ふわふわとした花穂が魅力的なアスチルベ。
泡立つような姿から、和名では「泡盛草(あわもりそう)」とも呼ばれています。
和風・洋風どちらのアレンジにもなじみ、サブ花材としても人気の高いお花です。
ただ、その繊細さゆえに「すぐにクタッと萎れてしまう」という声も少なくありません。
本記事では、アスチルベを少しでも長く楽しむための水揚げやお手入れのコツを、プロの視点でわかりやすくご紹介します。
ふわふわとした花穂が魅力的なアスチルベ。
泡立つような姿から、和名では「泡盛草(あわもりそう)」とも呼ばれています。
和風・洋風どちらのアレンジにもなじみ、サブ花材としても人気の高いお花です。
ただ、その繊細さゆえに「すぐにクタッと萎れてしまう」という声も少なくありません。
本記事では、アスチルベを少しでも長く楽しむための水揚げやお手入れのコツを、プロの視点でわかりやすくご紹介します。
アスチルベの切り花の日持ちは、およそ4~7日程度です。
水の吸い上げがあまり得意ではないため、適切な水揚げや日々のお手入れをしないと、すぐに萎れてしまうこともあります。
花穂の先端がクタッとしたり、花が茶色く変色してしまったりした場合は、寿命のサインです。
湯揚げをしても回復しないようであれば、花の終わりと考えてよいでしょう。
先述したように、アスチルベは水の吸い上げがあまり得意ではありません。
そのため、最初のお手入れで「湯揚げ」をしてあげることが日持ちのポイントです。
湯揚げを行うことで、茎の中にたまった気泡を取り除き、水をぐんと吸いやすい状態に整えてくれます。
順番に詳しく見ていきましょう。
湯揚げをする際に、湯気が花に当たるのを防ぐため、新聞紙で全体を優しく包みます。
花ばさみで茎先を切り戻します。
専用のハンマーや花ばさみの持ち手で叩いて茎の繊維をほぐします。
こうすることで、水の吸い上げが格段によくなります◎
80℃以上のお湯に茎先を10秒ほどつけます。
茎先からぷくぷくと気泡が上がってきたら、お湯から取り出して良いサインです。
冷水を事前に用意しておき、そこに茎先をつけます。
2~3時間経ったら、元気になったかどうか確認しましょう。
繊細なアスチルベを長く楽しむために、プロが行うお手入れ方法をご紹介します!
直射日光が当たる場所では、花の色あせや傷みが早く進んでしまいます。
また乾燥にも弱いため、風が直接当たると萎れやすくなります。エアコンの風や直射日光が当たるところは避け、なるべく涼しい場所で保管するようにしましょう。
水揚げの際に切り花栄養剤を加えると、日持ちがぐっと良くなります。
栄養剤には「花に必要な糖分」と「水を清潔に保つ成分」が含まれており、萎れや水の汚れを防いでくれる効果があります。
使用するときは、パッケージに記載された濃度で正しく希釈してください。
アスチルベは茎が細く、水下がりしやすいお花です。
できれば毎日、水換えと切り戻しを行いましょう。
切り戻しの際は、茎を斜めにカットすると断面が広がり、水を吸いやすくなります。
クタッとしてしまったときは、先ほどご紹介した「湯揚げ」も試してみてください。
「湯揚げをしても復活しない...」というときは、思い切って茎を短くカットして飾るのもおすすめです。
茎を短くすると、その分水の吸い上げが良くなり、元気を取り戻すことがあります。
アスチルベは短くしても可愛らしく飾れるので、ミニブーケや小瓶に入れて楽しむのも素敵ですよ。
アスチルベの日持ちは、4~7日程度。
水の吸い上げが得意ではないため、最初に湯揚げをして茎の中の気泡を抜き、水を吸いやすくしてあげることが長持ちのポイントです。
また、直射日光やエアコンの風などにも弱いので、置き場所にも注意しましょう。
こまめなお手入れを心がければ、ふわふわとした可愛らしい花姿をより長く楽しむことができますよ。
お手入れに迷ったときは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
フラワースミスマーケットでは、定番のピンクから染めのものまで、さまざまなアスチルベを取り揃えています。
サブ花材としても活躍するアスチルベは 5本からご購入可能ですので、ぜひアレンジに取り入れてみてください。
アスチルベは水揚げが難しく、とても繊細なお花なので萎れやすい傾向があります。
クタッとしてきたら「湯揚げ」を試してみてください。
さらに、直射日光やエアコンの風が当たらない涼しい場所で保管し、毎日の水換え・切り戻しを心がけましょう。
独特の匂いはアスチルベの特性であり、傷みのサインではないので安心してください。
ただし、花が茶色く変色している場合は劣化のサインです。
アスチルベは高温に弱いため、真夏は特に短命になりがちです。
まずは、はじめの段階で「湯揚げ」を行い、水の吸い上げをよくしてあげること。
また、切り花栄養剤の使用も効果的です。
そのうえで、できるだけ涼しい場所、特にクーラーの効いた部屋に飾ることをおすすめします。
直射日光や風が直接当たる場所は避けましょう。
一緒に飾っても特に問題はありません。
水換え・切り戻しをなるべく毎日行ってあげると、どのお花も長持ちしてくれますよ。
染めのアスチルベは、茎から吸い上げた染料が水に溶け出すため、水が青やピンクに濁ることがあります。
また、小花が落ちやすく、花くずと染料が混ざることでさらに水が濁りやすくなります。
そのままにしておくと、バクテリアが繁殖したり、水の吸い上げも悪くなったりと、日持ちが短くなる原因に。
「毎日水を替えること」「花瓶もこまめに洗って清潔に保つこと」が一番の対策です。