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【プロが教える】アストランチアの水揚げ方法|長持ちさせるためのお手入れ徹底解

アストランチアの水揚げ方法

たくさんの透明感のある小花が中心に集まり、がくに包まれている「アストランチア」。
英語では「Hattie’s pincushion」とも呼ばれ、ピンクッション(針山)のような丸みのある独特のフォルムが魅力です。
色数も多く、アレンジメントからドライフラワーまで大活躍してくれます。

この記事では、アストランチアの切り花の水揚げ方法についてご紹介します。長持ちさせるための湯揚げや日常的なお手入れ方法、ドライフラワーにする際の加工法もまとめました。
「購入後に元気がないのはどうして?」というお悩みに対する解決策も解説しているので、お手入れ方法を知りたい方はぜひお読みください。

1アストランチアの切り花はどれくらい日持ちする?

アストランチアの切り花の一般的な日持ちは1週間ほどです。
やや水下がりしやすい傾向があるため、飾る前にしっかりと水揚げしておくのがおすすめです。

アストランチアは乾燥に強くドライフラワーにもしやすいので、色んな楽しみ方をしていただけますよ。

2アストランチアの水揚げ方法|元気がない時は湯揚げを!

アストランチアはお手入れ次第で日持ちが良くなりますが、茎が柔らかく折れやすいため、ぐったりと元気をなくしたり、花がふにゃりと折れ曲がったりするケースが少なくありません。

「買ったばかりなのに、もう元気がない・・・」という場合は、しおれではなく水下がりの可能性が高くなります。正しく湯揚げをすれば、元気に復活してくれますよ。

湯揚げを行う手順は、以下のとおりです。

  1. 水につかる部分の葉を取り除く
  2. 新聞紙で巻いて茎の先端を斜めにカット
  3. お湯に茎の先端をつける
  4. 深水につけておく

水につかる部分の葉を取り除く

水につかる部分の葉を取り除く

まず、葉がたくさんついている場合は取り除きます。茎が折れないように、手で優しく取り除きましょう

特に、水につかる部分の葉は要注意です。花瓶に飾るときに葉が水につかると、水中にバクテリアが繁殖して汚れやすくなるため、下の方についている葉は必ず取り除いてくださいね。

新聞紙で巻いて茎の先端を斜めにカット

新聞紙で巻いて茎の先端を斜めにカット

湯揚げをする際は、蒸れを防止するために新聞紙で全体をゆるく巻いておきます。茎の先端はお湯につけるため、開けた状態で巻きます。

その状態で、茎の先端を数cmほど斜めにカットしてください。斜めにカットすると給水面積が広がるため、水上がりが良くなります。

お湯に茎の先端をつける

お湯に茎の先端をつける

80℃程度のお湯に、カットした茎の先端をつけます

茎の中に含まれていた空気が抜けて泡がぷくぷくと出てくるので、泡が出てこなくなるまでキープしましょう。泡が出てこない場合は、20~30秒ほどつけ、お湯から出します。

熱湯に長く浸けると茎に熱が通って弱ってしまうので、注意してくださいね。

深水につけておく

深水につけておく

お湯から上げたらすぐに、花瓶の8割ほどの冷たい深水に移します

涼しい場所で2~3時間ほどそのままつけておくと、水が上がってシャキッとしますよ。

飾る際は、新聞紙を外し、好みの長さにカットしましょう。

3アストランチアを長持ちさせるための普段のお手入れ方法

アストランチアを長持ちさせるには、こまめな水替え、傷んだ花の除去、延命剤の使用をおすすめします。

こまめに水替えをする

ほかのお花と同様、アストランチアも水が汚れると弱ってしまいます。1日1回、水替えを行いましょう。

水替えの際は、花瓶もしっかり洗剤で洗ってぬめりを取ってください。水替えの度に、茎を1~2cm程斜めに切り戻すと、切り口が新鮮になり水を吸い上げやすくなります。

傷んだ花は取り除く

アストランチアはスプレータイプの花なので、一部の花が早い段階で萎れたり傷んでくる場合もあります。

その場合は、清潔なはさみで傷んだ花を適宜取り除きましょう。元気な花を残すことで栄養が行き届いて、長持ちしやすくなります。

傷んだ花を放置すると菌が広がって他の花も傷んでしまうため、早めに取り除いてくださいね。

延命剤を使うとさらに長持ち

花屋さんでもらえる切り花延命剤や栄養剤を花瓶の水に入れると、より長持ちしやすくなります。

延命剤がない場合は、市販の液体肥料(ハイポネックスなど)を使用方法に従って薄めて使うのもおすすめです。

4アストランチアをドライフラワーにする方法|シリカゲルを活用しよう

カサカサとした質感のアストランチアはドライフラワーにも最適です。

一般的なドライフラワーの作り方には逆さに吊るす方法がありますが、アストランチアを逆さに吊るすと花がしぼんで綺麗なドライフラワーになりづらくなってしまいます

以下のとおり、シリカゲルを使って乾燥させると、花を綺麗な状態で保ったままドライフラワーに加工できます。

  1. 密閉できる容器にシリカゲルを入れる
  2. 花が上を向くように入れる
  3. 花を優しく埋める
  4. 容器に蓋をして1週間程度でドライ完成

シリカゲルは、ドライフラワー加工用の粒が小さなものを用意してください。ピンセットなどで花の隙間にもシリカゲルを流し込むことで、より立体感のある仕上がりになります。

また、シリカゲルは容器が満杯になるまで入れてなるべく空気を抜くと、しっかりと乾燥でき、鮮やかな色を保てます。

5まとめ

アストランチアの切り花の日持ちは、1週間程度です。
他の切り花に比べ、やや水下がりしやすい傾向があるので、長持ちさせるにはしっかりと水揚げすることが大切です。

購入後にしおれている場合は、茎の先端を斜めにカットし、80℃程度のお湯に数十秒つけて湯揚げをしましょう。すぐに深水につけて2~3時間置くと、水の上がりが良くなります。

アストランチアはドライフラワーにしても楽しめます。逆さに吊るすと花がしぼんでしまうため、シリカゲルを使って乾燥させてくださいね。

フラワースミスマーケットでは、品質にこだわったアストランチアの切り花を卸売価格で販売しています。花き市場から仕入れた新鮮な切り花を、しっかり長さのある状態でお届けしますので、自由にアレンジしてお楽しみいただけますよ。

フラワースミスマーケットのアストランチア一覧

アストランチアの水揚げ方法は?長く楽しむためのQ&A

  • アストランチアの日持ちはどれくらい?延ばす方法があれば教えてください。

    アストランチアの日持ちは、1週間程度です。 飾る前に、しっかりと水揚げをすることで日持ちを延ばすことができます。花首がふにゃっと折れてしまうなど、元気がないときは湯揚げがおすすめ。以下の手順で行いましょう。

    1. 新聞紙でゆるく巻き、茎の先端を斜めにカット
    2. 80℃のお湯に数十秒つける
    3. 冷たい深水につけて2~3時間放置する

    また、こまめな水替えと切り戻し、切り花延命剤の使用も長持ちにつながります。

  • アストランチアを飾っているのですが、水がすぐに濁ってしまいます。どう対処すれば良いのでしょうか?

    アストランチアを飾っていて水が濁ってしまう原因の多くは、葉が水に浸かっていたり、傷んだ小花が水に落ちているためです。水に浸かる部分にある葉や傷んだ小花は、こまめに取り除きましょう。

    また、水替えと同時に花瓶を中性洗剤で洗うのも効果的です。新鮮な水に入れ替えてあげましょう。

  • 花屋さんでアストランチアを購入したときに「水揚げが難しい」と言われたのですが、お手入れは難しいでしょうか?

    丁寧にお手入れすれば、アストランチアは長持ちしてくれますよ。「水揚げが難しい」と言われる理由は、茎が柔らかく折れやすいため、水が上がりにくいことがあるからです。

    購入後すぐに湯揚げをすれば復活しやすくなるので、ぜひお試しください。