になったプロテアは、咲きにくい場合も多くあります。
水揚げしても花(ガク)がなかなか開かない場合は、生花にこだわらず、ドライフラワーにして長期間楽しむのもおすすめです。
上手くドライにすれば、半年~1年以上楽しむこともできますよ。
日数が経つと葉や花が黒ずみ始めるので、水揚げ後2~4日程度の、できるだけ色がきれいなうちにドライに加工しましょう。
ドライフラワーにする手順
プロテアをドライフラワーにするには、生花を紐などで縛って逆さに吊るすハンギング法がおすすめです。
麻ひもなど、茎を固定できる紐を用意しましょう。
- 麻ひもなどで茎の根本をしっかり縛る
- 直射日光が当たらない、風通しの良い室内に、逆さに吊るす
- 1~2週間ほど吊るし、触ってカサカサに乾燥していれば完成
複数本まとめて吊るすのもOKですが、乾燥ムラを防ぐために、束を太くしすぎないのがコツです。
エアコンや扇風機のやさしい風が当たるような、風通しが良い場所を選び、浴室近くや洗面所、キッチンなどの湿気の多い場所は避けましょう。
4まとめ
プロテアの切り花は、大きな花(ガク)が魅力的で、約1~2週間日持ちします。
ただし、ガクが硬く、蕾のまま開かないこともあるので、丁寧な水揚げが必須です。
以下の手順で、しっかりと水揚げをすると、自然に開きやすくなります。
- 余分な葉を取り除く
- 茎の先端2~3cm程を十字に割る
- 少なめ(3~5cm程度)の水に生ける
- 花(ガク)全体をやさしく揉む
プロテアは湿気に弱いため、長く楽しむには、湿度が高すぎない風通しの良い場所に飾るのがおすすめです。また、毎日の水替え・切り戻しも効果的ですよ。
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