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失敗しない!ガーベラのドライフラワーの作り方|具体的な手順から飾り方まで徹底解説

ガーベラのドライフラワーの作り方

ガーベラのドライフラワー作りに挑戦してみたいけど「失敗して花びらがすぐに落ちてしまったらどうしよう?」と、不安に感じていませんか。

ガーベラは花びらが繊細で乾燥すると落ちやすいため、ドライフラワー作りはやや難しいといわれています。
しかし、ドライフラワーに適した品種を選んで、正しい方法で作れば、美しい仕上がりになりますよ。
色を鮮やかに残したいなら「シリカゲル法」、茎ごと全体を残してナチュラルに仕上げたいなら「ハンギング法」がおすすめです。
目的に合わせて方法を使い分ければ、初めての方でも十分に成功できます。

この記事では、ガーベラのドライフラワーが難しいといわれる理由とともに、ドライに向いている品種・咲き方をご紹介します。
また、ハンギング法とシリカゲル法の具体的な作り方や、初心者が起こしやすい失敗例と対策、おしゃれな飾り方も解説しますので、初心者の方は参考にしてください。

  • 鮮度の良い八重咲き・ポンポン咲きが最適
    買ったばかりの新鮮な切り花がベスト。花びらの枚数が多いと、多少落ちても目立ちません。一重咲きはドライには不向き。
  • 全体を残すなら「ハンギング法」
    切り花を逆さにして1~2週間吊るすだけでOK。茎ごと残せるのでスワッグに最適で、アンティーク調の色合いを楽しめます。
  • 色鮮やかに仕上げたいなら「シリカゲル法」
    粉末状のシリカゲルを使えば、花びらの根元から乾燥可能。水分をしっかり奪うので、生花に近い色と形を保てます。

1ガーベラのドライフラワー作りが難しいと言われる理由は?

ガーベラのドライフラワー作りが難しいと言われる理由は?

ガーベラのドライフラワーは、他の花に比べてやや難しいとよく言われ、特に初めて作る場合は「花びらが落ちてしまった」「形が崩れてしまった」と、失敗するケースが少なくありません。

この背景には、水分量、花びらの形状、乾燥時間の3つの理由があります。

  • 水分量:水分量が多いため、乾燥過程で急激に水分が抜けて、花びらが縮んだり反ったりしやすい
  • 花びらの形状:花びらが薄く、細長い品種が多いため、乾燥によって縮んで落ちやすい
  • 乾燥時間:乾燥までの時間が遅いと、花びらが丸まったり、シワができたりしてしまう

このような理由から、バラなど、他の定番ドライフラワーに比べると、難易度は高くなります。
しかし、「品種選び」と「乾燥方法」をしっかり押さえれば、十分に美しいドライフラワーに仕上げることができますよ。

2ドライフラワーに向いているガーベラの品種・咲き方

ガーベラをドライフラワーにする際に、最も重要なポイントの一つが、品種選びです。

ガーベラには、さまざまな品種や咲き方があり、それぞれ難易度が大きく変わります。
失敗を減らすには、花びらの枚数が多いものを選ぶことが重要です。

おすすめの咲き方

  • 八重咲き・ポンポン咲き:花びらが何重にも重なり枚数が多いため、多少落ちても目立ちにくい。縮んでもボリューム感が残るので型崩れしにくい
  • スパイダー咲き:花びらが多く放射線状に広がるため、個性的な仕上がりになる

不向きな咲き方

  • 一重咲き:花びらが少なく、薄くて細長いため、縮みやすく落ちやすい。ドライには難易度が高い


ガーベラは、ドライフラワーにすると多少色褪せてしまいますが、元の色が鮮やかなもの(赤、ピンク、オレンジ、黄色など)を選ぶと、退色しても仕上がりが美しくなります。

また、新鮮なうちに加工すれば、水分が多い状態から素早く乾燥できます。花びらの縮みや落ちを最小限に抑えるためにも、買ったばかり、もしくは咲き始めの新鮮な花で、茎が太くしっかりしているものを使いましょう。
花びらがすでに反り返っているものや、花芯が黒ずんで傷みかけているものは避けてください。

ガーベラの咲き方の種類について詳しく知りたい方は、以下の記事もお読みください。

ガーベラの咲き方を写真つきで解説!サイズの種類や人気品種も紹介

ドライフラワー作りに向いたガーベラ一例

3ガーベラのドライフラワーの作り方|ハンギング法&シリカゲル法

ドライフラワーを作る方法はいくつかありますが、ガーベラには主に「ハンギング法」と「シリカゲル法」の2つが向いています。

花瓶に少量の水を入れて自然に乾燥させるドライ・イン・ウォーター法もありますが、ガーベラには多量の水分が含まれることから、形が崩れやすく不向きです。

ここからは、ハンギング法、シリカゲル法の違いを表で比較したうえで、それぞれの手順を解説します。

比較項目 ハンギング法 シリカゲル法
難易度 ★☆☆(簡単) ★★☆(やや手間)
色の残り方 褪色する(アンティーク調) 鮮やかに残りやすい
形の仕上がり 縮み・歪みあり 生花に近い形を維持
茎の有無 茎つきで仕上がる 花の頭部分のみ
乾燥時間 1~2週間 1~2週間
必要道具 紐のみ シリカゲル・密閉容器
おすすめ用途 スワッグ、花瓶に飾る リース、ハーバリウム、アクセサリー

ハンギング法(自然乾燥)|アンティークな風合いに仕上げたい方に

ハンギング法(自然乾燥)

ハンギング法は、道具がほとんど不要で、初心者にも取り組みやすい自然乾燥法です。
花色が自然に褪せてアンティーク調になり、茎も残せるので、風合いを活かしたナチュラルスタイルに適しています。

  • 用意するもの:新鮮なガーベラ、清潔なハサミ、麻紐 or ワイヤー
  • 仕上がりの特徴:色が褪せてアンティーク調に。花びらに縮み・歪みが出る。茎もそのまま使える

ハンギング法の手順

ハンギング法の手順は以下のとおりです。

  1. 茎の切り口の変色部分をカットし、余分な葉をすべて除去する
  2. 1本ずつ茎を麻紐できつく結ぶ
  3. 直射日光を避けた、風通しの良い場所に逆さに吊るす
  4. 1~2週間そのまま乾燥させれば完成

ハンギングで成功させるコツ

切り花を密集させると乾燥ムラが出てしまうため、1~2本ずつ間隔を空けて吊るすことが重要です。また、壁から少し離して吊るし、湿気の影響を避けましょう。

ハンギング法では、湿気が大敵。梅雨や夏の高温多湿の時期は避け、秋~冬の乾燥した季節がベストです。

乾燥途中に花びらが落ちてきても、そのまま放っておくのが無難です。無理に直すと余計に花びらが落ちてしまうため、自然に任せましょう。
花の形状を保って乾燥させたい場合は、次にご紹介するシリカゲル法が適しています。

シリカゲル法|色鮮やかに仕上げたい方に

シリカゲル法

花の色をできるだけ鮮やかに残したい場合は、シリカゲル法が圧倒的におすすめです。少し手間がかかりますが、生花に近い色味と形を保てるのが最大の魅力です。

シリカゲル法では、ドライフラワー向けの粉末状シリカゲルを用います。粒状のシリカゲルは、花びらの隙間に入らず、上手く乾燥できないため不向きです。
また、シリカゲル法では、茎を短く切る必要があるため、花の頭部分のみの加工になる点に留意しましょう。

  • 用意するもの:新鮮なガーベラ、ドライフラワー用シリカゲル(粉末状)、密閉容器、ピンセット、柔らかい筆
  • 仕上がりの特徴:生花に近い色と形を保てる。ただし茎は使えない

シリカゲル法の手順

シリカゲル法の手順は以下のとおりです。

  1. 茎を2~3cm残して短くカットする
  2. 容器にシリカゲルを約3cmの高さで敷く
  3. シリカゲルの上に花を上向きに乗せ、花首を下からピンセットで摘まみ、花首が埋まるように引き込む
  4. ピンセットで花びらを優しく開きながら、付け根の隙間に入り込むまでシリカゲルを丁寧に流し込む
  5. 花が完全に埋まるまでシリカゲル流し込む(上から直接かけると型崩れするため要注意)
  6. シリカゲルを容器の上部まで満たし、蓋をして1~2週間放置する
  7. 容器を傾けてシリカゲルをそっと流し出し、柔らかい筆で残った粉を払う

シリカゲル法で成功させるコツ

シリカゲル法では、花びらに含まれる水分をしっかり飛ばせますが、シリカゲルが当たっていない部分は水分が残って変色してしまいます
花のサイズに適した容器を使い、必ず、花全体を完全に埋めましょう

また、乾燥後の花びらは非常に繊細です。取り出す際は慎重に、シリカゲルを流し出してください。
ドライフラワー用のシリカゲルが手に入らない場合は、粉末状の食品用シリカゲルでも代用可能です。

4ガーベラのドライフラワー作りでよくある失敗と対策

ガーベラのドライフラワー作りでよくある失敗と対策

ここからは、ガーベラのドライフラワー作りで起きやすい失敗パターンと、その原因・対策をまとめました。
「せっかく作ったのに、花びらが落ちてしまった…」「思ったよりも形が崩れてしまった…」という経験をした方は、参考にしてください。

花びらがバラバラに落ちてしまう

主な原因

  • 一重咲き品種を使った
  • 鮮度が落ちた花を使った
  • 乾燥中に移動させた


花びらの枚数が少なく細長い一重咲きや、鮮度の低い花を使った場合、花びらが落ちやすくなります。また、乾燥中~後は非常に繊細なため、移動は厳禁です。

花びらをより多く残すには、花びらの枚数が多い八重咲き・ポンポン咲きを選び、新鮮な状態で着手しましょう。
また、乾燥完了まで触らないことも重要です。特に、ハンギング法では、花を逆さに吊るした状態を保ち、振動を与えないように注意してください。

花びらが縮んで形が崩れる

主な原因

  • 乾燥に時間がかかりすぎた
  • 湿度の高い場所で乾燥させた
  • シリカゲル法で、花びらの隙間までシリカゲルが入っていなかった


乾燥に時間がかかりすぎると、花びらが丸まるなどの型崩れを起こしやすくなります。除湿器を使ったり、乾燥した季節を選ぶなど、湿度の低い環境で作業をすることが重要です。

シリカゲル法の場合は、花びらを丁寧に広げてシリカゲルを隙間までしっかりと埋め、ハンギング法では風通しがよく直射日光の当たらない場所を選びましょう。

色がくすんで変色してしまう

主な原因

  • 直射日光に当てた
  • 淡い色の品種を選んだ


できる限り、元の色を残したい場合は、暗所で乾燥させたり、濃い色・鮮やかな色のガーベラを選ぶことが重要です。色を重視する場合は、細部まで乾燥させられるシリカゲル法を選びましょう。

ガーベラをドライフラワーにする際、多少の色褪せやくすみ・変色は避けられません。色が変化したことで生まれるアンティーク調の味わいも、ドライフラワーならではの魅力です。
完璧を求めすぎず、変化を楽しむくらいの気持ちで作ると、失敗したときの落ち込みも少なくなりますよ。

5ガーベラのドライフラワーのおしゃれな飾り方アイディア

ガーベラのドライフラワーは、飾り方次第でぐっとおしゃれな印象に仕上がります。
ハンギング法とシリカゲル法では、仕上がりの形状・色合いが異なるため、それぞれの魅力を活かした飾り方を取り入れてください。

一輪挿し・花瓶に生ける(ハンギング法で作ったケース向き)

一輪挿し・花瓶に生ける(ハンギング法で作ったケース向き)

ハンギング法では茎つきで乾燥できるため、完成したドライフラワーをそのまま生けて楽しめます。

おすすめは、口の細い花瓶や一輪挿しに1~2本だけ挿す飾り方。シンプルながら、おしゃれなインテリアに仕上がります。

また、ユーカリやラベンダーなどの他のドライフラワーと合わせてスワッグ風に飾るのも◎。
白や淡い色の壁に飾ると、ナチュラルで洗練された印象になりますよ。

リースやハーバリウムに活用する(シリカゲル法で作ったケース向き)

リースやハーバリウムに活用する(シリカゲル法で作ったケース向き)

シリカゲル法で作ったドライフラワーは、基本的に花の部分のみとなり、色が鮮やかで形も美しいため、加工アレンジに最適です。

  • リース:リース台に、グルーガンなどで接着固定。ガーベラをメインに据えると華やかに
  • ハーバリウム:専用オイルに封入すれば、立体感を楽しめ、色鮮やかな状態で長期間飾れる

以下の記事では、ハーバリウムの作り方を詳しく解説しています。

【初心者向け】ハーバリウム用の人気花材7選|作り方と失敗しないコツも解説

ギフトボックスに入れてプレゼントに

ギフトボックスに入れてプレゼントに

ドライフラワーは、生花と違って半年以上長持ちするのが魅力。ギフトに贈ると、大変喜ばれます。

紙箱や透明のアクリルボックスにレイアウトして、リボンをかけるだけで特別感のあるギフトになりますよ。
メッセージカードを添えると、より特別感が増して気持ちを伝えやすくなります。

結婚式のプチギフトから、誕生日プレゼント、母の日・敬老の日のギフト、お祝いまで幅広く贈れるので、ぜひ贈ってみてください。

6まとめ

ガーベラのドライフラワーは花びらが落ちやすく、型崩れしやすいため、作るのがやや難しいといわれがちです。
ただし、八重咲きやポンポン咲きなどの品種・咲き方を厳選し、適切な方法を抑えれば、十分美しく仕上げることが可能です。

色を鮮やかに残したい場合はシリカゲル法、茎を活かしたナチュラルな風合いに仕上げたい場合はハンギング法を取り入れてみてください。
完成したドライフラワーは、一輪挿しやリース、ハーバリウム、ギフトなど、さまざまな用途で長く楽しめます。
初めての方はハンギング法から挑戦してみて、慣れてきたらシリカゲル法も試してくださいね。

ガーベラのドライフラワーの作り方にコツはある?失敗しないためのQ&A

  • 初心者でもガーベラのドライフラワー作りを成功させる方法を教えてください。

    初心者でも失敗しにくいコツは、八重咲き・ポンポン咲きの新鮮な花を選ぶことです。

    逆さにして吊るすだけのハンギング法から始めると、成功率が上がりますよ。
    最初は、1~2輪だけを施作して感覚を掴むのがおすすめです。

    ハンギング法で作るドライフラワーは、シリカゲル法に比べて色褪せやすく形も崩れやすいですが、多少の変色や縮みもドライフラワーの魅力として楽しんでくださいね。

  • 買ってきたガーベラの切り花は、どのタイミングで加工すればいいですか?

    購入当日~翌日が理想です。
    切り花の鮮度が落ちると、水分が蒸発し始めて花びらが反って失敗しやすくなります。
    買った後はできるだけ早く茎をカット・余分な葉を取って加工を始めましょう。

  • ハンギング法で、なるべく型崩れを防ぐ方法はありますか?

    乾燥に時間がかかると、型崩れしやすくなります。
    できるだけ綺麗に仕上げるには、風通しが良く、湿度40~60%程度の場所を選びましょう。

    また、数本をまとめずに、1~2本ずつ間隔をあけて吊るすことも大切です。
    高温多湿になりやすい梅雨~夏の時期は避け、秋~冬の乾燥気味の環境下での作業をおすすめします。

  • シリカゲル法でも茎を残すことはできますか?

    基本的には難しいです。茎を長く残すと、シリカゲルの重みで花首が折れやすくなり、花びらの間にシリカゲルが均等に入りづらくなるためです。また、茎自体も水分が抜けるため、細く仕上がってしまいます。
    茎を残したい場合は、ハンギング法を選びましょう。

  • 色がくすむのを最小限に抑える方法はありますか?

    色をきれいに残すには、直射日光は避けて、暗所で乾燥させることが鉄則です。
    鮮やかな赤・オレンジ・ピンクなどの濃い色を選ぶと、色が残りやすくなります。

    多少の退色は避けられないため、最初からアンティーク調の色合いを楽しむ気持ちで取り組むと良いでしょう。