友人や知人、取引先のお客様などがカフェを開いたときは、その門出を祝う気持ちを込めてぜひ開店祝いを贈りましょう。
しかし、オーナーのこだわりが詰まったお店に対して「何を贈れば良いのかわからない」「雰囲気に合わなかったらどうしよう」と、悩むこともあるのではないでしょうか。
この記事では、カフェのオーナーに喜ばれる定番のお祝いとして人気の胡蝶蘭をはじめ、おすすめのギフトについて紹介します。
ほかにも贈るタイミングやギフトに添えるメッセージ例も合わせて解説するので、開店祝いを選ぶのに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
カフェに贈る開店祝いの一般的な予算相場は以下のとおりです。
仲の良い友人や知人などで「お祝いは贈りたいけれど相手に遣わせたくない」というときは、10,000円までを目安に考えておきましょう。
ビジネスシーンの場合、重要な取引先であれば50,000円ほどの予算を見込んでも構いません。
相手の好みがわからなくても比較的贈りやすいことから、花は開店祝いの定番ギフトです。
カフェで提供されるコーヒーや紅茶などの邪魔をしないよう、香りがない胡蝶蘭や観葉植物が花の中でも特におすすめです。
事前にお店のイメージがわかるのであれば、色合いを合わせたプリザーブドフラワーも可愛らしくおしゃれな雰囲気になるので喜ばれます。
また、友人など親しい関係性の相手であれば、自宅で個人的に使ってもらえるグッズを贈っても良いでしょう。
お祝い花の中でも特に定番なのが胡蝶蘭です。
胡蝶蘭は和洋問わずどんなテイストにも合わせやすい花なので、お店の内装イメージがわからなくても贈りやすいというメリットがあります。
また、週に1回程度の水やりで1ヵ月以上花を咲かせるため、お手入れの手間が掛かりません。
花粉が舞い落ちず、鉢の中も土ではなく植え込み材(水苔や樹皮を砕いたもの)になっていて虫が付きにくいので、カフェなどの飲食店にも安心して贈ることができます。
さらに胡蝶蘭には「幸せが舞い込む」というとても縁起の良い花言葉があります。
鉢植えは「幸せが根付く」とされているので、「この場所に根差した、長く愛されるお店になりますように」という思いを込めて贈るのも素敵ですよ。
当店で開店祝いとしてもっとも人気なのが、白の大輪胡蝶蘭です。
白い胡蝶蘭はシンプルでありながら高級感もあるため、お店の印象を格上げする効果も期待できます。
白はどんな場所にも馴染みやすいので、胡蝶蘭の色選びに迷ったときは特に白を選ぶのがおすすめです。
3本の茎が寄せ植えされ、30輪以上の花を付けるこの胡蝶蘭は見た目にも豪華なので、企業から贈る取引先の新店舗開店祝いなど、フォーマルな贈り物としても多く選ばれています。
| 販売価格 | ￥16,200（税込） |
|---|---|
| 種類 | 大輪胡蝶蘭 |
| 本数 | 3本立ち |
| サイズ | 高さ：約80～95cm、横幅：約50cm |
店の前や店内に大輪胡蝶蘭を飾る場所がない場合は、ミディ胡蝶蘭がおすすめです。
4号サイズは鉢の直径が12cmほどなので、カウンターやテーブルの上などのちょっとしたスペースでも飾りやすいサイズ感になります。
金属のメッキを施した鉢は洗練されたおしゃれな印象になるため、スタイリッシュなイメージのお店にぴったりですよ。
| 販売価格 | ￥6,000（税込） |
|---|---|
| 種類 | ミディ胡蝶蘭 |
| 本数 | 2本立ち |
| サイズ | 高さ：約40～45cm、横幅：約30cm |
観葉植物も胡蝶蘭と同様に週1回程度の水やりで良いので、相手にお世話の手間を掛けさせません。
また、緑色は見る人に落ち着きを与えてくれるので、ゆったりと過ごしてもらいたいカフェのインテリアとして最適といえるでしょう。
木目を基調としたナチュラル系の内装によく合いますが、お店のコンセプトによってはオーナーがすでに用意をしている場合もあります。
開店祝いに観葉植物を贈りたいときは、事前に贈っても良いか確認をしておきましょう。
コーヒーの木はその名の通り、成長するとコーヒーの原料となる実を付ける植物です。
「一緒に休みましょう」というホッとするような花言葉があるので、カフェに贈るのにぴったり。
店内に置く大きめの鉢植えのほか、テーブルの上に飾れるような小さいものなど幅広いサイズがあるので、お店の規模によって選びましょう。
特にコーヒーの木は小さいものほど耐陰性があり暖かい場所を好むので、室内でも育てやすい点もギフトにおすすめのポイントです。
プリザーブドフラワーは花に特殊な加工を施して、生花の鮮やかな色やみずみずしい質感をキープできるようにしたものです。
ガラスケースやギフトボックス、カゴなどに入った状態で販売されていることが多く、贈られた側もそのまま飾ることができます。
水やりは不要で、日々のお手入れはホコリがたまらないようにさっと掃除をするだけでOK。
高温多湿の場所さえ避けて飾れば、2～3年はきれいな状態を楽しむことができます。
お店のイメージカラーの花を選んだり、ケースに店名や開店日などを刻印するとよりおしゃれで特別感のあるギフトになりますよ。
花以外のギフトを贈りたい場合、定番として喜ばれるのはお菓子などの消えものです。
もし「手作りスイーツを提供する店だから、お菓子を贈るのは気が引ける」という場合であれば、お店で使ってもらえる消耗品などが良いでしょう。
親しい間柄の相手であれば、オーナー個人宛のギフトとして持ち帰って使ってもらえるようなアイテムもおすすめです。
一口サイズのお菓子は、忙しい合間でもぱっと食べられるため喜ばれることが多いギフトです。
お菓子を贈りたい場合は、相手に食べるときの手間を掛けさせないよう個包装で切り分けがいらないもの、常温で保存ができるものを選ぶようにしましょう。
お店で使ってもらえるものを贈るなら、洗い物などで頻繁に使うタオルがおすすめです。
小物やインテリアなどはすでに揃っている場合が多く、お店の雰囲気に合わない可能性もありますが、タオルはどんなお店でも必要なためそのような心配もいりません。
「お祝いなら形に残るものを贈りたい」と考えがちですが、実用性的な消耗品は「もらえると嬉しい」と感じるオーナーさんも実際は多くおられます。
オーナーと仲が良く相手の好みを知っている場合は、自宅で使ってもらえるような入浴剤などが良いでしょう。
メッセージなどで開店準備からオープンまでの忙しい時期の疲れを癒してもらいたいという気持ちを伝えると、よりいっそう喜んでもらえますよ。
カフェはほかのお店にくらべて、オーナーの好みやこだわりがより強く出る傾向にあります。
お店に合った開店祝いを選ぶためにも、事前に雰囲気や広さ、立地などは確認しておきましょう。
また、開店祝いとしては適さないプレゼントもあるので、合わせて知っておくようにしましょう。
実際にカフェを開店したオーナーさんの中には、「開店祝いをもらったけどお店に合わなかった」「置く場所がなくて困った」という経験がある方もいらっしゃいます。
相手を「せっかくもらったのに申し訳ない」という気持ちにさせないためにも、開店祝いを贈る前にできるだけお店の内装やコンセプトについて確認しておきましょう。
テナント元の規則で店前などに花を置けない場合もあるので、花を贈りたいときは特に「花や観葉植物を贈っても良いか、サイズはどれくらいのものが良いか」までを聞いておくのがベストです。
カフェのオープン日は準備や接客で忙しくなるため、開店祝いはオープン前日に届くように手配するのが基本的なマナーです。
友人・知人の場合はサプライズとして開店祝いを贈りたいと思うこともあるかもしれませんが、いきなり贈ると相手が不在で受け取れなかったり、忙しいタイミングに届いてしまい困らせてしまう可能性も。
開店祝いを贈る前に、受け取りができる時間帯などについても前もって確認しておく方が良いでしょう。
火事や赤字などを思わせる赤いものは、一般的には開店祝いには不向きとされています。
しかし、最近では気にしない方も増えているので、相手が赤色が好き、お店のイメージカラーが赤という場合なら贈っても構いません。
また、お店で使ってもらえると考えがちですが、包丁やハサミなどの刃物も「縁を切る」という意味になるのでギフトとして選ばないようにしましょう。
開店祝いのプレゼントを贈るときは、ぜひメッセージカードを添えて応援の気持ちを伝えましょう。
また、大輪胡蝶蘭や大きめの観葉植物を贈る場合は、立て札を付けるのがマナーです。
ここからは開店祝いに贈るメッセージの書き方や、花に付ける立て札の書き方について解説していきます。
花以外のギフトのほか、ミディ・ミニ胡蝶蘭や小さめの観葉植物にもメッセージカードを添えると相手により喜ばれます。
カードには決まった書き方はないので贈り主の名前とお祝いの文言さえ忘れずに入れたら、あとは自由に気持ちを伝えましょう。
花や観葉植物を贈るときは、その花言葉を添えると素敵なメッセージになりますよ。
ただしビジネスシーンで贈る場合は、メッセージカードでもある程度のフォーマルさを意識してください。
念願だったカフェのオープン、おめでとう！
長年の夢を叶えたことに、私も嬉しく思ってるよ。
人気のお店になることを願っています☆
またゆっくりお茶しに行くねー！
〇〇 〇〇より
このたびは新店舗の御開店、おめでとうございます。
貴店のますますの繁栄と〇〇様のご健勝を心より願っております。
株式会社〇〇 △△より
大輪胡蝶蘭や観葉植物に付ける立て札に書く内容は、基本的に以下の3点です。
「①お祝い文言」と「②贈り主の名前」は必ず記載しましょう。
「③贈り先の名前」は書かなくても失礼にはあたりませんが、カフェに贈る場合は店名を記載しておくと通りかかる人にお店の名前を知ってもらうきっかけになります。
立て札は「誰から贈られたか」がわかるようにするのが目的ですが、カフェのオーナーは立て札に書かれた贈り主の名前を見て「この方に応援してもらっている」と感じ励みになることもあるようです。
友人同士や家族からまとめて送る場合も、連名で贈り主の名前がはっきりわかるように記載しましょう。
カフェの開店祝いには、お店を華やかに彩ってくれる花のギフトがおすすめです。
中でも胡蝶蘭は相手の幸運やお店の発展を願うような花言葉を持ち、見た目も豪華で長持ちするため定番の贈り物です。
花粉が落ちず虫が付きにくいので衛生面でも安心、香りがないため飲食時の邪魔をしないことから、当店でもカフェの開店祝いとして多くご購入いただいています。
同じく香りがなくお手入れが簡単な観葉植物や、お店の雰囲気に合わせたプリザーブドフラワーもおしゃれでなギフトとして喜ばれます。
また、開店祝いを贈る際にはぜひメッセージカードを添えて、お祝いや応援の気持ちもしっかり伝えましょう。
当店「フラワースミスギフト」では大輪胡蝶蘭のほか、コンパクトなスペースでも飾りやすいミディ・ミニ胡蝶蘭も取り揃えています。
カフェの規模やイメージに合った胡蝶蘭をお選びいただけますので、きっと喜ばれるギフトが見つかります。
お店で使うものを購入するのに使えるため喜ぶオーナーさんも多いので、現金や商品券を開店祝いとして贈ってもOKです。
現金などを贈るときは、ご祝儀袋に入れて「祝 御開店」と表書きをして渡しましょう。
ただし、ビジネス関係や目上の方へ金額がわかるものを贈るのは失礼にあたる場合もあるので注意してください。
グループで1つのものを贈ることで予算を上げられてより豪華なものを選ぶことができるため、まとめて贈ることは特に問題ありません。
立て札やメッセージカードを連名で書いて、「誰が贈ったか」は明確にしておきましょう。
開店祝いはオープン1週間後ぐらいまでなら贈っても大丈夫です。
それ以上遅くなりそうな場合は「忙しくないタイミングで行きたかったから」というように、フォローを一言添えてお祝いを渡しましょう。
