小さなつぼみが、ぎっしりとついた「ソリダコ」。
夏から秋にかけて鮮やかな黄金色の小花を咲かせることから、英名では「Goldenrod(ゴールデンロッド)」と呼ばれています。
ボリュームたっぷりのグリーンとして、またサブ花材として、ブーケやアレンジメントでメイン花材を引き立ててくれるのが魅力です。
花持ちがよく丈夫ですが、長持ちさせるなら、下準備として水切りや湯揚げをすることが重要といえるでしょう。
今回は、ソリダコの日持ちや基本の水揚げ方法、長持ちさせるお手入れのポイントを解説します。ソリダコの魅力を引き出すアレンジのアイディアも3つご紹介しますので、ぜひお読みください。
- 目次
1ソリダコの切り花の日持ちはどれくらい?

ソリダコの日持ちは、約1週間。
切り花の中では標準程度の日持ちで、花持ち自体は良く丈夫です。
ただし、葉が傷みやすく、すぐにしおれたり黄変したりするので、不要な葉は適宜取り除く必要があります。
丁寧にお手入れすると、7日~10日ほどの花持ちが期待できますよ。
2ソリダコの基本の水揚げ方法【水切り】
ソリダコは、購入後にしっかり水揚げすると、日持ちがグンとアップします。
以下の手順で進めましょう。
- 葉を取り除く
- 茎先を斜めにカットする
- たっぷりの水につけておく
葉を取り除く
ソリダコの葉は傷みやすい性質があります。アレンジに使う部分以外の葉は、事前にできるだけ取り除いておきましょう。
不要な葉を取り除くと、小花に栄養や水分が届きやすくなります。
茎先を斜めにカットする
続いて、水中で茎先を斜めに1~2cm程度カット(水切り)します。
斜めにカットすると切り口の断面積が広がり、より多くの水を吸い上げられます。また、水中でカットすることで茎の内部に水圧がかかり、水が上がりやすくなります。
なお、カットをする際は、雑菌が入るのを防ぐために、清潔なはさみを使いましょう。
たっぷりの水につけておく
カットした後は、たっぷりの深水につけます。
花瓶の7~8割を目安に1~2時間ほどつけると水が上がってきます。
3元気がないソリダコには【湯揚げ】が効果的
「花屋さんで買ったばかりなのに、全体がぐったりしていて元気がない…」そんなときは、「湯揚げ」を試してみましょう。
湯揚げは、茎先を熱湯につけることで茎の内部に溜まった空気を出して、水の通り道を作る方法です。
水切りだけでは効果がない場合でも、湯揚げをすると劇的に元気を取り戻すケースがあります。
湯揚げは以下の手順で進めましょう。
- 葉を取り除いて茎をカットする
- 新聞紙で巻いて保護する
- 茎先を80℃程度のお湯に10~30秒つける
葉を取り除いて茎をカットする
まず、水揚げと同様に、余分な葉を取り除き、茎先を水中で1~2cm程度斜めにカットします。
新聞紙で巻いて保護する
湯揚げを行う際は、蒸気で切り花全体が傷むリスクがあります。
そこで、蒸気からのダメージを防ぐために、茎先10cm程度を外した残りの部分を新聞紙で巻いて保護しましょう。
この新聞紙は、アレンジなどに使う直前まで巻いたままにしてください。
茎先を80℃程度のお湯に10~30秒つける
続いて、80℃程度のお湯を用意し、茎先をつけます。
お湯につける時間は、以下のように茎の太さによって変えてください。
- 茎が細い場合:10秒程度
- 茎が太い場合:30秒程度
茎によっては、お湯につけた際にぶくぶくと泡が出てくる場合があります。この場合は、泡が出なくなるまでが目安となります。
ただし、長くつけすぎると、茎が煮あがって傷んでしまうため、注意しましょう。
たっぷりの水に1時間以上つけておく
お湯から上げた後は、バケツや花瓶の深さの7~8割程度のたっぷりの水に1時間以上つけます。
新聞紙を巻いたまま、すぐに水に移し、切り花全体がシャキッとなるまで待ちましょう。
4ソリダコを長持ちさせるお手入れ・管理のポイント
ソリダコは葉がしおれやすく、切り花全体に影響が出やすいのが弱点です。
しっかりと水を吸い上げて日持ちさせるためにも、毎日水替え・水切りをして、置き場所を工夫しましょう。
毎日水替え・水切りをする
ソリダコを長持ちさせるには、水を清潔に保ち、切り口を新鮮にして、水が十分に上がる環境を整えることが何より重要です。
茎から細菌が繁殖しやすく、水がすぐに濁ってしまうので、毎日の水替えを徹底しましょう。また、茎先を水中につけたまま1~2cm斜めにカットして切り戻すだけで、水揚げが格段に良くなります。
花瓶にぬめりがある場合は、洗剤を使ってきれいに洗い流してください。
直射日光やエアコンの風を避けて飾る
ソリダコは乾燥や高温に弱いため、風に当たると水下がりしやすく、また直射日光が当たると葉焼けや黄変が進みやすくなります。
健康な状態を保つには、エアコンや扇風機の直風、窓辺の強い日差しなどは避け、室内の涼しく風の当たらない場所に飾りましょう。
5ソリダコの魅力を長く楽しむアレンジアイディア
ソリダコの切り花は、黄色い小花を活かした花材、グリーン、ドライフラワーとして活躍してくれます。
ここでは、簡単に取り組めるアレンジのアイディアを3つご紹介します。
バラやガーベラを主役に、グリーンの役割で使う
ソリダコは黄色い小さな花を咲かせますが、つぼみも多く、全体的には黄緑色のような見た目をしています。
この色合いを活かして、葉ものの代わりにグリーンとして飾ると、主役の花を引き立ててくれます。
例えば、バラやガーベラなどの大輪花を主役にしたブーケやテーブルアレンジにソリダコを加えると、黄緑がかった柔らかなボリュームで全体を優しくまとめられるでしょう。
葉物よりも軽やかで、小花もアクセントになるので、夏のアレンジにぴったりです。
菊やユリと合わせた仏花アレンジに
ソリダコは初夏~夏に多く出回り長持ちするため、お盆の仏花アレンジにもおすすめです。
メインの菊やユリの白・黄・紫などとも色のバランスが良く、相性抜群ですよ。
仏花に適した花の色や種類は、以下の記事で詳しく解説しています。
ドライフラワーにして楽しむ
ソリダコはドライフラワーにしても大きく見た目や色が変わりづらく、長期間楽しめます。
自宅でも簡単にドライ加工でき、束ねたソリダコを麻ひもでくくり、風通しの良い日陰で1週間ほど逆さに吊るしておくだけです。完成したら壁掛け用のスワッグやリースに重宝しますよ。
6まとめ
ソリダコの切り花は、1週間程度日持ちします。
花持ちも良く丈夫ですが、葉が傷みやすいので、水揚げの際に不要な葉は取り除きましょう。
基本的には水切り(水中で茎先を1~2cm斜めにカットする)がおすすめですが、元気がない場合は、湯揚げを行ってください。
湯揚げで行う下準備は、水切りと同様ですが、蒸気で傷まないように新聞紙で包むことが大切です。
約80℃のお湯に10~30秒つけた後、すぐにたっぷりの水に数時間つけると、しっかりと水を吸い上げてくれますよ。
小花・グリーンとして大活躍のソリダコ!長持ちさせるためのQ&A
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ソリダコの切り花の日持ちはどれくらいですか?旬を迎える夏も長持ちしますか?
ソリダコの切り花の日持ちは、約1週間です。
夏場も、毎日の水替えと水切りをしっかりと行えば、長持ちしてくれます。ただし、高温や乾燥には弱いので、直射日光やエアコンの直風が当たらない涼しい部屋に飾ってください。
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アレンジに加えたソリダコの葉がしおれてきました。思い当たる原因は何?
ソリダコの葉がしおれやすいのは、水揚げが悪く、茎の先端から細菌が繁殖しやすいことが原因です。
まずは、購入後、すぐに水に浸かる部分の葉を取り除きましょう。また、毎日の水替え時に、茎先を斜めに切り戻して、切り口を新鮮にすることも重要です。
これだけでも、葉に関するトラブルが減って、長く楽しめますよ。
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仏花アレンジで、ソリダコを使うときのコツを教えて!
仏花アレンジでは、菊やユリなどの仏花をメインにして、グリーンの代わりのソリダコを少なめに入れることがポイントです。 余分な葉は必ず取り除いて基本のお手入れを行うと、お盆時期でも1週間以上きれいな状態を保てます。
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梅雨など多湿になるときに長持ちさせる方法はありますか?
梅雨時期は、湿気で細菌が繁殖しやすいのが難点。この時期は、水替えを1日2回に増やして、除湿器や除湿剤を近くに置くのがおすすめです。
湿度を抑えて不要な葉を落として風通しを良くすると、長持ち対策になりますよ。
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新鮮なソリダコの見分け方はありますか?
花屋さんでソリダコを購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 葉:みずみずしい緑色をしている
- 花:切り花の先端につぼみがたくさんついている
全体が黄色っぽくなり、しおれているものは避けてください。
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子どもやペットがいる家庭でも飾れますか?
基本的には無毒ですが、ほかの切り花と同様に誤飲の恐れがあります。
高い場所など、手の届かない場所に飾りましょう。また、小花が落ちた場合も、こまめにお掃除してください。






























































































































































































































































































































































