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もらった胡蝶蘭の持ち帰り方は?手段別の梱包方法と気をつけるべきポイント

胡蝶蘭の持ち帰り方 手段別の梱包方法と注意点

職場に開店祝いや移転祝いとして届いた胡蝶蘭を「持ち帰っていいよ」と言われたり、お祝いの席などで胡蝶蘭をいただいたりしたときに、「大きくてどう持ち帰ったらいいかわからない」と、悩んでしまった経験はありませんか?

胡蝶蘭は、鉢植えの中でも特に大きくて重さがあり、花も傷つきやすいので、持ち帰り方に工夫が必要です。ただし、正しい運び方や梱包のコツを知っていれば、問題なく自宅まで持ち帰ることができます。

この記事では、車・電車・バス・宅配便など手段別の持ち帰り方から、胡蝶蘭の花の特性を活かした注意点、持ち帰りが大変な時の工夫の仕方まで詳しく解説します。
また、自宅についてからの基本的なお世話の仕方もご紹介しますので、胡蝶蘭を傷めずに持ち帰りたいときの参考にしてください。

  • 胡蝶蘭を持ち帰る際は、花の特性に合わせた手段を検討する
    胡蝶蘭の花びらは繊細なため、擦れたり圧迫したりすると、傷ができて変色してしまいます。また、低温・高温にも弱いため、できるだけ温度変化の少ない手段で運びましょう。
  • ベストな持ち帰り方は車
    車であれば、車内の温度管理がしやすいため、株が傷みにくくなります。また、助手席の足下など、安定した置き場所もあるので便利です。
  • 車がない場合は、電車やバスを検討
    大輪胡蝶蘭2本立ち以下であれば、電車やバスでの持ち帰りも選択肢になります。ただし、混雑時は、他の乗客の迷惑になるので、避けましょう。
  • 急ぎでないなら、宅配便の利用もおすすめ
    宅配便を利用して、自宅まで花を送れば、鉢を運ぶ手間がなくなります。ただし、1,500~3,000円程の配送料がかかるので注意しましょう。
目次
  1. 胡蝶蘭を持ち帰る前に知っておきたい花の特性
  2. 【手段別】胡蝶蘭の持ち帰り方と梱包のコツ
    1. 車で持ち帰る|最も手軽でおすすめの手段
    2. 電車・バスで持ち帰る|小さめの胡蝶蘭なら可能
    3. 宅配便で送る|急いでいない場合に最適な方法
  3. 持ち帰りが大変なときは「胡蝶蘭を切り花にする」選択肢も
  4. 胡蝶蘭を持ち帰った後に長く楽しむためのポイント3選
  5. まとめ
  6. 胡蝶蘭は自宅でも楽しめる!持ち運びや管理のQ&A

1胡蝶蘭を持ち帰る前に知っておきたい花の特性

胡蝶蘭を持ち帰る前に知っておきたい花の特性

胡蝶蘭はデリケートな生花であり、運搬によって傷む可能性が高まります。
ここでは、特に気をつけたい花びらの傷みや、温度管理について解説します。

持ち運びによって花びらが傷むリスクがある

胡蝶蘭の花びらは薄く繊細なため、擦れたり圧迫したりするだけで、変色・傷みが起きるリスクがあります。
大輪胡蝶蘭・ミディ胡蝶蘭は鉢が大きく重いため、持ち運ぶ際は体や荷物などが花に当たらないよう、細心の注意を払いましょう

適温は18~25℃で高温・低温は苦手

胡蝶蘭が好むのは18~25℃程度で、夏の高温・冬の低温はともに苦手です。

具体的には、夏は高温多湿で蒸れるリスク、冬は10℃以下で凍傷を起こして花びらが黒ずんだりしおれたりするリスクがあります

交通手段を使って持ち帰る場合は、以下の場所は避けて運びましょう。

  • 夏:車の中、直射日光が当たる場所など、高温になりやすい場所
  • 冬:冷えやすい電車の床への直置き、車のエアコン送風口で暖房が直接当たる場所

2【手段別】胡蝶蘭の持ち帰り方と梱包のコツ

【手段別】胡蝶蘭の持ち帰り方と梱包のコツ

胡蝶蘭を出先から持ち帰る際の主な選択肢となるのが、車・電車やバス・宅配便など。
一番おすすめできるのは車ですが、電車・バスなどの公共交通機関しか使えない場合は、鉢の大きさによって判断が変わります。

小さめなら工夫次第でそのまま持ち帰ることができますが、大きなものなら、急がない場合は宅配便で送る選択肢もあります。

電車・バス 宅配便
メリット 温度管理がしやすく
花が傷みにくい
小さめの胡蝶蘭なら
手軽に持ち帰れる
鉢を運ぶ手間が減る、
花が傷みにくい
デメリット 車と胡蝶蘭のサイズに
よっては持ち帰りが困難
  • 混雑時に周囲に迷惑がかかる
  • 花が傷むリスクが高い
  • 配送日数がかかる
  • 梱包に気を配る必要がある
持ち帰れる種類
  • 大輪胡蝶蘭
  • ミディ胡蝶蘭
  • ミニ胡蝶蘭
  • 大輪胡蝶蘭(2本立ち以下)
  • ミディ胡蝶蘭
  • ミニ胡蝶蘭
  • 大輪胡蝶蘭
  • ミディ胡蝶蘭
  • ミニ胡蝶蘭

車で持ち帰る|最も手軽でおすすめの手段

車での持ち帰りは、最も手軽で運びやすい手段です。
温度管理がしやすく、花が外気に触れにくいため、株が傷みにくいのがメリットです。また、周囲の人の迷惑になる心配もありません。

車で持ち帰る際は、以下のものを用意しましょう。

  • ダンボール箱(鉢がぴったり入るサイズ)
  • 新聞紙や梱包材(隙間を埋めるため)
  • 養生テープ

梱包の手順

梱包する際は、以下の手順で進めます。

  1. 受け取った際の外箱がある場合は、そのまま活用する(ない場合は鉢がピッタリ入るサイズのダンボールを調達する)
  2. 鉢の周囲に新聞紙を丸めて詰め込み、箱の中で鉢が動かないようにしっかりと固定する
  3. 花茎を支えている支柱が外れていないかを確認する
  4. 蓋は完全に閉めず、花の上部に空間を残した状態で、テープで軽く留める程度でOK。花がつぶれないようにゆとりを持たせる

車内での置き場所

車内で最も安定するのは、助手席・後部座席の足元などのフラットな場所です。
シート上に置く場合は、シートベルトを箱にかけて転倒を防止します。トランクは段差を通過する際の衝撃が伝わりやすいため、避けるのが無難です。

車で持ち帰る際の注意点

車で持ち帰る際は、エアコンからの送風に注意が必要です。
冬は暖房の直風が花に当たらないように、吹き出し口の向きを変えておきましょう。また、夏は冷房を効かせすぎず、車内温度を20~25℃程度に保つのが理想です。

ただし、移動距離が短い場合は、そこまで気を遣わなくても構いません。移動時間が長くなる場合に気をつけると良いでしょう。

電車・バスで持ち帰る|小さめの胡蝶蘭なら可能

電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、3本立ち以上の大輪胡蝶蘭は、現実的に持ち帰りが困難です。可能であれば、別の手段を検討する方が良いでしょう。

ただし、2本立ち以下の大輪胡蝶蘭や、小さめの胡蝶蘭であれば、工夫次第で持ち帰ることができます。
梱包の際は以下のものを用意しましょう。

  • 不織布または薄い布(花を包む)
  • 大きめの紙袋またはショッピングバッグ
  • 新聞紙

梱包の手順

電車・バスで持ち帰る場合は、以下の手順で梱包を行います。

  1. 花全体を不織布でふんわりと包む(きつく巻くと花が潰れるため注意する)
  2. 鉢を紙袋に入れ、周囲に新聞紙を丸めて詰め、固定する
  3. 持ち運ぶ際は必ず垂直を保ち、傾けないようにする

電車・バスで運ぶ際の注意点

電車やバスで運ぶ場合、混雑する時間帯は他の乗客にぶつかるリスクが高いため避けてください。
また、吊り革を持ちながら片手で花を持つと、転倒の危険があります。座席を確保するか、または足下に置けるスペースを確保して運びましょう。

宅配便で送る|急いでいない場合に最適な方法

すぐに持ち帰る必要がない場合は、宅配便で自宅に送ると安全です。

宅配便を使うと、自分で大きな鉢を抱えて移動する手間がなく、花を傷めるリスクも大幅に減らせます。特に大輪胡蝶蘭や、公共交通機関での持ち帰りに不安がある場合に最適です。

準備の際は、以下のものを用意しましょう。

  • 大きめのダンボール箱(鉢+花の高さより余裕があるもの)
  • エアキャップ(緩衝材)
  • 新聞紙
  • ガムテープ

梱包手順

宅配便を利用する場合は、以下の手順で梱包してください。

  1. 花茎と支柱の間を紐を使って軽く固定する(強く縛ると茎が傷むので注意する)
  2. 花全体を不織布でふんわりと包む
  3. 鉢をエアキャップで丁寧に包む
  4. ダンボールの底にエアキャップを敷き、鉢を立てた状態で入れる
  5. 横揺れを防ぐために、鉢の周囲に新聞紙を丸めて詰め込む
  6. 花の上部に十分な空間があることを確認し、箱を閉じる
  7. 段ボールの表面に「コワレモノ」「天地無用」のシールを目立つように貼り、発送する

宅配便で送る際の注意点

宅配便で贈る際は、配送料や日時指定に留意が必要です。

胡蝶蘭の梱包は、140~160サイズになることが多く、一般的なエリアや配送業者では、配送料が1,500~3,000円程度になります。

また、不在などで長時間放置すると、温度変化などで花が傷むリスクが高くなるため、必ず受け取れる日時を指定しましょう。
夏なら気温が低めの午前中や夜、冬なら低温障害を防ぐために日中を指定するのがおすすめです。

3持ち帰りが大変なときは「胡蝶蘭を切り花にする」選択肢も

持ち帰りが大変なときは「胡蝶蘭を切り花にする」選択肢も

大きな鉢を持ち帰るのが、どうしても難しい場合は、花茎だけを切り取って持ち帰り、自宅で花瓶に生ける選択肢もあります。
胡蝶蘭は切り花にしても比較的長持ちするため、無理に鉢ごと持ち帰って花を傷めてしまうよりも、花を美しい状態で楽しむことができるでしょう。

持ち帰り・お手入れの方法と花持ちの目安

胡蝶蘭の花茎は、以下の手順で切り取って持ち帰ります。

  1. 花茎を支柱に固定しているテープを丁寧に外す
  2. 自宅に持ち帰り、消毒した清潔なハサミで茎の先を斜めにカットする
  3. 花瓶に清潔な水を張り、茎を挿して十分に水を吸わせる

切り花は短命なイメージが強いですが、胡蝶蘭の切り花は、きちんとお手入れすれば2~3週間ほど日持ちします
水をこまめに交換し、定期的に茎先を切り戻して切り口を新しくしながら管理すると、さらに花持ちがよくなるでしょう。

【注意点】花茎を切り取った後、鉢の処分が必要

花茎を切り取って持ち帰る場合、大きな鉢と植え込み材が残ってしまいます。
そのまま捨てるのが難しい場合は、自治体の粗大ごみに出すことも検討してください。

以下では、胡蝶蘭を一般ごみとして捨てる方法や、引き取り・買い取りサービスの利用などの処分方法を詳しく解説しています。鉢の処分に悩む場合は、ぜひお読みください。

胡蝶蘭の捨て方ガイド!処分方法から引き取り・買取サービスまで徹底解説

4胡蝶蘭を持ち帰った後に長く楽しむためのポイント3選

胡蝶蘭を持ち帰った後に長く楽しむためのポイント3選

胡蝶蘭を無事に家まで持ち帰ることができれば、次はできるだけ長く楽しむためにお世話をしましょう。ここでは、すぐに取り組みたい、3つのポイントをご紹介します。

ラッピングはできるだけ早く外す

胡蝶蘭を長持ちさせたいなら、ラッピングはすぐに外すのがおすすめです。ラッピングをしたままだと、蒸れて根腐れを起こすリスクがあるためです。

ただし、贈答用の胡蝶蘭には豪華なラッピングが施されている場合も多く、見た目を楽しみたい方もいるのではないでしょうか。そんなときは、最初の水やりまではラッピングをつけたままでも構いません。

水やりをしたら早めにラッピングを外して、風通しの良い状態にしてあげてください。

置き場所と温度管理、水やり

胡蝶蘭の株を元気な状態に保つには、置き場所と温度管理、水やりを工夫しましょう。

直射日光を避けた、明るい日陰に置く

胡蝶蘭が好むのは、明るい日陰です。直射日光が当たると、花や葉を傷めてしまうため、絶対に避けてください。
レースカーテン越しに柔らかな光が差し込む窓際などを選ぶと良いでしょう。

また、エアコンや扇風機の風が直接当たると、乾燥や温度変化によって、花が早く落ちてしまいます。家の中に置く場合は、風通りの良い場所を選んでください。

【関連】胡蝶蘭に直射日光はNG!失敗しない置き場所の選び方とは?

胡蝶蘭の適温は18~25℃

胡蝶蘭を育てる際の適温は18~25℃であり、日本の季節に適しています。

ただし、冬は温度の低下によって胡蝶蘭が凍傷を起こすリスクがあります。特に窓際は夜間に冷え込むため注意が必要です。夜だけは部屋の中央に移動させると、花持ちがよくなりますよ。

植え込み材が乾燥してから水やりをする

胡蝶蘭は、水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。水やりは、植え込み材がカラカラに乾いたタイミングで行いましょう。
基本的には、コップ1杯(約200ml)が目安です。鉢底から水が出てくるまで、たっぷりとあげましょう。

なお、受け皿に溜まった水をそのまま残すと根腐れのリスクが高くなるため、すぐに捨ててください。

以下の記事では、胡蝶蘭を長持ちさせるための7つのコツをご紹介しています。詳しい育て方を知りたい方は、こちらもお読みください。

【保存版】胡蝶蘭を長く楽しむ7つのコツ|初心者でも簡単な育て方

切り花にした場合は「水切り」とこまめな水替えを

胡蝶蘭の花茎を切り取り、切り花にした場合は、こまめに水替えをすることが大切です。
水が濁ってきたら、早めに清潔な水に入れ替えましょう。

水替えのタイミングで、茎先を水中で斜めにカットする「水切り」も効果的です。

置き場所や温度管理の注意点は、鉢植えと同様です。飾る際は、レースカーテン越しに柔らかな間接光が入る、風通しの良い場所を選びましょう。
また、室温は18~25℃に保ち、直風が当たらないように心がけてください。

5まとめ

胡蝶蘭は花びらが繊細なため、職場から自宅などへ持ち帰る際は、花が傷まないように注意が必要です。サイズも考え、持ち帰る手段を検討しましょう。
一般的な手段と、メリット・デメリットは、以下のとおりです。

  • 車:温度管理しやすく、花が傷みにくいが、サイズによっては持ち帰りが困難
  • 電車・バス:車がなくても持ち帰られるが、混雑時は周囲に迷惑がかかる可能性がある
  • 宅配便:鉢を運ぶ手間がなくなり、花が傷みにくいが、費用がかかる

どの手段で持ち帰る場合であっても、花が傷まないようにしっかりと梱包することが大切です。
切り花にする場合は、水替えや水中での切り戻しを継続すれば、美しい花を2~3週間程度お楽しみいただけるでしょう。


胡蝶蘭は自宅でも楽しめる!持ち運びや管理のQ&A

  • 胡蝶蘭をもらったけれど、すごく大きくて重いです。本当に持ち帰れますか?

    生花の胡蝶蘭は繊細なため、持ち帰るには、工夫が必要です。
    特に、3本以上の大輪胡蝶蘭はサイズが大きく重さもあるので、事前にどのように持ち帰るかを検討しておくと安心です。
    一番おすすめは車ですが、車を利用できない場合は、電車・バスなども利用しましょう。
    急いで持ち帰る必要がないなら、宅配便で自宅へ送るのもおすすめです。

  • 車で胡蝶蘭を持ち帰る場合のメリット・デメリットを教えて

    車は、車内の温度管理がしやすく、花が外気に触れにくいため、結果として株が傷みにくくなります。また、電車やバスといった公共交通機関で起こりがちな混雑も避けられます。
    ただし、そもそも車が必要な手段です。また、移動時間が長い場合は、エアコンからの送風が直接当たらないように風向きを変えておきましょう。乾燥や直風による傷みを防げますよ。

  • 鉢ごと持ち帰るのが大変な場合は、諦めないといけませんか?

    鉢ごと持ち帰るのが難しいなら、花茎だけを切り取って持ち帰り、自宅の花瓶に挿して飾るのがおすすめです。
    正しいお手入れをすれば、たとえ切り花になったとしても、2~3週間は日持ちします。
    鉢の処分は必要になりますが、鉢を自宅まで運ぶ負担がなくなりますよ。

  • 切り花にした胡蝶蘭を長持ちさせるコツはありますか?

    胡蝶蘭の切り花を長持ちさせるには、こまめな水替えと水切りが有効です。
    水替えのタイミングで花瓶もきれいに洗い、新鮮な水を注ぎましょう。
    また、水中で茎先を1~2cm程度カットする「水切り」もおすすめです。圧力で茎の内部に溜まった空気が抜けて詰まりが解放されるので、水を吸い上げやすくなりますよ。
    置き場所は、レースカーテンのかかった明るい窓辺など、柔らかな光の当たる場所を選びましょう。直射日光や、エアコン・扇風機の風が直接当たる場所は避けてください。
    なお、冬の夜は特に冷え込み、胡蝶蘭が凍傷を起こすリスクがあります。夜間は部屋の中心に移動させるなど、できるだけ18~25℃の適温で飾ってあげましょう。

  • 水やりは、どれくらいの頻度で行えばいいですか?

    胡蝶蘭の水やりは、「乾いたらたっぷりと与える」が基本です。
    バークなどの植え込み材がカラカラに乾いたタイミングで行いましょう。
    水のやりすぎは根腐れの原因になるので、注意が必要です。
    植え込み材を触って乾燥していれば、コップ1杯(150~200ml程度)の水を根本に注ぎましょう。鉢底から水が流れ出す程度が目安です。受け皿に残った水があれば、すぐに捨ててくださいね。