6仏教以外の法事の種類とマナー
一般的によく知られている「四十九日」や「一周忌」などの法事は、仏教の法要です。
しかし、神道やキリスト教では、仏教とは異なる法事が行われています。
それぞれの宗教によって法事の種類や時期、胡蝶蘭の立札に記載する内容などのマナーが異なります。
お供えの胡蝶蘭を贈る際に失礼のないよう、宗教別の法事の種類や基本的なマナーについても見ていきましょう。
神道
神道も近年では生花をお供えすることが多く、お供え花として胡蝶蘭が選ばれています。
仏教とは異なり、土や鉢植えに対して不浄という考えがないため鉢植えの胡蝶蘭を贈っても問題ありません。
しかし、以前は榊をお供えするのがマナーとされていたため事前にルールを確認しておくと安心です。
主な法事の種類
- 霊祭(みたままつり):仏式の初七日にあたり、十日祭、二十日祭、三十日祭と10日ごとに行われる
- 五十日祭:仏教の四十九日にあたる
- 一年祭:亡くなってから1年後に行う
- 三年祭:亡くなってから2年後に行う
- 五年祭、十年祭:以後、五十年祭で「弔い上げ」とすることが多い
神道でも五十日祭までは白い胡蝶蘭を選ぶと間違いがありません。
一年祭以降の年祭では、派手な色でなければ薄い黄色や紫色などのお花も選べるようになりますよ。
立札の書き方
- 御供
- 供花
- 御霊前(五十日祭まで)
- 三年祭:亡くなってから2年後に行う
- 一年祭
立札の表書きとしては「御供」が一般的で間違いありません。
神道の場合、「御神前」は金銭を包むときに用いられらる表書きのため使わないよう注意しましょう。
キリスト教
キリスト教はカトリックとプロテスタントで若干法事のルールが異なる傾向があります。
キリスト教では、故人が亡くなると神の元に召され、永遠の命を得るという考え方をします。
故人の冥福を祈るのではなく、故人を偲び神に感謝を捧げるための儀式として法事が行われます。
主な法事の種類
| カトリック |
追悼ミサ 亡くなってから3日目、7日目、30日目、1年後の命日に行われる |
| プロテスタント |
記念集会(記念式) 亡くなってから1カ月後、その後は毎年命日に行われる |
お供え花としては、カトリックは白い花、プロテスタントは白を中心に淡い色の洋花が適しています。
白い胡蝶蘭は洋風の儀式でも違和感なく馴染むため、キリスト教の法事の献花にしても浮きません。
立札の書き方
キリスト教の儀式では立札を付けないことが一般的です。
プロテスタントでは「献花」と記載して立札をつけてよいケースもありますが、教会やご遺族の意向によるため迷った際は確認してみましょう。
また、「御霊前」「御仏前」は仏教用語にあたるため、記載は避けましょう。