冬から春にかけて凛とした姿で咲き、甘く爽やかな香りを届けてくれる「水仙(スイセン)」。
切り花としても人気ですが、実は扱い方を間違えると、花の傷みを早める可能性があるのをご存知でしょうか?
水仙の茎から出る、ネバネバした粘液には毒性があるため、適切な処理が必要です。
今回は、水仙を美しく長持ちさせるための正しい切り方や水揚げ方法、お手入れ方法について解説します。
これから購入する水仙を長持ちさせたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
冬から春にかけて凛とした姿で咲き、甘く爽やかな香りを届けてくれる「水仙(スイセン)」。
切り花としても人気ですが、実は扱い方を間違えると、花の傷みを早める可能性があるのをご存知でしょうか?
水仙の茎から出る、ネバネバした粘液には毒性があるため、適切な処理が必要です。
今回は、水仙を美しく長持ちさせるための正しい切り方や水揚げ方法、お手入れ方法について解説します。
これから購入する水仙を長持ちさせたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
切り花の水揚げ方法といえば、「茎を斜めにカットして水につけておく方法」が定番ですよね。
しかし水仙の場合は、安易に茎の先端を切ると、せっかくのお花が台無しになってしまうこともあります。
水仙の正しい水揚げ方法は、以下のとおりです。
水仙の「袴(はかま)」とは、茎の根元を包んでいる、白く半透明な薄皮部分のこと。
このはかま部分を切り落とすと、葉と茎がバラバラになり、扱いが難しくなってしまいます。
そのため、カットするのではなく、手で優しく取り除きましょう。
机に置いた水仙の根元を、手のひらでコロコロと揉みほぐした後、軽く引っ張るとはかまが取れます。
はかまは最後に戻しますので、乾燥しないよう水につけておきましょう。
花を優しく引っ張ることで、葉と花をきれいに切り離せます。
切り離した葉と花は、生けるときにバランスが良くなる長さにカットしましょう。
水仙の茎は腐りやすいため、水を吸収する断面積が小さくなるよう、水平にカットします。
葉は、花よりも長くなるようにカットすると、初心者でも生けやすいバランスになりますよ。
カットした後は、茎の先を水道水などでしっかりと洗い流しましょう。
水仙の切り口からは、ヌルヌルとした液体が出てきます。
この液体には、リコリンやタゼチンなどの有毒成分が含まれています。そのまま水に生けると、水を汚したり花を傷めてしまう原因になるため必ず洗いましょう。
稀に皮膚炎を起こすこともありますので、肌の弱い方は手袋をして扱うことをおすすめします。
切り離した葉と花の先端を揃えて、取っておいたはかまを再びはめます。
その後、3cm程度の浅水(少なめの水)に生けましょう。
茎が腐りやすい水仙は、たっぷりの水に生けると日持ちが悪くなるため注意が必要です。
水仙の切り花の日持ちは、約5日~1週間程度。
チューリップと同じ球根系のお花で、切り花としての日持ち期間は平均レベルです。
正しい水揚げと、以下のお手入れを行うことでさらに長持ちしやすくなりますので、ぜひ実践してみてください。
水仙の茎はどうしても水を汚しやすいため、水替えは毎日行いましょう。
少なめの水をこまめに替えてあげることで、長持ちしやすくなります。
水替えの際、傷んで色が変わっている茎先は、カット(切り戻し)するのがおすすめ。
このときも、一度はかまを取ってから茎をカットし、その後はかまを戻して生けるようにしましょう。
水仙の切り花には、一般的な切り花栄養剤や延命剤の使用はおすすめしません。
水仙が持つ成分と、栄養剤に含まれる糖分の相性が悪く、葉が黄化したり傷んだりしやすいためです。
市販の栄養剤はできるだけ使わず、こまめな水替えでお手入れしましょう。
水仙はほかの切り花と同様、気温の高い環境だと傷みが早くなってしまいます。
できるだけ涼しい場所に飾って管理しましょう。
水仙は冬から春の早い時期(12月~3月頃)に出回る花ですので、それほど気を配らなくても問題ありません。
ただし暖房の風が直接当たる場所や、コンロのそばに飾るのは避けた方が無難です。
買ったばかりの水仙には、すでに咲いている花と、開花前のつぼみが混ざっていることがほとんどです。
つぼみは徐々に開花し、先に咲いていた花は咲き終わっていきますので、傷んだ花は都度取り除きましょう。
咲き終わった花を取り除くことで、残っているつぼみに栄養が行き届きやすくなります。
また、つぼみは薄い皮のようなものに包まれています。この皮の部分は徐々に茶色くなっていきますので、気になったら取り除いて問題ありません。
冬から春の季節感を味わえる水仙、おしゃれに飾って楽しみたいですよね。
ここからは、初心者でも簡単にできる、水仙の飾り方アイディアを3つご紹介します。
1つめは、日本水仙と、春の代名詞であるラナンキュラス、スイートピーを組み合わせた飾り方です。
花色はいずれも「白」を選ぶことで、簡単にまとまりあるアレンジが作れますよ。
花全体の長さは、花瓶の2.5倍以内に収めるのが、バランスよく生けるコツ。
口が狭い花瓶を使うことで、繊細な花同士でも安定して飾りやすくなります。
水仙をほかの花と一緒に飾るときは、「毒抜き」が必須。まずは3cm程度の水を入れた別の花瓶に、水仙単体で1日生けておきましょう。
毒抜きする前に一緒に飾ると、ほかの花を枯らせてしまう場合があるため注意してくださいね。
上品な印象のある水仙は、シンプルに単体で飾るのも素敵です。
細長い葉と小ぶりな花のニュアンスを生かした、高さのあるアレンジにしましょう。
花瓶と、花瓶から出ている花の高さが1:1になるように茎をカットすることが、バランスよく生けるコツです。
長さを生かしたアレンジを楽しんだ後は、思い切って茎をカットして、小ぶりに飾るのもおすすめです。
クリアな小さめの花瓶やコップを用意し、花と茎全体がすっぽりと入る長さにカットしましょう。
茎先を輪ゴムでまとめたら、そのまま花瓶に入れて完成。
ちょっとしたインテリア代わりになる、簡単でおしゃれなアレンジです。
春の人気花材である水仙ですが、きれいな姿を長く楽しむためにはコツが必要です。
具体的には、以下のポイントを意識して水揚げ・お手入れをしましょう。
水仙の日持ちは平均5日~1週間程度ですが、適切なお手入れをすることで、さらに長く楽しめる場合もあります。
単体で生けるのはもちろん、ほかの花と一緒に飾っても上品に仕上がる水仙。ただしほかの花と組み合わせる際は、1日水につけて毒抜きしてから飾るようにしましょう。
当店フラワースミスマーケットでは、12月~3月頃にかけて、水仙の切り花を販売しています。
花き業界での経験15年以上のプロが仕入れた新鮮な花をお届けしますので、ご自宅用にも仕入れ用にも、ぜひご利用ください。
水仙のように茎が柔らかい花は、まっすぐ水平に切るのがおすすめです。
多くの切り花は断面積を広げるため「斜め」に切ることが推奨されますが、水仙のような球根花は茎が肉厚で柔らかく、空洞になっています。
斜めに切ると茎が潰れたり、腐りやすくなったりするため、あえて断面積が小さくなるよう水平にカットしましょう。
飾る前に水仙の毒をできるだけ抜いておけば、ほかの花と一緒に飾っても大丈夫です!
水仙の切り口からは毒性のある液体が出てきますので、まずはそれを水でしっかりと洗い流しましょう。
その後、水仙だけで1日花瓶の水に生けて、置いておきます。
1日置いたら再び茎の先を洗い流してから、ほかの花と一緒に生けてくださいね。
水仙を生ける水の量は、少なめ(3cm程度の浅水)が基本です。
茎が腐りやすい水仙のような花は、たっぷりの水で生けるとすぐに傷み、日持ちが悪くなってしまいます。
同じように球根系の花(チューリップなど)や、茎が柔らかい花(ガーベラ・ひまわりなど)も同様に浅水で管理するのがおすすめですよ。