水やりは1週間に1回程度でOK
胡蝶蘭の水やりは週1回を目安にコップ1杯分の水を根元に注ぐようにしましょう。
初夏から夏にかけては水切れが早いため4日に1回、秋~冬は逆に寒くなって胡蝶蘭が休眠期に入るため2週間に1回程度の水やりで構いません。
置き場所の気温や湿度によっても水やりが必要なタイミングは変わってきます。
水やり頻度が高いと根が腐ってしまうため、植え込み材を触って乾いていたら水やりのタイミングだと考えておきましょう。
半日陰で風が当たらない場所に置く
胡蝶蘭以外にもいえることですが、花の置き場所は「直射日光が当たらず風通しの良いところ」が基本です。
風が通りやすく半日陰となる薄いカーテン越しの窓際などに置くのがおすすめですが、直風は葉の乾燥を進行させてしまうのでエアコンの風などが直接当たらないように注意してください。
室温は20℃前後を保つ
胡蝶蘭は本来、熱帯地域に生息しているため寒さに弱い植物です。
胡蝶蘭を飾る部屋の温度は15度以上、可能であれば20度前後に設定するのが最適な環境となります。
暑さに強い花ではありますが日本の猛暑の中では株を痛めてしまうので、夏場も室温が30度を超えないようにしましょう。
基本的に人間が心地よいと感じる室温であれば問題ありませんが、エアコンを使用する時期は乾燥しやすくなるので、ときどき葉に霧吹きで水をかけてあげるのが良いでしょう。
花が終わったあとのお手入れ方法
ほかの花や株に栄養を行き渡らせるために、咲き終えてしおれた花は随時摘み取っておきましょう。
二度咲きに挑戦したい場合は、全体の3分の2ほどお花が咲き終えた頃に花茎を下から3~4節ほど残してカットします。
約1~2ヶ月で新芽が出て、3か月ほどでもう一度花を咲かせます(年内に再び咲いたお花を二番花を呼びます)
二番花は最初に咲いた花に比べると小ぶりで花数も少なくなります。
翌年にまた大きな花を咲かせたい場合は、花茎を根元からカットして株にしっかりと栄養を蓄えさせましょう。
2~3年に1回程度、成長期である4~6月に植え替えも行えばベストです。
カットした胡蝶蘭の楽しみ方
カットした花茎にまだお花がついているのであれば、花瓶に行ける、花の部分だけ水に浮かべて飾るのがおすすめです。
一般的な生花の切り花は寿命が5日ほどのものが多いですが、胡蝶蘭は切り花でも1か月近く日持ちします。
開花中に花茎を切ったとしても、一般的なお花よりも長く生け花として楽しめますよ。