周年祝いで人気があるのは、ボリュームがあり豪華な印象になる胡蝶蘭やスタンド花です。
特に胡蝶蘭は気品のある印象を演出できるため、高級店や落ち着いた雰囲気のお店宛に選ぶのがおすすめです。
カジュアルなお店であれば、バラや季節のお花を取り入れたアレンジメントも華やかで喜ばれます。
お店の内装やイメージに合ったアレンジメントをオーダーして贈ると、店員さんやほかのお客さんとのコミュニケーションのきっかけになりますよ。
胡蝶蘭
「花の女王」とも呼ばれる胡蝶蘭は、お祝い事に贈られる花としてもっとも人気があります。
「幸福が飛んでくる」との花言葉を持つため、お店の繁栄を願う贈り物にぴったりです。
また、手入れが簡単で花持ちも良いため、贈った相手にお世話の負担をかけにくいという点も魅力です。
中でも白の胡蝶蘭はどんなインテリアにも馴染むので、どのような内装のお店にも贈りやすい花といえるでしょう。
スタンド花
スタンド花とは、色とりどりの花を豪華にアレンジした花器を専用のスタンド台に乗せた大型のフラワーギフトのことです。160cm~200cmほどの高さがあり、使う花や高さによって雰囲気が変わります。
バーのイメージや設置場所などをお店の方に相談すれば、最適なスタンド花を仕上げてくれます。設置に広い場所が必要なため、贈る前に店舗にも設置場所を確認しておくと良いでしょう。
定番のバラや季節のお花を取り入れたアレンジメント
アレンジメントは、カゴや花器などにさまざまなお花を生けたものです。小ぶりで場所を取らないため、設置場所の確保が難しいバーにも最適です。
予算に応じて自由に花を選べるのも魅力です。どのようなお花を選べば良いのかわからない場合は、贈り先の店舗の雰囲気などを伝えると良いでしょう。
最近では、生花に加えて、長く飾ることができるプリザーブドフラワーのアレンジメントも人気があります。
ほかの人と被らない花ギフトの選び方
有名店・人気店の周年祝いには、多くの方から花が届きます。
胡蝶蘭はお祝いの定番なので間違いのない選択ですが、ほかの方も胡蝶蘭を選ぶことが多くなるため、どうしてもオーナーの印象には残りにくいという面もあります。
「ほかの人と被らない花を贈りたい」というときは、下記のような、少し個性的な胡蝶蘭を選ぶと、相手の記憶に残る贈り物になります。
- 黄色や青など希少な色のミディ胡蝶蘭
- 大輪胡蝶蘭の花にも模様を施した化粧蘭
また、カウンター内に飾れるサイズの観葉植物も簡単なお手入れで長く楽しめることから、贈り主の存在を思い出してもらえるきっかけになります。
その際、「ほかの人と同じにならないように選んだ」といった一言を添えて贈ると、より気持ちも伝わるでしょう。
バーの周年祝いに贈る花の予算相場
周年祝いでお花を贈る場合の予算相場は、贈る相手との関係性にもよりますが、一般的には、5,000~30,000円程度が目安です。
| 【個人的に贈る場合】 |
- 月に数回通うバー 5,000~10,000円
- 週に1回以上通うバー 10,000~20,000円
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【取引先として贈る場合】 |
- 法人・ビジネス目的で利用しているバー 15,000円~
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個人であれば、気軽なアレンジメントでもお祝いの気持ちを伝えるのに最適です。また、常連として通っているのであれば、少し豪華な胡蝶蘭やスタンド花を送るのも良いでしょう。さらに、ビジネスであれば、高級感のある大輪の胡蝶蘭や2段のスタンド花が定番です。立札を添えると印象もアップします。
個人よりも法人の取引先として贈る場合や、5周年、10周年といった節目になるタイミングでのフラワーギフトは、通常よりも予算相場が高くなる傾向があります。
バーへのお祝いに避けた方が良い花
バーへのお祝いとして花を選ぶときは、贈る花の種類に気を付けるようにしましょう。
まず注意したいのが、香りが強い花は避けるという点です。
食事と花の香りが混ざってお客様を不快にさせる可能性があるため、基本的に香りが強い花は飲食店へ贈るのには向きません。
バーはお酒の香りやおつまみを楽しむことも醍醐味のため、花の香りが邪魔になってしまうことも。
バラ・ユリ・芍薬などはアレンジメントでよく使われる花ですが、品種によっては香りが強いものもあるので、花屋でオーダーするときは「飲食店に贈りたいので、香りが少ない花を使ってほしい」と伝えておきましょう。
また、以下のようにお祝いの場にはふさわしくないとされる花や色もあります。
- 赤い花:赤字や火事を思わせるため、お店へ贈るには不向き
- 菊・彼岸花:日本では仏花や弔事で使われるイメージが強い
- 椿:花首ごと落ちて散る様子から「縁起が悪い」とされるが、一方でお正月の祝い花に用いられるなどの良い意味合いも
最近では気にしない方も増えているので、「お店のイメージカラーに合わせて赤い花を贈りたい」「内装が和風のお店なので菊を取り入れたい」という場合などは、そこまで神経質にならなくても構いません。
椿のように良いイメージを持ち合わせる花もあるので、まずは相手の好みやお店の雰囲気に合う花を選ぶようにしましょう。