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千日紅の切り花はどれくらい日持ちする?水揚げ方法・お手入れのコツ

鮮やかな赤~ピンクの花色と、コロンとした丸い形がかわいらしい千日紅。
かつては仏花のイメージが強いお花でしたが、近年ではブーケのサブ花材やアレンジメントにも幅広く使われるようになっています。

この記事では、千日紅を長く楽しむための水揚げ方法や日持ちさせるコツをわかりやすくご紹介します。

1千日紅の切り花の日持ちは?1000日持つって本当?

千日紅という名前は「赤い色味が1000日近く持つ」ところから由来しているといわれています。
では本当に1000日も持つのでしょうか?

実際には「1000日持つ」というのはあくまで比喩で「鮮やかな色が比較的長く続くこと」を表しています。

切り花としての日持ちは1週間以上
ドライフラワーにすれば、数か月から半年ほどは楽しむことができます。

なぜ色が残りやすいの?

花びらのように見える部分は、実は「苞(ほう)」と呼ばれるもの。苞の中に小さな黄色い花が咲きます。
この中の花がしおれてしまっても、苞自体は硬く丈夫で色あせにくいため、鮮やかな色味が長く残るのです!

2長持ちする千日紅を選ぶコツ

せっかくなら、できるだけ長持ちする千日紅を選びたいですよね。

長く楽しめる千日紅には、次のような特徴があります。

  • 鮮やかな色をしていて、色褪せていない
  • 茎が硬く、まっすぐ(柔らかく曲がっていない)
  • 葉が黄ばんだり、しおれたりしていない

購入するときは、ぜひこのポイントをチェックしてみてください。

3千日紅の切り花の基本的な水揚げ方法

千日紅は日持ちのよい花材ですが、水の吸い上げがあまり得意ではありません。
そのため、最初の段階でしっかり水揚げをしてあげることで、より長く楽しむことができます。
基本の水揚げ手順は以下のとおりです。

  1. 不要な葉っぱを取り除く
  2. 茎先を斜めに切り戻す
  3. 少なめの水に2~3時間浸けておく

①不要な葉っぱを取り除く

不要な葉っぱを取り除く

葉が多く残っていると水が汚れやすく、花まで水分が届きにくくなります。
最初の水揚げの段階で、不要な葉はできるだけ取り除いておきましょう。

②茎先を斜めに切り戻す

茎先を斜めに切り戻すく

切る場所は、水の中でも外でもどちらでも大丈夫です。
斜めにカットすることで断面積が広がり、水を吸いやすくなります。

③少なめの水に2~3時間浸けておく

少なめの水に2~3時間浸けておく

水を多く入れすぎると茎が腐りやすいため、水は花瓶の2~3割程度でOK。
数時間浸けておくことで、しっかり水を吸わせることができます。

4千日紅に元気がないときは湯揚げが効果的!

「買ったばかりなのに千日紅がクタッとしている…」
そんなときにおすすめなのが 「湯揚げ」です。

湯揚げを行うことで、茎の中にたまった空気が抜け、水が上がりやすくなります。
手順は次のとおりです。

  1. 新聞紙で花全体を包む
  2. 80℃以上のお湯につける
  3. 冷水につけておく

①新聞紙で花全体を包む

葉を取り除いた千日紅を新聞紙でしっかりと包みます。
花に湯気が直接当たらないよう、全体を覆い、テープで固定してください。

②80℃以上のお湯につける

新聞紙を巻き終わったら茎先を斜めに切ってからお湯につけます。
80℃以上のお湯を用意して、30~40秒ほど茎の先をつけましょう。
茎先から空気の泡が出なくなるまで浸けておくのが目安です。

③冷水につけておく

千日紅をお湯からあげたら新聞紙を巻いたまま冷水につけます。
茎が腐りやすいので、水は浅めにしておくのがポイント。
2~3時間経ったら新聞紙を外し、元気になったか確認してみましょう。

5千日紅を長く楽しむためのお手入れ方法

鮮やかな色合いが魅力の千日紅。ここでは千日紅をより長く楽しむためのお手入れのコツをご紹介します。

2~3日に一度は切り戻し、水換えを行う

長持ちさせるには、こまめな水換えと切り戻しが効果的です。
毎日、もしくは最低でも2~3日に一度は水を替えてあげましょう。
その際、茎先を数cmほど切り戻すと水の吸い上げがよくなります。
また、水換えの際は花瓶を食器用洗剤などで洗い、清潔に保つことも大切です。

直射日光の当たらない涼しい環境で保管する

直射日光が当たると色褪せしやすく、千日紅の魅力が半減してしまいます。
また、温かい場所に置くと花持ちも悪くなるため、直射日光の当たらない涼しい環境に飾りましょう。

元気がなくなってきたら茎を短くして楽しむ

元気がなくなってきたら茎を短くして楽しむ

どれだけ丁寧にお手入れしても、生花である以上いつかは寿命が訪れます。
数日経って元気がなくなってきたなと感じたら、思い切って茎を短く切ってみましょう。

茎を短くすると水の吸い上げが良くなり、もう少し長く楽しめます。
小さな花瓶に生けたり、ミニアレンジとして飾るのもおすすめです!

6まとめ

千日紅は切り花としては1週間以上、ドライフラワーにすればさらに長く楽しめる花材です。
水の吸い上げがあまり得意ではないので、元気がないときは「湯揚げ」が効果的。水が上がりやすくなり、日持ちもより良くなります。
ぜひ千日紅を日常のアレンジや飾りに取り入れて、その魅力を楽しんでみてください。

フラワースミスマーケットでは、ピンク~赤系の可愛らしい千日紅を卸売価格で販売しています。
5本からの小ロットで購入できるので、仕入れやアレンジ花材の調達にぜひご活用ください。

フラワースミスマーケットの千日紅一覧

千日紅の切り花についてよくある疑問

  • 千日紅がすぐにクタッとなってしまいます。どうしたら元気になる?

    千日紅はとても水下がりしやすいお花。
    クタッとしていて元気がないときは「湯揚げ」が効果的です!
    湯揚げをすることで、茎の中の空気が抜けて、水が上がりやすくなりますよ。

    ▼湯揚げの手順
    1. 不要な葉っぱを取り除く
    2. 茎先を斜めに切り戻す
    3. 新聞紙で花の部分を包み、お湯に浸ける
    4. 茎先から気泡が出てきたら、冷水(茎先が5cm浸かる程度)に2~3時間浸ける

  • 千日紅を長く楽しむためのお手入れのコツは?

    こまめな水換えと茎の切り戻しが、千日紅を長持ちさせる秘訣です!

    ▼お手入れのポイント
    • 気温が高い時期は水が汚れやすいため、毎日、または最低でも2~3日に1回は水を替えましょう。
    • 水を入れすぎると茎が腐りやすいため、少なめの水で管理してください。
    • 直射日光や温かい場所での保管は、色褪せや日持ちの短縮につながるため避けましょう。

  • ドライフラワーにすることはできますか?

    千日紅はドライフラワーにとても向いているお花です◎
    お花がきれいな状態で作ると、鮮やかな色合いがより長く残ります。
    逆さに吊るして乾燥させる「ハンギング法」が簡単でおすすめ。
    1~2週間ほどできれいなドライフラワーになってくれますよ。

  • プレゼント用のブーケに千日紅を入れようと思っています。色鮮やかな状態は何日ぐらい残ってくれますか?

    千日紅は切り花の中でも色褪せしにくく、1週間ほどは鮮やかな状態を保てます。
    水替えや茎の切り戻しをこまめに行えば、さらに長持ちさせることも可能です。
    また、千日紅は乾燥させても色がきれいに残るので、ブーケとして楽しんだあとは、ドライフラワーにして長く飾るのもおすすめですよ。