まるで太陽のように放射状に広がる花びらと鮮やかな色合いが特徴のガーベラ。
くるんと広がるフォルムから、和名では「花車(はなぐるま)」とも呼ばれています。
カジュアルなブーケからフォーマルなアレンジまで幅広く活躍し、メインとしてもサブとしても大人気の花材ですが、いろいろな咲き方があるのをご存じでしょうか?
この記事では、ガーベラの7種類の咲き方を写真付きで解説します。サイズや花芯の色の種類、人気品種のランキングTOP5もご紹介しますので、ぜひお役立てください。
まるで太陽のように放射状に広がる花びらと鮮やかな色合いが特徴のガーベラ。
くるんと広がるフォルムから、和名では「花車(はなぐるま)」とも呼ばれています。
カジュアルなブーケからフォーマルなアレンジまで幅広く活躍し、メインとしてもサブとしても大人気の花材ですが、いろいろな咲き方があるのをご存じでしょうか?
この記事では、ガーベラの7種類の咲き方を写真付きで解説します。サイズや花芯の色の種類、人気品種のランキングTOP5もご紹介しますので、ぜひお役立てください。
ガーベラの主な咲き方には、以下の7種類があります。
ここからは、それぞれの咲き方と品種の一例を解説します。
一重咲き(シングル)は、定番ともいえる、一般的にイメージされるガーベラの咲き方です。
花びらが中心から放射状に一重に広がる、シンプルな形状です。
一重咲きの可愛らしさと八重咲きの華やかさを両立しているのは、半八重咲きならでは。普通の一重じゃ物足りないけれど、派手すぎるのも苦手という方におすすめです。
存在感がありつつも、親しみやすい花姿が特徴です。
半八重咲き(セミダブル)は、一重咲きよりも花びらが多く、中心部分が少し重なっていて、八重との中間となる咲き方です。一重咲き同様に、出回りが多い種類です。
一重咲きの可愛らしさと八重咲きの華やかさを両立しているのは、半八重咲きならでは。普通の一重じゃ物足りないけれど、派手すぎるのも苦手という方におすすめです。
ふんわりとしたボリュームがあり、ブーケでも多用されています。
八重咲き(ダブル)は、半八重咲きよりもさらに花びらの数が多く、幾重にも重なることでバラやダリアのような豪華さが感じられる咲き方です。
品種によっては、花芯との境目がわからないほど花びらが密集しているものもあります。
ボリューム感があるので、一輪でも主役級の存在感を楽しめますよ。ロマンチックな雰囲気のあるウェディングブーケやアレンジメントに活躍します。
スパイダー咲きは、細長くとがっていてシャープな花びらが、まるで蜘蛛の脚のように広がる咲き方です。
他の咲き方とは異なり、花びらが色んな方向に伸びているため、立体感を楽しめます。
とがった花びらの印象から、ガーベラの中でも個性的でややクールなイメージがあります。インパクトがあるため、他の切り花と組み合わせると、一気に洗練された印象になりますよ。
ポンポン咲きは、名前のとおり、ふっくらと可愛らしいポンポンのようなフォルムが特徴の咲き方です。
小さな花びらがぎゅっと重なり合って咲くため、チアリーダーの持つポンポンのようなボリューム感があります。
コロンとした形が愛らしく、幼すぎない可愛さと華やかさで、ブーケなどのアクセントにもぴったりです。
カール咲き(パスタ咲き)は、花びらにウェーブがかかり、先端がパーマをかけたようにくるっと内側に巻き込まれる独特な咲き方です。代表的な品種では、パスタシリーズが有名です。
ガーベラの中でも、個性的な咲き方で、一輪ごとに違った見た目を楽しめます。「普通のガーベラじゃ物足りない」「おしゃれなブーケに仕上げたい」と、一味違ったアレンジをしたい方に人気です。
その他の変わり咲きとして、一見するとガーベラには見えないほど変わった咲き方をした品種もあります。
例えば、まん丸の可愛らしいボールのようなフォルムが特徴の「マリモダーク」「ミコロン」などは、通常のガーベラとは異なる球状の花姿を楽しめます。
アレンジのワンポイントとしても活躍してくれますよ。
ガーベラには、市場でよく見かける小輪・中輪サイズの品種のほかに、大輪サイズの品種もあります。
一般的な小輪・中輪のガーベラは直径5~7cmほどですが、大輪は直径10cm以上にもなりインパクトは抜群です。
サイズで印象が大きく変わるので、贈るシーンや飾り方で使い分けると、もっと楽しめますよ。
当店フラワースミスマーケットで取り扱い中の大輪ガーベラは以下のとおりです。
ガーベラの花芯の色は、大きく「白芯」「黒芯」の2種類に分かれています。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
白芯ガーベラの代表的な品種は以下のとおりです。
黒芯ガーベラの代表的な品種は、以下のとおりです。
ここからは、当店で特に人気が高いガーベラの5つの品種をランキング形式でご紹介します。
咲き方の違いのほか、品種によってもまったく表情が異なるガーベラ。どんな種類が今のトレンドなのか、こちらのランキングを参考にしてみてください。
| 色 | クリームがかった黄色 |
|---|---|
| 咲き方 | 半八重咲き |
「プチキャヴァリエ」は、クリーム色を帯びた柔らかな黄色い花びらが特徴のガーベラです。花芯は芯白で、中心部から外側にかけてクリームイエローが、優しく広がります。
花びらがやや多い八重咲きタイプで、中心に向かってふんわりと重なっています。穏やかな色味も相まって、飾るとお部屋に温かみがもたらされますよ。
1~3本ほどをさりげなく飾ってテーブルフラワーにしたり、他の切り花と組み合わせて親しい友人へのプチギフトにしたりするのもおすすめです
| 色 | 淡いピンク色 |
|---|---|
| 咲き方 | 一重咲き |
「ネクタリンケーキ」は、フルーツケーキシリーズに属する人気品種です。一重咲きのスタンダードタイプで、淡いピンク色が特徴です。
芯白タイプの中輪サイズで、まるで熟れたネクタリンのようなジューシーな色合いを楽しめます。
花粉がないため、花粉が原因となるカビの発生率が低く、通常のガーベラに比べて1.5~2倍の花持ちが強みです。
日常的なアレンジに使うと、お部屋がパッと華やかな印象になります。また、誕生日やお祝いのブーケにしても喜ばれますよ。
| 色 | 濃いピンク色 |
|---|---|
| 咲き方 | 八重咲き |
「レンブラント」は、オランダの画家「レンブラント」を連想させるようなシックな濃いピンク色を楽しめる黒芯の品種です。芯に向けて濃くなるグラデーションを楽しめます。
八重咲きの華やかさと深みのある色合いがおしゃれで、大人向けのアレンジに最適。一輪一輪グラデーションが異なるため、他の切り花と合わせると大人っぽいアクセントになります。記念日のブーケやフォーマルなアレンジにもぴったりです。
| 色 | 赤色 |
|---|---|
| 咲き方 | 一重咲き |
「リンゴケーキ」は、フルーツシリーズに属する一重咲き、白芯タイプの品種です。熟れたリンゴのような鮮やかな赤色が特徴です。
中輪サイズで、外側には赤色の花びら、花芯には少し黄色が覗くコントラストを楽しめます。
可愛い色合いだけでなく、花持ちが良いのも人気の理由です。クリスマスやバレンタインデーのフラワーギフトやインテリアフラワーとしてもおすすめです。
| 色 | ピンク色 |
|---|---|
| 咲き方 | 一重咲き |
「マルディーニ」は、頬がほんのり染まったような柔らかなピンク色が人気の一重咲きの品種です。ピンクのグラデーションに黒芯がコントラストとなり、ふんわりとした立体感を演出します。
女性からの人気が高く、ブライダルシーンでは白や淡い色のお花と組み合わせて使用されています。
花言葉「感謝」「思いやり」をもつ愛されカラーなので、母の日や大切な人の誕生日に感謝の思いを込めて贈るのもおすすめですよ。
ガーベラには、一般的な一重咲き(シングル)、半八重咲き(セミダブル)、八重咲き(ダブル)などのほか、スパイダー咲き、ポンポン咲き、カール咲きなど個性的な咲き方をするものがあります。
また、流通の多い小輪・中輪サイズ以外に10cmを超える大輪サイズ、白芯・黒芯といった花芯の種類もあるので、贈るシーンや飾り方によって選んでみてくださいね。
ガーベラは咲き方が変わると印象もガラッと変わりますよ。
例えば、以下のような印象があります。
日持ちの長さ自体は、ほとんど同じです。ただし、大輪の方がお水をたくさん吸い上げるので、こまめに水替えを行う必要があります。
ガーベラの茎自体に水分が多く含まれ、繊毛があることで腐りやすい性質があります。茎が2~3cmつかるほどの浅水で管理して、毎日水替えをすることをおすすめします。
基本的には、どの品種もお手入れをしっかりすれば長持ちしてくれますよ。特に、八重咲きは時間の経過とともにしっかりと花びらが広がるので、1週間以上楽しめることもあります。
スパイダー咲きやポンポン咲きなどの品種もおしゃれに飾るので、ぜひアレンジに取り入れてみてくださいね。