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ススキの切り花を長持ちさせるには?水揚げ・お手入れの裏技

ススキの切り花を長持ちさせる

秋の七草のひとつとして知られるイネ科の多年草、「ススキ」。お月見飾りの定番でもあり、秋のアレンジに欠かせない花材として親しまれています。

ただし、切り花として扱う場合は水揚げが難しく「買ってすぐに枯れてしまった」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ススキの切り花の日持ちの基本知識と、少しでも長持ちさせる水揚げ方法をご紹介します。
また、長く楽しむための手入れのコツや、ドライフラワーに加工して長く楽しむ方法、秋ならではのおしゃれな飾り方もご紹介しますので、ぜひご活用ください。

1ススキの切り花はどれくらい日持ちする?

ススキの切り花はどれくらい日持ちする?

ススキの切り花の日持ちは、3~7日程度が目安です。ただし、お手入れの仕方によって差が出やすいのが特徴です。

ススキはイネ科の植物で、水を吸い上げにくい性質があるため、一般的な切り花に比べて葉が乾きやすい傾向があります。そのため、購入後に処理を何もせずにそのまま花瓶に生けると、数日、場合によってはその日のうちに葉が丸まり始めてしまうことが少なくありません。

一方で、しっかりと水揚げを行えば、葉が青々とした状態を5~7日程度保てるケースもあります。ただし、穂の部分は葉に比べて乾燥に強いため、購入後の瑞々しい状態のうちにドライフラワーへ加工するのもおすすめです。

2ススキの切り花を長持ちさせる水揚げ方法|酢・アルコールを活用

動画でCHECK!
ススキの水揚げ方法


ススキはイネ科特有の茎の構造により、通常の水切りだけでは水が上がりにくい性質があり、「酢」や「アルコール(無水エタノール)」を使った水揚げが効果的とされています。

以下の手順で、水揚げを行いましょう。

  1. 葉裏を保湿する
  2. 新聞紙で包む
  3. 茎を斜めにカットする
  4. 酢またはアルコールに茎の先端をつける
  5. 水に移して数時間つけておく
用意するもの
  • 霧吹き
  • 新聞紙
  • 消毒済みで切れ味の良いハサミ
  • 食酢(穀物酢)、もしくは無水エタノール、度数30%以上の蒸留酒アルコール

葉裏を保湿する

葉裏を保湿する

ススキの切り花は乾燥しやすく、長持ちしづらい原因にもなります。
そのため、あらかじめ霧吹きなどで、葉裏を保湿しておきましょう。

新聞紙で包む

新聞紙で包む

ススキを新聞紙でしっかりと包みます。
あとで茎をカットするため、茎先数cmは空けておくようにしましょう。

新聞紙で包むことで、水揚げ中に水分が逃げて乾燥してしまうのを防ぐ効果があります。

茎を斜めにカットする

茎を斜めにカットする

清潔でよく切れるハサミを使い、茎の先端を2~3cmほど斜めにカットします。

切り口の断面積をなるべく広くすることで、水を吸い上げやすくなります。

酢またはアルコールに茎の先端をつける

酢またはアルコールに茎の先端をつける

イネ科の植物には、酢につける水揚げ方法が効果的とされています。

ご自宅にある食酢(穀物酢)をそのまま容器に入れ、茎の先端1~3cmを1分ほど浸しましょう
酢の代用には、無水エタノールや度数30%以上の蒸留酒も有効です。

水に移して数時間つけておく

水に移して数時間つけておく

酢・アルコール処理の後は、常温の水にススキを移します。
花瓶の半分以上まで水を入れ、そのまま1~2時間以上つけ、しっかりと水を吸わせましょう。

3ススキの切り花をもっと長く楽しむためのお手入れ方法

ススキの切り花をもっと長く楽しむためのお手入れ方法

ススキの日持ちは、水揚げ後の、日々のお手入れ次第でも大きく変わります。
ここでは、より長持ちさせるための3つのポイントをご紹介します。

水替えと切り戻しはこまめに行う

ススキの切り花を長持ちさせるには、毎日の水替えが何よりも重要です。
水替えの際は、茎の先端を1cmほど斜めにカットして切り口を新しくする「切り戻し」を行いましょう。

水替えと同時に、花瓶を洗うのも有効です。内部のぬめりを洗い流すことで、雑菌の繁殖を防げます。

涼しく風通しの良い場所に飾る

高温や直射日光の当たる場所を避けて飾ることも、日持ちを延ばすのに有効です。
また、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥を促してしまうため、避けるのが無難。

ススキの切り花は、穂が開いてくると綿毛のように散りやすくなるため、風が強く当たらない場所を選んで飾ってください。

穂の広がりを抑えたい場合はヘアスプレーが有効

穂が開いて綿毛が散るのを防ぎたい場合は、市販のヘアスプレー(ハードタイプ)を穂に軽く吹きかけて固定するのが有効です。

20~30cmほど離して、軽く吹きかける程度で、十分固定できます。

4ススキの切り花をドライフラワーにして長く楽しむ方法

ススキの切り花をドライフラワーにして長く楽しむ方法

ススキの切り花は、ドライフラワーにすると数ヶ月~半年以上楽しめます。
秋のインテリアとしても人気が高い楽しみ方なので、ぜひ挑戦してみてください。

水を抜いてそのまま乾燥させるだけでOK

「ドライフラワーにする」というと、難しそうだと感じる方もいるかもしれません。
しかし、ススキは特別な加工をしなくても、花瓶の水を抜いてそのまま飾っておくだけでOK。時間の経過とともに、自然にドライフラワーになります。

穂が開ききる前に水を抜くと、穂が飛び散りにくく、きれいな形を保ちやすいでしょう。

穂の散り防止対策としてスプレーで固定

ドライフラワーに加工しても、ススキの切り花の穂は散ってしまいます。

飛び散りを防ぐにはドライフラワー用の固定スプレーを使うのがおすすめですが、なければハードタイプのヘアスプレーでの代用も可能です。しっかりと乾燥させてから吹きかけましょう。

5ススキの切り花をおしゃれに飾るアレンジアイディア

ススキは和の印象が強い花材ですが、飾り方次第でモダンなインテリアにもなじみます。
ここからは、お月見の定番でもある秋の草花と組み合わせる方法と、1本挿しアレンジをご紹介します。

お月見の定番|リンドウ・ワレモコウと合わせた秋の和風アレンジ

お月見の定番|リンドウ・ワレモコウと合わせた秋の和風アレンジ

お月見の定番アレンジとして親しまれているのが、リンドウ、ワレモコウ、菊(ピンポンマム)などの秋の草花との組み合わせです。

背の高い和風の花瓶(陶器など)にススキを一番高く生けて、他の花は短めにまとめると、バランスよく仕上がります。

ススキは3~5本の奇数本で、先端が三角形になるように配置するのがコツです。花瓶の高さの2~3倍の長さにススキをカットすると、仕上がりがより見映えします。

1本挿し|シンプルモダンなインテリアとして

1本挿し|シンプルモダンなインテリアとして

細身のガラスや陶器の一輪挿しに1本だけ飾ると、ミニマルな空間に季節感を添えるアクセントになります。

ドライフラワーに加工したススキを使っても、お部屋に温もりがプラスされて、十分におしゃれに仕上がりますよ。

6まとめ

ススキの切り花は、そのままでは日持ちしにくいのが難点です。
ただし、購入後に酢やアルコールを使った水揚げを行い、こまめなお手入れを続ければ、5~7日程度は青々とした状態を保つことができます。
穂の部分は乾燥に強い性質があるため、生花として楽しんだ後にドライフラワーへ加工すれば、さらに長く秋の風情を楽しめますよ。
お月見の定番アレンジから、シンプルな1本挿しまで、ぜひ好みの飾り方でススキを取り入れてみてください。

ススキで季節感を楽しむ!長持ちする飾り方Q&A

  • ススキの切り花をお月見に飾る場合、何日前に用意すれば良いですか?

    ススキは日持ちがやや短いため、飾る直前に用意するのがおすすめです。
    お月見の前日、または当日に新鮮なものを購入すれば、より長く美しい状態を楽しめます。

  • ススキを飾っていたら、穂が開いて床が汚れてしまいました。対策はありますか?

    ススキの切り花は、時間の経過とともに穂が開いてしまいます。
    汚れるのを防ぐには、穂が開き切る前の状態のものを選んで買うことが大切です。

    また、ハードタイプのヘアスプレーを使って軽く固定すれば、綿毛の飛び散りを抑えられます。

  • ススキを長持ちさせる水揚げ方法を教えてください。

    ススキの切り花を長持ちさせるには、以下の手順で水揚げを行いましょう。

    1. 不要な葉を整理する
    2. 茎の先端を2~3cm程度斜めにカットする
    3. 酢または無水エタノール、度数30%以上の蒸留酒などに茎の先端を1~5分程度つける
    4. 花瓶の半分以上の常温水に1~2時間つける

    ススキの葉は縁が鋭いため、素手で作業すると指を切る可能性があります。
    不要な葉を整理する際は、軍手などの厚みのある手袋をつけて行ってください。

    また、酢やアルコールがない場合は、茎を斜めにカットした後、深水にしっかりとつけるのも有効です。通常の水揚げよりは、水を吸い上げやすくなります。

  • ドライフラワーにしたススキはどの程度の期間飾っておけますか?

    環境にもよりますが、数ヶ月~半年程度は飾れます。
    直射日光や湿気の多い場所は、劣化を速める原因になるため避けてください。

  • お部屋にススキとリンドウのアレンジを飾る予定です。それぞれの日持ちに差はありますか?

    リンドウの日持ちは、1週間~10日程度です。

    ススキもしっかりとお手入れをすれば5日~1週間程度日持ちしますが、リンドウのほうがやや長持ちするため、一緒に飾る場合は、早く傷んでしまうススキの状態をこまめに確認しましょう。