じめじめとした梅雨の時期に、鮮やかな色どりをもたらしてくれる紫陽花。
初夏を代表する花ですが、「具体的にはいつから店頭に並ぶの?」「旬の時期はいつ?」と、気になる方は多いのではないでしょうか。
紫陽花の切り花は、生花やアレンジメントの花材としての需要が高く、出回り時期は自然の開花期とは異なります。
そのため、高品質で状態の良い紫陽花を手に入れるには、種類と出回り時期の関係を理解しておくことが大切です。
この記事では、紫陽花の切り花の出回り時期・季節を月別にわかりやすくご紹介します。
種類ごとの出回り時期の違い、季節に合わせた飾り方、仕入れのポイントも解説しますので、花屋の仕入れ担当の方もぜひ参考にしてください。
- 紫陽花の出回り時期は4~7月がメイン
国産の紫陽花は4月頃から市場に出回り始めます。5~6月に最盛期を迎え、品種・色が最も豊富にそろいます。 - 7月以降は秋色アジサイ
7~10月には、くすみカラーが人気の秋色アジサイが登場。大人っぽいシックなアレンジにぴったりです。 - 冬は輸入アジサイが狙い目
国産の流通量が激減する冬(1~3月)は、コロンビア・オランダなど輸入ものが市場のメインに。大輪で花持ちの良さが魅力です。
- 目次
1紫陽花の季節はいつ?開花時期・切り花の出回り時期を解説

紫陽花(アジサイ)といえば、「梅雨の花」として、雨に濡れた紫・青・ピンクなどの花をイメージする方も多いのではないでしょうか。
確かに、自然環境下では6~7月に旬を迎えますが、切り花として市場や花屋さんに並ぶ時期は少しずれています。
まずは、園芸上の開花時期と、切り花の出回り時期を詳しく解説します。
園芸上の開花時期は6月~7月
紫陽花の本来の開花時期は、6~7月です。この時期は全国各地で花を咲かせるため、梅雨の時期の風物詩となっています。
ただし、日本列島は南北に長いため、開花目安は地域によって差があります。
具体的な目安は、以下のとおりです。
- 九州・四国地方:5月下旬~
- 関東・中部地方:6月中旬~7月上旬
- 東北地方:7月上旬~
また、以下のように、品種によっても開花時期が前後します。
- ガクアジサイ:比較的早く咲き、5月下旬~6月に見ごろを迎える
- 手まり咲き(ホンアジサイ):一般的なアジサイで、6~7月に開花
- アナベル:やや遅咲きで、6月下旬~7月にかけて咲く品種もある
紫陽花の開花時期は、気象条件や、その年の気温によっても左右されます。
地点ごとの開花日は、「気象庁 生物季節観測の情報 あじさいの開花日(2025年-2026年)」にて紹介されているので、2026年の詳しい開花日が知りたい方はこちらをご覧ください。
切り花としての出回り時期は4月~7月
切り花としての紫陽花の最盛期は5~6月です。4月頃から市場に出回り始めて花屋さんの店頭に並び、7月中旬まで流通します。
- 4月:早咲き品種・温室栽培、輸入ものの切り花が流通
- 5~6月:国産アジサイが最盛期を迎え、販売数も急増
- 7月中旬以降:徐々に終盤を迎え、出回り量も減少
切り花専門店「フラワースミスマーケット」でも、5月下旬から6月頃にアジサイの販売品種が豊富になります。
この時期は色とりどりのアジサイが手に入るので、ぜひブーケやアレンジにしてお楽しみください。
国産は主に4~7月に流通し、品質が高く新鮮なものが入手できます。一方、国産の流通がなくなる冬~春先(1~3月)には、コロンビア産・オランダ産などの輸入ものが選択肢となります。
2【月別早見表】紫陽花の切り花が出回る時期と流通量

紫陽花の切り花は通年市場に出回っていますが、実際に購入するなら、どの時期がおすすめなのでしょうか。
ここでは、月ごとの出回り状況、種類などを表でご紹介します。
花屋さんなどで仕入れ計画を立てる際の参考にお役立てください。
| 月 | 流通量 | 出回る種類の目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1~3月 | △ | 輸入アジサイ(グリーン系中心) | 輸入品が少量流通 |
| 4月 | ○ | 国産が出始め(手まり咲き等) | 初物入荷の時期 |
| 5月 | ◎ | 全種類 | 品種・色が最も豊富 |
| 6月 | ◎ | 全種類 | 旬のピーク。梅雨の季節花として需要大 |
| 7月 | ○~△ | 秋色アジサイが出始め | 国産の終盤。秋色への移行期 |
| 8~9月 | △ | 秋色アジサイ | アンティークカラーが人気 |
| 10~12月 | ×~△ | 秋色アジサイ(終盤)・ドライ | ドライフラワーとして通年楽しめる |
最盛期の5~6月は、選べる品種・色のバリエーションが最も豊富で、品質も安定しています。
確実に紫陽花の切り花を手に入れたい場合は、この時期に仕入れるのがおすすめです。
7月以降は、秋色アジサイへ移行し、くすんだアンティークカラーの切り花が増えます。
最盛期に比べて生花の流通量は減るため、この時期はドライフラワーを取り入れてみても良いでしょう。
また、1~3月頃は輸入アジサイが出回り、国産もののオフシーズンをカバーする重要な役割を担います。
3紫陽花の種類と時期の関係|種類や産地によって出回り時期は変わる?
紫陽花の切り花は、種類や産地によって開花時期・出回り時期が大きく異なります。
仕入れのタイミングも変わるため、主要な種類の出回り時期を確認しておきましょう。
一般的な国産アジサイ(手まり咲き中心)|5月~7月
最盛期(5~7月)の切り花市場の主流を占めるのが、手まり咲きタイプの国産アジサイです。
丸くボリュームのある花姿が特徴的で、青・ピンク・紫・白と、色の展開が豊富です。
また、外側に大きな装飾花、内側に小さな花が咲く、ガクアジサイも少量出回ります。和風の趣が感じられる涼しげな咲き方で、生け花などに適しています。
国産アジサイは、新鮮で花持ちがよく、基本的にボリュームがあります。1本でもアレンジの主役として活躍するので、贈り物・自宅用に選ぶなら、手まり咲きを中心に探すのがおすすめです。






































































































































































































































































































































































