レースフラワーの切り花は、花束やアレンジの隙間を埋めるフィラーフラワーとして活躍するお花です。
細かい花が集まって放射線状に咲く姿が可愛らしい反面、水下がりしやすく、小花が落ちやすいため日持ちについて気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レースフラワーの切り花の日持ちや長持ちさせるためのお手入れ方法について解説していきます。
基本的な水揚げと元気がない時に試してほしい湯揚げ方法、毎日のお手入れについても掲載しています。
レースフラワーの切り花は、花束やアレンジの隙間を埋めるフィラーフラワーとして活躍するお花です。
細かい花が集まって放射線状に咲く姿が可愛らしい反面、水下がりしやすく、小花が落ちやすいため日持ちについて気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レースフラワーの切り花の日持ちや長持ちさせるためのお手入れ方法について解説していきます。
基本的な水揚げと元気がない時に試してほしい湯揚げ方法、毎日のお手入れについても掲載しています。
レースフラワーの切り花は、管理の仕方によって前後しますが、だいたい5日ほど日持ちします。
しっかりお手入れをすると1週間ほど楽しめることがありますが、暑さに弱く夏季は日持ちしにくい傾向があります。
気温が高い場所に置くと茎が溶けやすくなるため涼しい場所に飾る方が長く楽しめますよ。
またレースフラワーは無数の小花がついているため、細かい花びらがポロポロと落ちやすいので、扱い方に注意が必要です。
お花屋さんで水揚げされていることが多いですが、自宅に持ち帰った時に茎の切り口が乾燥している可能性があります。
茎が細く水を吸い上げる力が弱いレースフラワーは、茎の切り口が乾燥していると長持ちしないため、飾る前に水揚げを行いましょう。
レースフラワーの切り花の基本的な水揚げは、以下の手順で行います。
レースフラワーには、もともと細かい葉が多数ついています。
もし多くの葉が残っている場合は、必要最低限の葉のみを残して、不要な葉は取り除きましょう。
葉がたくさんついている状態だと、蒸発によって水が下がりやすくなるため、葉が少ない方が長持ちしやすくなります。
また葉が花瓶の水に浸かったままだと、葉が腐ってしまい水を汚してしまう原因にもなりかねません。
水を張った洗面器やバケツに、レースフラワーの茎をつけて、水中で茎を斜めに切り落します。
なるべく水の深いところでカットすることで、水圧がかかり水が上がりやすくなりますよ。
茎をカットする際は、導線を潰さないように切り花用のハサミを使うのがおすすめです。
茎を切った後は、浅めの水を入れた花瓶に活けましょう。
レースフラワーは、茎が細く柔らかいので、水につかった部分の茎が腐りやすいです。
そのため、水は少なめに活けた方が長持ちしやすくなりますよ。
購入後のレースフラワーに元気がなかったり、水揚げをしても花がぐったりしている場合は、湯揚げを試してみましょう。
湯揚げをして茎の切り口を熱湯に浸すことで、導管から空気や細菌が抜けてレースフラワーが吸水しやすくなります。
レースフラワーの切り花を湯揚げする手順は以下のとおりです。
レースフラワーの切り花を湯揚げする際は、花や葉を湯気から守るために花全体を新聞紙で覆いましょう。
隙間から湯気が入らないよう、茎の先端数㎝を残して花全体を新聞紙できつく巻きます。
きつく巻きすぎて、花がつぶれないように注意してくださいね。
レースフラワーの茎先を3㎝ほど斜めにカットしたら、すぐに80℃以上のお湯に30~40秒程度つけます。
熱湯に長くつけると茎が痛むリスクがあるため、30~40秒ほどしたら取り出しましょう。
熱湯から出したら、新聞紙を巻いたままの状態で、冷水に2時間程度つけておきます。
茎や花がシャキッとしたら、湯揚げの完了です。
お湯につけた部分が変色している場合は、変色している部分を切り落とします。
レースフラワーの切り花を長持ちさせるためには、購入後の水揚げや湯揚げだけでなく、日々のお手入れも大切です。
レースフラワーの切り花を飾る際は、以下のポイントを意識してみてください。
レースフラワーを花瓶に活ける際は、水をできるだけ毎日替えるのが理想です。
水につかった水は腐りやすいため、そのままにしておくと水が汚れて、花が枯れるのを早めてしまうおそれがあります。
また水を替えても、花瓶の内部が汚れていると、水がすぐに汚れてしまいます。
そのため、水替えをする際に花瓶も食器用洗剤やスポンジを使ってキレイに洗いましょう。
レースフラワーは水が下がりやすい特性があるため、水替えのタイミングで切り戻しを行うのがおすすめです。
水につかった茎は傷みやすいので、茎の状態を確認して、ぬめりや痛みがあるようなら茎の切り口を斜めにカットしましょう。
茎の傷んだ部分を切り落して、切り口を新鮮にすることで、一度弱まった水を吸い上げる力が復活します。
レースフラワーを飾る時は直射日光を避けエアコンの風などが当たらない場所を選びましょう。
直射日光を受けると茎が腐りやすくなり、乾燥すると花が傷んで散りやすくなるため注意が必要です。
また、レースフラワーは傷んで枯れた小さな花がポロポロ落ちてしまうお花です。
花が落ちると困る場所や掃除が大変な場所は避けるようにしましょう。
レースフラワーの切り花の日持ちは、基本的に5日程度となっています。
長く楽しみたいのであれば、購入後すぐに水揚げを行いましょう。
水揚げをしても花がぐったりしている場合は、茎の切り口をお湯ににつける「湯揚げ」を行ってみてください。
飾っている途中で枯れていないのに、元気がなくなった時にも湯揚げは有効ですよ。
レースフラワーの水揚げ、湯揚げの手順は以下のとおりです。
水揚げ方法 |
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湯揚げ方法 ※元気がない時 |
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また、レースフラワーは水下がりがしやすいため茎の切り戻しや花瓶の水替えを毎日行うとより長く楽しめますよ。
花の卸売り販売サイト「フラワースミスマーケット」では、新鮮なレースフラワーを販売しています。
市場から仕入れたばかりの新鮮なレースフラワーを水揚げした後にお届けしますが、今回紹介している方法を実践して、より長く楽しんでくださいね。