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芍薬が咲かない?蕾を咲かせる方法を徹底解説

この記事でわかること
  • 芍薬に合った水揚げ方法
  • 綺麗な芍薬を咲かせるためのお手入れ方法
  • 咲きやすい芍薬を選ぶポイント

芍薬を購入したものの、蕾からなかなか咲かなくて困った経験がある方は多いのではないでしょうか。
開花すると非常にボリュームがあり華やかな芍薬ですが、同時に開花させるのにコツがいる花でもあります。

芍薬が咲かない場合の原因としては、以下が考えられます。

  • 芍薬に適した水揚げやお手入れをしていない
  • 購入時点で蕾が固すぎる

芍薬を購入した時点でつぼみがほころんでいる場合は、咲くまでにそれほど時間はかかりません。
一方で蕾が固く閉じている場合、花が咲かずに終わってしまうケースもあります。

今回は、切り花の芍薬を咲かせるための水揚げやお手入れ方法、咲きやすい芍薬の見分け方などを紹介します。

【関連記事】芍薬の特徴を徹底解説!購入時の注意点や花言葉も紹介

目次
  1. 芍薬を咲かせるための基本的な水揚げ方法
  2. 芍薬の開花を早めたいなら「湯揚げ」が最適
  3. 綺麗な芍薬を楽しむためのお手入れ方法
  4. 咲きやすい芍薬を選ぶポイント
  5. まとめ
  6. 芍薬が咲かないことに関するよくある質問

1芍薬を咲かせるための基本的な水揚げ方法

芍薬のような大きな花は、蕾を咲かせるのに非常に大きなエネルギーを要します
そのため、他のお花のようにただ活けるだけでは、花を咲かせることが難しい場合もあります。
できるだけ咲かせやすくするために、以下の手順で水揚げを行いましょう。

  1. 不要な葉を取り除く
  2. 蕾についた蜜を落とす
  3. 蕾を指で揉みほぐす
  4. 水切りをする
  5. 深めの水につけておく

不要な葉を取り除く

芍薬の上の方についている葉を2~3枚残し、不要な葉はすべて取り除いておきましょう。

葉が多く残っていると、葉から蒸散する水分量が増えるため、お花が水を吸い上げにくくなってしまいます。
吸い上げる水分量が足りないと、花が咲きづらくなってしまう原因となりますので、できるだけ葉を少なくしておくのがおすすめです。

また、活けた水に葉がつかると、水が汚れやすくなります。花にできるだけ新鮮な水を吸わせてあげるためにも、下の方の葉は取り除いておきましょう


蕾についた蜜を落とす

芍薬の蕾に蜜がついてベタベタしている場合は、濡らした布やティッシュで優しく拭き取る

か、ぬるま湯に浸して洗い落としましょう。

蜜がついたまま放置すると、蕾のまま固まってしまい、開花しなくなる恐れがあります。


蕾を指で揉みほぐす

蜜を拭き取ったあとは、蕾を指で揉みほぐします。
外側の花びらとガクを押し開くイメージで揉むことで、固い蕾でも花が開きやすくなります。

ただし既にほころんでいる蕾の場合は、花びらを傷つけてしまう原因になります。あくまで蕾が固い場合に試してみてください。


水切りをする

水を張ったバケツや洗面器などを用意し、茎を水に沈めた状態でカットしましょう。
切り口が斜めになるようにカットすることで、茎の断面積が広がり、水を吸い上げやすくなります。

茎を切る際は、清潔でよく切れるハサミを使うことが重要です。
汚れたハサミを使うと、切り口から雑菌が繁殖し、花を弱らせる原因になりますので注意してください。

おすすめの花はさみ

深めの水につけておく

水切りをしたら、すぐに深めの水を入れた花瓶などに移します。
水の深さは、茎の3分の2がつかる程度がベストです。

深い水に活けることで、よく水を吸い、花が咲きやすくなります。

2芍薬の開花を早めたいなら「湯揚げ」が最適

芍薬をできるだけ早く咲かせたい場合は、「湯揚げ」もおすすめです。
湯揚げとは、熱湯に切り口をつける水揚げ方法のこと。
お湯につけることで茎の中の空気が押し出され、水を吸い上げやすくなります。

湯揚げの手順は以下のとおりです。

  1. 新聞紙で花を巻き、茎をカットする
  2. 80℃以上のお湯に茎の切り口をつける
  3. 深めの水に1時間以上つけておく

ご家庭で湯揚げをしたことがある方は少ないかもしれませんが、花屋さんではよく使われる方法ですので、ぜひ試してみてください。

新聞紙で花を巻き、茎をカットする

お湯の蒸気で花や葉が変色してしまうのを防ぐために、あらかじめ葉と花の部分を新聞紙などで巻いておきましょう。
茎の下部分はあとでお湯につけるため、出しておきます。

茎の先端部分は、はさみやナイフで斜めにカットしてください。

80℃以上のお湯に茎の切り口をつける

ポットなどで80℃以上のお湯を用意しておき、カットした茎の切り口をお湯につけましょう。
切り口から小さな泡がポコポコ出ていれば、茎の中からしっかり空気を押し出せていることがわかります。
泡があまり出ない場合もありますが、30秒程度つけたらお湯から出しましょう。


深めの水に1時間以上つけておく

お湯から出した後は、すぐに深めの水が入った花瓶などに芍薬を移します。
茎の3分の2程度がつかる水につけて、1時間以上じっくりと水揚げしましょう。

なお、お湯につけた茎の先端は変色してしまうため、切り戻しておくのがおすすめです。

3綺麗な芍薬を楽しむためのお手入れ方法

芍薬を綺麗に咲かせるためには、最初の水揚げだけでなく、毎日のお手入れが大切です。
お手入れで気をつけたいポイントは以下の2つ。

  • 毎日水換え・水切りをする
  • 直射日光を避けた暖かい場所に置く

毎日水換え・水切りをする

水が汚れたまま放置すると花が弱りやすくなりますので、できれば毎日水換えを行いましょう。

水換えの際は、茎を斜めに切り戻すのがおすすめ。
茎の断面が新しくなり、水を吸い上げやすくなります。

直射日光を避け、涼しい場所に置く

芍薬を早く咲かせたい場合は、暖かい場所に置くのがベストです。
ただし直射日光が当たると花が弱ってしまいますので、窓際に置くのは避けましょう。

開花した後は花もちを良くするために、風通しが良く涼しい場所に置くことをおすすめします。

4咲きやすい芍薬を選ぶポイント

芍薬の花が咲かずに終わってしまった経験がある場合、次はきちんと咲く芍薬を選びたいですよね。
咲きやすい芍薬の見分け方としては、以下の2点が挙げられます。

  • 蕾がふっくらしている芍薬を選ぶ
  • 葉にハリがあるものを選ぶ

蕾がふっくらしている芍薬を選ぶ

蕾がほころんでふっくらしている芍薬であれば、比較的早く咲いてくれます。
反対に、蕾が小さくて固く、緑が多いものは、しっかりと水揚げしても咲かない可能性があるため、避けたほうが良いでしょう。

また、花がほぼ開いているものを選ぶと、すぐに満開になって終わってしまいます。
芍薬は蕾から満開になるまでの経過を鑑賞するのも醍醐味の1つですので、つぼみから花びらが数枚浮いてきている程度のものを選んでみてください。


葉にハリがあるものを選ぶ

葉にハリがあり、シャキッとしているものなら、花が咲きやすい元気な芍薬だと考えられます。
葉が垂れ下がっていてハリのない芍薬は避けるようにしましょう。

また、時間経過によって葉にハリがなくなってきた場合、湯揚げを行うことで元気に復活することも多いので、試してみてください。

品質にこだわって芍薬を選ぶなら

品質の良い芍薬を購入したいなら、芍薬の生産に長けた産地の花を選ぶのも1つの方法です。
切り花の卸売り通販ショップ「フラワースミスマーケット」では、長野県・中野市を中心に、全国有数の芍薬産地から出荷された芍薬を取り扱っています。

切り花にしても咲きやすい芍薬が育つよう、こだわりを持って生産された芍薬を販売していますので、ぜひチェックしてみてください。

芍薬の商品一覧はこちら

5まとめ

芍薬が咲かない原因としては、最適な水揚げやお手入れができていない場合や、蕾が固すぎることが挙げられます。
購入した芍薬を咲かせるためには、まず以下の手順で水揚げを行いましょう。

  1. 不要な葉を取り除く
  2. 蕾についた蜜を落とす
  3. 蕾を指で揉みほぐす
  4. 水切りをする
  5. 深めの水につけておく

特に蕾が固い場合や、とにかく早く花を咲かせたい場合は、熱湯に茎の切り口をつける「湯揚げ」もおすすめ
毎日の水換え・水切りや、直射日光に当たらない涼しい環境で管理することも、綺麗な芍薬を咲かせるポイントです。

今回ご紹介したコツを実践しつつ、芍薬のシーズンをお楽しみください。

6芍薬が咲かないことに関するよくある質問

芍薬が咲くまでに何日かかる?

蕾がほころんでいる場合は2、3日で咲くことが多いですが、固い蕾の場合は咲くまでに2週間要する場合もあります。
また、4月の出始めの時期は蕾が咲きづらく、暖かくなるにつれて咲きやすくなる傾向があります。

鉢植えの芍薬が咲かない原因は?

水やりの頻度や日当たり不足、肥料不足などが原因として考えられます。
鉢植えの芍薬の場合は日当たりの良い場所に置き、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
また、肥料が不足しないようにたっぷりと与えることも大切です。