冬から春にかけて出回る「スイートピー」。
香りがとても良く、フレグランスフラワーとしても人気があります。
一方で日持ちはそれほど良くなく、長持ちさせるためには工夫が必要なお花でもあります。
この記事では、スイートピーの切り花の日持ちや、長く楽しむための水揚げ・お手入れのポイントをくわしく紹介します。
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スイートピーの切り花は日持ちする？長持ちさせる水揚げ・お手入れのコツを徹底解説！
1スイートピーはどれくらい日持ちする？
スイートピーの切り花の日持ちは、平均で1週間程度です。
花びらが繊細で柔らかいため、日持ちが良い方ではなく、短いと3～4日しか持たないことも。
スイートピーは11月後半から4月上旬ごろにかけて出回りますが、気温が低い時期の方が長持ちしやすい傾向にあります。
より長くスイートピーを楽しみたいなら、冬本番の12月～2月ごろに購入するのがおすすめですよ。
3月下旬～4月上旬のシーズン終盤になると、花びらが透けたような、より繊細な質感になります。
日持ちも少しずつ悪くなっていきますので、春に購入する場合はこまめにお手入れしてあげましょう。
2スイートピーの基本的な水揚げ方法
スイートピーを購入したら、お花が元気に水を吸うための「水揚げ」をしましょう。
基本の水揚げ方法は以下のとおりです。
- 茎を水平にカットする
- 少なめの水に生けて管理
スイートピーは茎が細く潰れやすいため、斜めではなく水平にカットするのがポイント。
また、カットする際に茎を強く握りすぎないよう注意が必要です。
花瓶に生ける際は、水の量をやや少なめにしましょう。
茎が繊細なため、たっぷりの水に生けると茎の傷みを早めてしまう可能性があります。
3スイートピーに元気がない場合は湯揚げがおすすめ！
購入後のスイートピーに元気がなく、しおれたようになっている場合は、「湯揚げ」という方法を試してみてください。
茎の切り口を熱湯につけることで、導管から空気や細菌が抜けて、吸水しやすくなります。
湯揚げの手順は以下のとおりです。
- 花に蒸気が当たらないよう、全体を新聞紙で巻く
- 茎の先端をカットし、熱湯に30～40秒程度つける
- 新聞紙を外して水につけておく
花に蒸気が当たらないよう、全体を新聞紙で巻く
茎の先端だけはみ出した状態で、花全体を新聞紙で巻きます。
スイートピーは湿気に弱いため、新聞紙で巻くことで、蒸気が直接当たって傷んでしまうのを防げます。
新聞紙で巻く際、きつく固定しすぎると花びらが潰れてしまう場合がありますので注意しましょう。
茎の先端をカットし、熱湯に30～40秒程度つける
スイートピーの茎の先端を3cmほどカットした後、用意しておいた80℃程度のお湯に切り口をつけます。
茎の切り口からブクブクと泡が出てきますので、泡が止まるまでつけましょう。
稀に泡が出てこない場合もありますが、湯揚げの効果はしっかりとあります。
お湯につける時間が長すぎると茎が傷んでしまうため、30～40秒経ったらお湯から出すようにしてください。
新聞紙を外して水につけておく
お湯から出したら、花全体を巻いていた新聞紙を外した後、花瓶などの水に生けます。
湯揚げの後、新聞紙を巻いたまま水につけておくお花も多いですが、スイートピーの場合は蒸れに弱い特性があります。
新聞紙を巻いたままだと、湿気で花にシミができてしまうリスクがあるため、新聞紙はすぐに外しましょう。
4スイートピーを長持ちさせるお手入れ・管理のポイント
購入後の水揚げだけではなく、毎日こまめにお手入れすることで、スイートピーを長持ちさせることができます。
普段のお手入れ・管理のポイントは以下を参考にしてみてください。
- 水は浅めにし、毎日水替えする
- 傷んできた花びらは摘み取る
- 風通しの良い涼しい場所に置いておく
水は浅めにし、毎日水替えする
茎が傷みやすいスイートピーは、浅めの水に生けるのがおすすめ。
冬場でも、できるだけ毎日水替えをしてあげてください。
水替えの際、一緒に茎の先端をカットすると、切り口が新しくなって水を吸い上げやすくなります。
水揚げの時と同様に、茎は水平にカットしてあげましょう。
傷んできた花びらは摘み取る
スイートピーの花は下から順に咲き進むため、下の方の花びらは早い段階で傷んできやすいです。
花びらが透けたようになっていたり、シミになっていたりしたら、適宜摘み取るようにしましょう。
傷んだ花びらを摘み取ることで、他の花に水分が行き届きやすくなるため、長持ちしやすくなりますよ。
風通しの良い涼しい場所に置いておく
スイートピーを湿度の高い場所に飾ってしまうと、花びらにシミができたり、しおれたりするのを早めてしまいます。
できるだけ風通しが良く、涼しい場所に飾っておきましょう。
5まとめ
スイートピーの日持ちは平均で1週間程度ですが、時期やお手入れ次第では、3～4日ほどでしおれてしまう場合もあります。
スイートピーをできるだけ長く楽しみたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
毎日こまめにお手入れすることで、スイートピーの切り花も日持ちしやすくなりますよ。
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白・ピンク・黄色・紫などたくさんの色の品種がありますので、様々なアレンジメントに取り入れやすいですよ。
購入後は、今回ご紹介した水揚げやお手入れをぜひ実践してみてくださいね。