チューリップには、王道のものから少し珍しいものまで、いろいろな咲き方があることをご存じでしたか?
咲き方が違うと見え方も異なるため、同じチューリップでもまるで違う花のように見えます。
チューリップの咲き方の種類には以下があげられます。
- 一重咲き
- 八重咲き
- ユリ咲き
- パーロット(パロット)咲き
- フリンジ咲き
- クラウン咲き
- 枝(咲き)咲き
- ビリデ咲き(グリーンチューリップ)
この記事では、チューリップの咲き方の種類一覧と、咲き方別のチューリップのおすすめの生け方について詳しく見ていきましょう。
チューリップには、王道のものから少し珍しいものまで、いろいろな咲き方があることをご存じでしたか?
咲き方が違うと見え方も異なるため、同じチューリップでもまるで違う花のように見えます。
チューリップの咲き方の種類には以下があげられます。
この記事では、チューリップの咲き方の種類一覧と、咲き方別のチューリップのおすすめの生け方について詳しく見ていきましょう。
チューリップの咲き方には、以下の種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
一重咲きは、チューリップのなかで最もオーソドックスな咲き方です。
「チューリップ」と聞くと、多くの方がすぐにイメージできるのがこの一重咲きではないでしょうか。
市場に流通する数も多く、色も丈の長さもバリエーション豊富です。
一重咲きのチューリップは、丸みのある大きな花を咲かせるのが特徴。
花びら同士が重なり合うことなく、とてもシンプルな美しさを持っています。
品種も数えきれないほど存在し、毎年のように新品種も登場しています。
八重咲きのチューリップは、一重咲きよりも多くの花びらを咲かせます。
複数の花弁が重なってふんわりと咲くため、全体的にボリュームがあります。
花びらが完全に開くまでの姿が、バラのように見えるのも特徴です。
品種によって花びらの枚数が異なり、多いものになると40枚以上もの花びらを付けることもあります。
ユリ咲きのチューリップは、ユリのように花びらの先端が尖った咲き方です。
先端に向けて細くなるので、すっとした大人っぽい雰囲気があります。
チューリップには、花びらが日光に当たると開き、夜になると閉じるという特性があります。
ユリ咲きのチューリップの場合、閉じても上品ですが、開いた際の華やかさは他の咲き方と比べても特別です。
パーロット咲きのチューリップは、波打った花びらのところどころに切り込みのあるのが特徴の咲き方です。
中に何かを包んでいるような、見た目をしています。
花びらがオウムの羽に似ていることから、「オウム」を意味する英語の“parrot(パーロット)”という名称がつけられました。
見た目がとても個性的かつユニークなので、一輪でも存在感があります。
フリンジ咲きのチューリップは、花びらの縁がギザギザしている花の咲き方。
花びらがひらひらとしており、まるでフリルのように見えるのが特徴です。
見た目の華やかさだけでなく、ボリューム感もあるので、一輪でも見応えバツグンです。
フリンジ咲きには、花びらがほぼ重なっていない一重咲きタイプのものから、複数の花びらを持つ八重咲きタイプのものがあります。
クラウン咲きのチューリップは、横から見ると王冠のような形の花びらを持っているのが特徴です。
花びらが全体的に丸みがあり、内側に緩やかにねじれている姿に、可愛らしい雰囲気があります。
クラウン咲きは、チューリップの咲き方としては新しいので、品種はまだあまり多くありません。
他の咲き方は一株に一つの花を咲かせるのに対して、桜咲きは一つの株に複数の花を咲かせます。
枝分かれした茎ごとにチューリップの花を咲かせるため1輪でもボリュームのあるチューリップです。
チューリップでは桜咲きと呼ばれることが多い咲き方ですが、バラなどのお花では「スプレー咲き」と呼ばれています。
ビリデ咲きのチューリップは、花びらの真ん中に緑色のラインが入るのが特徴です。
別名「グリーンチューリップ」と呼ばれることもあります。
他のチューリップに比べて咲くのが遅く、だいたいチューリップの見頃終わりである4月後半から5月上旬にかけて咲き始めることが多いです。
草丈が高く花もちがいいので、切り花としても人気の高い咲き方です。
チューリップは咲き方によって見た目が異なるため、同じお手入れで大丈夫なの?と疑問に思うことがありますよね。
咲き方が違ってもチューリップのお手入れ方法を変える必要は特にありません。
浅水に生けて小まめに水替えをするように心がけましょう。
チューリップのお手入れ方法は「チューリップの切り花を日持ちさせるには?長持ちさせる水揚げ・お手入れ方法」で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
様々な咲き方をするチューリップは、シンプルな一輪挿しはもちろん、他の咲き方のチューリップと組み合わせてもオシャレに仕上がります。
ここでは、初心者の方でもできる以下のアレンジ例を紹介します。
実際のアレンジ写真も踏まえて飾り方を見ていきましょう。
チューリップは一輪挿しで飾るだけでも絵になります。
一重咲きなどのすっきりした咲き方なら葉を残して細めの花瓶に差すとスタイリッシュな印象になり、八重咲きやフリンジ咲きなどボリュームのある花はコップなどに花だけで生けても可愛くなりますよ。
同じ咲き方のチューリップをまとめていけると、統一感が出て綺麗に生けられますよ。
色違いのチューリップを合わせると華やかになりますが、ピンク色などの同色系のお花でまとめてもすっきりした印象になります。
チューリップだけを5~10輪まとめて生けるのもおすすめです。
咲き方によって見た目や色味が異なるため、さまざまな咲き方のチューリップをまとめても違った楽しみ方ができます。
チューリップの生け方のアイデアは「チューリップのおしゃれな飾り方!初心者でも簡単にできるアレンジ例」も参考にしてみてくださいね。
チューリップの咲き方には、以下の8種類があります。
| 咲き方の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 一重咲き | 最もスタンダードな咲き方 |
| 八重咲き | 一重に比べて花びらの枚数が多い |
| ユリ咲き | 花びらの先が尖っている |
| パーロット咲き (パロット咲き) |
ところどころ切れ込みのある波打った花びら |
| フリンジ咲き | 花びらの先がギザギザしている |
| クラウン咲き | 横から見ると王冠のように見える |
| 枝(咲き)咲き | 1本から複数の花が咲く |
| ビリデ咲き (グリーンチューリップ) |
花びらの中央にグリーンのラインが入っている |
チューリップは咲き方によって、見た目や色味が異なるため、それぞれで違う楽しみ方ができます。
ボリュームのある八重咲きやパーロット咲きなら「一輪差し」、見た目がシンプルな一重咲きやユリ咲きなら「小花や葉ものを組み合わせる」飾り方がおすすめです。
また咲き方の異なるチューリップをまとめて飾るのも、異なる咲き方を一度に楽しめますよ。
お花の卸売り通販ショップ「フラワースミスマーケット」では、さまざまな咲き方・品種のチューリップを取り扱っています。
咲き方によって見え方も異なるので、ぜひ好みの咲き方を見つけてみてくださいね。