ミモザは、黄色のふわふわとした花が可愛らしく、切り花としても人気です。
しかし、ミモザは乾燥と寒さに非常に弱く、適切に管理しないとすぐに枯れてしまうため「長持ちさせたいけどどうしたらいいか分からない」と思っている方も少なくないでしょう。
ミモザを長持ちさせるためには、水揚げ時に枝に割を入れる、乾燥しないようにお手入れをする必要があります。
そこで今回は、ミモザの切り花の日持ちやすぐ枯れてしまう原因、長持ちさせるための水揚げ方法や管理方法についてご紹介します。
ミモザは、黄色のふわふわとした花が可愛らしく、切り花としても人気です。
しかし、ミモザは乾燥と寒さに非常に弱く、適切に管理しないとすぐに枯れてしまうため「長持ちさせたいけどどうしたらいいか分からない」と思っている方も少なくないでしょう。
ミモザを長持ちさせるためには、水揚げ時に枝に割を入れる、乾燥しないようにお手入れをする必要があります。
そこで今回は、ミモザの切り花の日持ちやすぐ枯れてしまう原因、長持ちさせるための水揚げ方法や管理方法についてご紹介します。
ミモザの切り花は1週間ほど日持ちしますが、ふわふわとした花が楽しめるのは1~2日ほどとなります。
また切り花の状態では蕾を開花させるのが難しいため、茶色くなってそのまま枯れてしまうことも多いです。
ふわふわとした花を楽しみたいなら、蕾の状態のものではなく、花が咲いたものを選ぶのも良いでしょう。
ミモザの切り花をすぐに枯れさせないためには、適切なお手入れと管理環境が非常に重要です。
ミモザの切り花がすぐ枯れる原因は、主に以下の2つがあります。
ミモザの切り花がすぐに枯れる原因として、最も多いのが花の「乾燥」です。
水不足にならないように、花瓶にたっぷりの水に入れ、霧吹きなどで水をかけて湿度を保つのがコツです。
また暖房の風でも乾燥してしまうため、エアコンの風が花に直接当たらないように置く場所に気を付けましょう。
ミモザはもともとオーストラリアやアフリカなどの温暖な地域が原産地の植物なので、寒さに弱いです。
そのため、気温が低い場所にずっと置いておくと枯れてしまうことがあります。
特に気温が-5℃を下回ると、大きなダメージが及びます。
暖かい部屋に飾るのはもちろん、夜中など寒くなりそうなら、窓から離して置く、ビニール袋などを被せて保温するなどもおすすめですよ。
ミモザは水上がりがよくないため、最初にしっかりと水揚げしておくことが大切です。
ミモザの切り花の適切な水揚げ方法は、以下のとおりです。
まずは、不要な枝や葉をできるだけ切り落しましょう。
枝や葉が少ない方が花に水分が行き渡りやすくなるため、蕾がない枝や枝分かれしている部分を取り除きます。
また枝が長いと、葉や花に水が行き渡りにくくなります。
花瓶の長さに合わせて短めにすると水の吸い上げが良くなることがありますよ。
水分をしっかりと吸わせるために、枝の先端に割を入れます。
ハサミやナイフを使って枝先を斜めにカットするか、表面を斜めに削ぎましょう。
さらに縦、または十字に深く切り込みを入れて水分と触れる面を増やします。
枝が太くて切れない場合は、ハンマーなどで叩いて枝先の繊維をほぐすといいですよ。
水揚げしている最中に水分の蒸発を防ぐために、新聞紙で花全体を覆います。
枝先の切り口を残して、花全体がすべて隠れるように包みます。
念のため、お花の頭の方の新聞紙も折り曲げて塞いでおきましょう。
枝に割りを入れたら、新聞紙を巻いたまま深めの水が入った花瓶に生けます。
水が下がっている場合は、そのまま半日程度しっかり水揚げします。
ただし花びらにシミができやすいため、花の部分が水に浸からない程度の深さに留めましょう。
ミモザの切り花は蕾を開花させるのは難しいと言われていますが、水をしっかり与えて乾燥を防げば蕾が開く可能性があります。
蕾を開花させるためのお手入れのポイントは以下の4点です。
最初の水揚げをしっかりと行うことで、蕾が開きやすくなりますよ。
乾燥を防ぐために、花全体に霧吹きで水を吹きかけるだけでなく、ビニール袋などをかけて保湿するのもおすすめです。
ミモザは乾燥と寒さに非常に弱いため、日々の管理が欠かせません。
ミモザの切り花を飾る際の管理方法は、以下のとおりです。
枝ものに分類されるミモザは水が汚れやすいので、できるだけ毎日水を替えるのが理想です。
また水を替える際は、一緒に花瓶もスポンジや洗剤などで掃除して、きれいな状態を保ちましょう。
バクテリアの発生を抑えたり、花に栄養を与えたりする効果のある切り花用の延命剤を使用するのも効果的です。
ミモザは乾燥すると、枯れてしまう可能性が高まります。
乾燥を防ぐためにも、こまめに霧吹きを使って花全体に水を与えましょう。
特にミモザが出回る時期は冬なので、暖房の効いた部屋に飾ることがほとんどだと思います。
暖房の効いた部屋は乾燥しやすいので、花瓶に水をたっぷり入れていても、水分不足に陥る可能性があるので注意が必要です。
ミモザの切り花を暖房が効いた部屋に飾る場合は、エアコンの風が当たる場所を避けて置きましょう。
エアコンの風が花に直接当たると、水分が奪われて乾燥が進みます。
ミモザは寒さにも弱いため、暖かい場所に飾るのもポイントです。
日当たりの良い暖かい室内に置きましょう。
ミモザは-5℃を下回ると枯れるリスクが高まるため、氷点下になるような地域に住んでいる方は、特に注意してくださいね。
ミモザの切り花は1週間程度は日持ちしますが、乾燥しやすいため、ふわふわの花を楽しめるのは2日程度が平均です。
ミモザの花は「乾燥」と「寒さ」に弱いため、長持ちさせるには水をしっかり与えて、乾燥させないように気を付ける必要があります。
ミモザの切り花を長持ちさせるために適切な水揚げ・お手入れ方法は、以下のとおりです。
水揚げ 方法 |
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管理方法 |
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また蕾のミモザは開花が難しいため、すでに咲いている花を選ぶのも1つの手です。
もし蕾を開花させたい場合は、水分をしっかり与えて乾燥を防ぎ、暖かい場所に置くと開花の可能性が高まります。
特に冬場は暖房による乾燥に注意しましょう。
気温が-5℃を下回ると枯れる可能性が高くなるため、保温対策も忘れずに行いましょう。
生花の卸売通販サイト「フラワースミスマーケット」では、1月~3月ごろにかけてミモザの切り花を販売しています。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひきれいなミモザの花を自宅で楽しんでくださいね!