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ヒペリカムの季節はいつ?花屋に出回る時期と旬の楽しみ方

ヒペリカムの季節はいつ?

赤やピンクの、ぷっくりとした艶のある実が可愛らしいヒペリカム。実ものというと秋の花材としてのイメージが強いため「春や夏でも手に入るの?」「花屋にはいつ並ぶの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、切り花のヒペリカムは一年中購入できますが、秋にしか出回らない特別なタイプも存在します。

この記事では、ヒペリカムについて、園芸上の旬と切り花の出回り時期を分けて解説します。
また、月別の出回りカレンダーや出回る種類、季節ごとのおすすめの使い方もご紹介しますので、購入・アレンジの参考にしてください。

  • 花屋で見かける実ものは輸入物中心
    エクアドル・エチオピアなどからの輸入ものは、一年中入手できます。赤・ピンク・白・グリーンなど色合いが豊富で、品質も安定しています。
  • 切り花ヒペリカムには秋限定タイプも
    国産の枝ものヒペリカム、葉を楽しむ紅葉ヒペリカムは、夏の終わりから秋にかけて出回ります。色・品種の選択肢が最も増えるのも秋といえるでしょう。
  • 園芸上と切り花では旬が異なる
    庭木のヒペリカムは初夏に黄色い花が咲いて秋に実が色づきます。切り花のヒペリカムは秋に出回り量が増えるものの通年流通しています。

1ヒペリカムの季節はいつ?園芸上の旬と切り花の違い

ヒペリカムの季節はいつ?園芸上の旬と切り花の違い

ヒペリカムの「季節」は、庭で育てる場合と、花屋に並ぶ切り花とで、旬の時期がまったく異なります。まずは、この違いを整理しておきましょう。

【園芸】黄色い花が咲くのは初夏(6~7月)

庭木や公園樹として植えられているヒペリカム(キンシバイやビヨウヤナギなど)は、6~7月頃に鮮やかな黄色い花を咲かせます。

ただし、花もちは短く、開花から数日で散ってしまいます。そして、花が終わると、そのまま実へと移行していきます。

【園芸】実が色づくのは秋(10~11月)

花が終わった後は結実し、秋にかけて赤やピンクなどに色づいていきます。
「実もの=秋の花材」というイメージは、この園芸上のサイクルから来てるといえるでしょう。

実際に、庭のヒペリカムを観察していると、緑色だった実が徐々に色づいていく過程を楽しめます。グリーンから赤へと変わっていく色の変化そのものが、季節の移ろいを感じさせてくれます。

【切り花】花屋では一年中出回っている

花屋さんに並ぶ切り花のヒペリカムは、実ものとして販売されています。主にエクアドルやエチオピアなどからの輸入品が中心で、一年を通して安定的に流通しています。

「ヒペリカムは秋しか買えないのでは?」と疑問に思う方も多くいらっしゃいますが、それは誤解です。春のブーケにも、夏のアレンジにも使える、通年の定番花材と考えると良いでしょう。

2花屋にヒペリカムが並ぶ時期|輸入・国産・紅葉ヒペリカムの違い

花き市場に流通するヒペリカムは、輸入ヒペリカム、国産ヒペリカム、紅葉ヒペリカムの大きく3種類に分けられます。
それぞれに出回る時期が異なるため、まずはカレンダーで全体像を確認しましょう。

種類 1
月
2
月
3
月
4
月
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
11
月
12
月
輸入ヒペリカム ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
国産ヒペリカム
(枝もの)
ー ー ー ー ー ー ー △ ◎ ◎ △ ー
紅葉ヒペリカム
(葉もの)
ー ー ー ー ー ー ー ー △ ◎ ◎ △

輸入ヒペリカム|一年中買える定番

花屋さんで最も一般的に並ぶのが、輸入ヒペリカムです。
日本では周年入荷があり、品質も安定しています。赤・ピンク・白・グリーンなど色数も豊富で、アレンジのイメージに合わせて選べます。

当店「フラワースミスマーケット」で取り扱っているのは、エチオピア産がメインです。標高2,000mを超える高地に産地があり、日中と夜間の寒暖差、豊富な日照量といった条件に恵まれています。この環境が、実の締まった高品質な花きを通年で生産することを可能にしています。

ヒペリカムの商品一例

国産ヒペリカム|夏の終わり~秋だけの枝もの

国産のヒペリカムは、夏の終わりから秋にかけて出荷されます。8月後半から少しずつ出回り始め、9~10月にピークを迎えるイメージです。

国産は枝分かれした「枝もの」らしい自然な形で流通することが多く、輸入品とは印象が異なります。
野趣のある枝ぶりを生かせるため、大きめの活け込みや、和風のアレンジによく合います。

紅葉ヒペリカム|秋限定・葉を楽しむ枝もの

「紅葉ヒペリカム」は、実ではなく紅葉した葉を観賞する、秋限定の花材です。
緑から赤褐色へとグラデーションを描く葉が特徴で、実ものとはまったく異なる表情を持っています。

出回るのは主に10~11月。秋色のアレンジや、ハロウィンといったシーズナル装飾にも重宝するでしょう。

3【季節別】ヒペリカムの楽しみ方とおすすめの使い方

通年手に入るヒペリカムは、季節ごとに違った飾り方を楽しめるのが魅力です。
ここでは、特におすすめのアレンジアイディアをご紹介します。

春~夏|明るい色合わせでブーケのアクセントに

春~夏|明るい色合わせでブーケのアクセントに

春は実ものの選択肢が少ない季節のため、通年流通しているヒペリカムが重宝されます。

特におすすめなのは、ピンク・グリーン・白といった明るい色の実です。春の花は柔らかく甘い印象のものが多いため、そこにヒペリカムが加わることで、軽やかさと引き締め効果が生まれます。

母の日のギフトブーケや、ブライダルシーンでも需要が高く、特にグリーンの実は、どんな花色にも馴染むため、迷ったときの一本として役立ちます。

秋|赤い実で季節感を演出する本番シーズン

秋|赤い実で季節感を演出する本番シーズン

秋は、ヒペリカムの選択肢が一年で最も広がる季節です。通年の輸入品に加えて、国産の枝ものと紅葉ヒペリカムが加わるため、表現の幅が一気に増します。

赤い実をバラや秋の枝ものと合わせれば、深みのある季節感たっぷりのアレンジが完成。ハロウィンやお月見といったイベント装飾にも使いやすく、オレンジや紫の花材と組み合わせると、より秋らしい雰囲気になります。

冬・お正月|千両など和の実ものとの使い分け

赤いヒペリカムは、クリスマスや迎春のアレンジに欠かせない実ものとして活躍します。
千両やコニカルといった和の実ものとの使い分けを意識すると、洗練された仕上がりになります。

特に意識したいのが、粒の大きさと雰囲気の違い。ヒペリカムは実が大きめでツヤがあり、ぷっくりとした形が洋風・モダンな印象的な一方で、千両は小粒の実が房状につき、古典的で和の趣があります。

洋風のクリスマスアレンジならヒペリカム、和の迎春飾りなら千両、と選び分けるのがおすすめです。両方を使うと、粒の大きさの違いを活かした奥行きのあるアレンジになりますよ。

実もの全般のおすすめ商品については、次の記事もぜひお読みください。

実もの(実のなる花)おすすめ10選

4まとめ

赤やピンク、白など艶のある実が特徴のヒペリカム。
園芸上は初夏(6~7月)に開花し、秋(10~11月)に実が色づくのが一般的ですが、切り花の実ものは、輸入品を中心に年中購入可能です。

また、国産の枝ものヒペリカムは夏の終わりから秋にかけて、葉を楽しむ紅葉ヒペリカムは秋限定で出回るため、秋は色や種類の選択肢が最も広がります。

切り花としてのヒペリカムは一年を通じて入手できるので、春や夏に実ものを使いたいときに、ぜひ取り入れてみてください。

ヒペリカムの季節ごとの入手方法・選び方にまつわるQ&A

  • 春にブーケを作りたいのですが、赤いヒペリカムは手に入りますか?

    赤いヒペリカムは、春でも手に入ります。切り花のヒペリカムは輸入品が周年流通しているため、色を問わず春でも購入可能です。
    ただし、春は取り扱い店舗が秋ほど多くない可能性があるため、実店舗で探す場合は事前に在庫を確認しておくと安心です。

    ネット通販であれば、季節を問わず販売しているので、購入先として検討してみても良いでしょう。

  • 国産と輸入のヒペリカムは、どのように使い分ければいいですか?

    国産と輸入ものは、姿の違いで使い分けるのがおすすめです。
    輸入品は茎がまっすぐ伸びて実が揃って付いているため扱いやすく、ブーケやアレンジメントにも組み入れやすいのが魅力です。
    一方、国産は自然に枝分かれしているため、大きめの活け込みや、動きを出したい和風のアレンジに向いています。

    「整った仕上がりを目指すなら輸入、自然さを出したいなら国産」と覚えておくと選びやすいでしょう。

  • 秋に売っている実の色と、春に売っている実の色は違いますか?

    輸入品であれば、季節による色の違いはなく、年間を通して同じ色のラインナップが揃います。

    季節によって色が変化するのは、庭木として育てているヒペリカムや、国産の枝ものの場合です。
    これらは、グリーンから赤へと自然に色づいていくため、出回る時期によって色味が変わることがあります。決まった色を確実に手に入れたい場合は、輸入品を選びましょう。

  • 紅葉ヒペリカムは実がついていないのですか?

    紅葉ヒペリカムは、実ではなく紅葉した葉を観賞する花材です。秋色アレンジの背景や、実ものと組み合わせて奥行きを出す使い方に向いています。
    品種や入荷状況によっては小さな実がついている場合もありますが、主役はあくまで色づいた葉です。
    「実ものを買ったつもりが、葉ものだった」とならないよう、購入前に商品名や写真を確認しておきましょう。

  • クリスマスと迎春、両方に使い回すならヒペリカムと千両のどちらが良いですか?

    どちらか一方を選ぶなら、汎用性の高いヒペリカムがおすすめです。ヒペリカムのツヤのある大粒の実は洋風のクリスマスアレンジに映えますし、松や葉牡丹と合わせれば迎春アレンジにも馴染みます。
    一方、千両は和の印象が強いため、クリスマスに使うとやや浮く可能性があります。ただし、本格的な和のお正月飾りを目指すなら千両がぴったりです。「洋寄りで通したいならヒペリカム」と考えると選びやすくなりますよ。