さまざまな花と相性のいいカスミソウは、花と花のすき間を埋める役割の「フィラーフラワー」として花束やアレンジなどで重宝されるお花です。
カスミソウの切り花の日持ちは1週間前後ですが、どうせ飾るなら長持ちさせたいと思いますよね。
この記事では、カスミソウの切り花を日持ちさせるための水揚げとお手入れ方法をご紹介します。
さまざまな花と相性のいいカスミソウは、花と花のすき間を埋める役割の「フィラーフラワー」として花束やアレンジなどで重宝されるお花です。
カスミソウの切り花の日持ちは1週間前後ですが、どうせ飾るなら長持ちさせたいと思いますよね。
この記事では、カスミソウの切り花を日持ちさせるための水揚げとお手入れ方法をご紹介します。
カスミソウの切り花はだいたい1週間ほど日持ちします。
夏場は5日程度、冬場は10日前後と寒い時期の方が長持ちする傾向にあります。
気温が高いと日持ちしにくくなるため、夏場でも涼しい部屋に置くのがおすすめです。
またカスミソウはドライフラワーにすれば、さらに長く楽しむことができます。
生花で楽しんだ後に、ドライして楽しむのもいいかもしれませんね。
枝の切り口が乾燥していると日持ちしにくくなるため、花瓶に生ける前に水揚げを行いましょう。
水揚げとは枝の切り口を切り落とし、切り口を新鮮にすることで水の吸収力を高める処理のこと。
カスミソウの茎は細く乾燥しやすいので、日持ちさせるためにも水揚げを行いましょう。
カスミソウの切り花を水揚げする手順は以下のとおりです。
水揚げをするときは、飾るために必要な葉以外は取り除きます。
茎に葉が多くついていると、水分が葉に奪われてしまい、花に十分な水分が行き渡らなくなってしまいます。
また固いつぼみがあると水が下がる原因となるので、固いつぼみがある場合は摘み取っておきましょう。
カスミソウの茎を水中につけた状態で、枝の先端を数センチほど斜めに切り落します。
水圧で水が上がりやすくするために、できるだけ深めの場所でカットするのがおすすめです。
カスミソウは比較的水揚げがよく、水が少なくても吸水してくれます。
花瓶に生ける際の水量の目安は、5cmほどの少なめの水でいけましょう。
カスミソウの切り花を長持ちさせるには、生ける前の水揚げだけでなく日頃のお手入れも欠かせません。
カスミソウの切り花に適したお手入れ方法で意識したいポイントは以下のとおりです。
花瓶の水の汚れは、カスミソウの切り花の日持ちを短くしてしまう原因となります。
水はすぐに汚れてしまうので、できるだけ1日に1回は水を替えるようにしましょう。
水を替える時に同時に切り戻しを行うのも日持ちさせるコツです。
切り戻しとは茎をカットして切り口を新しくすることです。
切り口を新鮮にすることで、水を吸い上げる力が弱まるのを防ぐことができます。
カスミソウは一つの枝に対して複数の花が咲きますが、それぞれの花が咲くスピードには差があります。
カスミソウの花は咲き終わると徐々に色が変わっていくので、茶色くなった花を見つけたら摘み取りましょう。
咲き終わった花をそのままにしておくと、これから咲く花に栄養が届きにくくなり、花を咲かす前に花全体が枯れてしまう恐れがあります。
咲き終わって傷んだ花は見つけ次第すぐに取り除けば、まだ開花していないつぼみからキレイな花が咲いてくれますよ。
カスミソウは直射日光に弱いので、直射日光が当たらない涼しい場所に飾りましょう。
またエアコンの風が直接カスミソウに当たると乾燥しすぎてしまうため、エアコンのある部屋に飾る場合は置く場所に注意が必要です。
水中に繁殖するバクテリアの発生を防いで、キレイな水を保つ目的で、切り花用の延命剤を使用するのもおすすめです。
延命剤は、花屋さんやホームセンターなどで売られています。
また延命剤は、花に必要な栄養を届けて日持ちを良くしてくれる効果も期待できますよ。
カスミソウの切り花は、1週間ほど日持ちするとされています。
少しでも長く楽しみたいなら、飾る直前に水揚げをして茎が水を吸い上げやすくしてあげましょう。
より長持ちさせたいなら、毎日水を替えたり、咲き終わった花をすぐに摘み取ったり、涼しい場所に飾るなど、お手入れや置き場所に気をかけることが大切になります。
花の卸売り販売サイト「フラワースミスマーケット」では、カスミソウの切り花を10本からご注文いただけます。
ナチュラルな白色のものから、染色したカラフルなものまで取り揃えていますので、今回紹介した内容を参考に、お花のある暮らしを楽しんでみてくださいね。