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マトリカリアの切り花がしおれる原因と復活方法|長持ちさせるための水揚げ方法も紹介

マトリカリアはマーガレットを小さくしたような白い花びらと黄色の花芯が可憐な雰囲気を漂わせるお花です。
1本の茎から枝分かれして咲く小花は繊細な印象があり、花束やアレンジメントに加えやすい花材です。

しかし、マトリカリアは水下がりしやすいため、買ってすぐに「しおれてしまった!」と思うこともあるのではないでしょうか。
購入して日が経っていないなら、しおれたのではなく水が下がって元気をなくしていると考えられます。

この記事ではマトリカリアの切り花がぐったりしてしまったときの対処法や、長持ちさせるための水揚げ・お手入れ方法を掲載しています。

1マトリカリアの切り花がしおれる原因

マトリカリアの切り花がすぐにしおれてしまう原因としては以下が考えられます。

  • 水下がりによる水不足
  • 置き場所が暑い・乾燥している
  • 茎の切り口が詰まっている

中でも原因として最も多いのが水不足です。
マトリカリアは元々水が下がりやすいため、水揚げが上手くいかないとすぐに元気をなくしてしまいます。

買ってから日が経っていないのに花がうなだれて下を向いたり、全体的にくたびれていたら改めて水揚げをしてみましょう。

また、水分が蒸散しないように暑い場所や乾燥した場所を避ける、小まめに切り戻して水の吸い上げを良くするとしおれにくくなりますよ。

2マトリカリアを長持ちさせるための水揚げ方法

マトリカリアの切り花の水揚げ方法は「水切り」がおすすめです。

深めのバケツやボウルに水を張り、水中で茎を切ることで導管に空気が詰まるのを防げます。
マトリカリアの切り花の水揚げ手順は以下のとおりです。

  1. 不要な葉を取り除く
  2. 切り口を水に浸け、斜めに切る

不要な葉を取り除く

不要な葉を取り除く

マトリカリアを湯揚げする前に、飾るのに不要な葉を取り除きましょう。

水に浸かる部分に葉が残っていると、花瓶の水が汚れやすくなります。
また、余分な葉を取り除くことで葉から水が蒸散しにくくなるため水下がりしにくくなります。

切り口を水に浸け、斜めに切る

切り口を水に浸け、斜めに切る

水をはったバケツなどを用意し、マトリカリアの茎先をつけます。

水に浸けた状態で茎先を斜めにカットしましょう。
なるべく深い場所で茎を切ることで水が上がりやすくなります。

茎先をほぐす方法も有効

マトリカリアの水揚げをよくする方法としては、茎先をハサミなどで叩くのも有効です。
茎先の繊維をほぐして水分との接地面が増えることで水分を吸い上げやすくなりますよ。

3元気がない時は湯揚げを試してみる

日が経っていないのに花全体がしおれてうなだれているなど、元気がない時は湯揚げをすると復活する可能性があります。
湯揚げとは、茎の先端をお湯につけてから冷水につけることで水を吸い上げやすくする方法です。

マトリカリアの切り花の湯揚げ手順は以下のとおりです。

  1. 新聞紙で花を包む
  2. 茎先を1~2cmほど斜めに切る
  3. 80℃以上のお湯につける
  4. 冷水に移す

新聞紙で花を包む

新聞紙で花を包む

マトリカリアの花に湯気が当たらないよう、新聞紙でしっかり包んで保護します。

隙間ができないように少しきつめに巻くのがポイントです。
茎先が5cmほど出るように包んでテープで固定しましょう。

茎先を1~2cmほど斜めに切る

茎先を1~2cmほど斜めに切る

お湯につける直前に茎先を1~2cmほど切り戻します。

切り戻す際は清潔なハサミを使って導管をつぶさないようにカットしましょう。

80℃以上のお湯につける

80℃以上のお湯につける

茎先を切ったマトリカリアを80℃以上のお湯に30~40秒ほどつけます。

お湯につけると茎先から空気が出てくるため、空気が出てこなくなるまでお湯につけておきましょう。

冷水に移す

冷水に移す

お湯につけ終えたら、マトリカリアをすぐに冷水に移します。

新聞紙を巻いたまま冷水に2時間ほどつけて様子を見てみましょう。

4マトリカリアの切り花のお手入れ方法

マトリカリアの切り花を長持ちさせるためには、日々のお手入れや置き場所を整えることも大切です。

ここでは、日々のお手入れや置き場所について解説していきます。

毎日水替えと切り戻しを行う

マトリカリアの切り花を長持ちさせたい場合は、毎日花瓶の水替えと、茎先の切り戻しを行いましょう。

茎の切り口を新鮮にし、綺麗な水を与えることを心がけるのが長持ちの秘訣です。
茎先がぬめっていると導管が詰まってしまうため、切り戻して新鮮にすると水の吸い上げが復活します。

また、水を替える際は花瓶を一緒に掃除するようにしましょう。
花瓶を清掃することでバクテリアが発生しにくくなるため長持ちしやすくなりますよ。

涼しく、乾燥していない場所に置く

マトリカリアは水分が蒸散しやすいため、暑い場所や乾燥した場所に置くと水が下がりやすくなります。

マトリカリアを飾る際は、なるべく涼しい場所に置くようにするのがおすすめです。
また、直射日光や空調の風が当たる場所に飾るのは避けるようにしましょう。

枯れた花や咲かない蕾は取り除く

マトリカリアは日が経つと、花が変色したり咲かない蕾が出てきます。

日が経って萎れたお花や開かない蕾が残っていると他の花持ちが悪くなってしまうため、取り除きましょう。
お花を1つずつ切り取ってもいいですが、枝分かれした根元から切ってしまった方が長持ちしやすくなりますよ。

5まとめ

マトリカリアの切り花がしおれる原因の多くは、水下がりによる水不足です。

マトリカリアは茎が細く、水を吸い上げる力が弱いと言う特徴があります。
水揚げやこまめな切り戻しを行わないと、花全体に元気がなくなって茎や花が垂れ下がってしまいます。

買ってきたばかりの新鮮なマトリカリアであれば、水揚げを行うと復活する可能性があります。
また、マトリカリアのように水が下がりやすいお花は茎先を叩いて繊維をほぐすなども有効です。

なるべく涼しい場所に置いて適切にお手入れをすれば1週間ほど楽しめるため、この記事で紹介したお手入れ方法を試してみてくださいね。

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マトリカリアの切り花がしおれる…
よくある疑問と解決策

  • マトリカリアの切り花って、なんですぐしおれちゃうんでしょうか?買ったばかりなのに元気がないんです…

    マトリカリアがすぐにしおれたように元気をなくしてしまう原因は、多くの場合「水下がり」です。
    茎が細く、導管が詰まりやすいため水を吸い上げる力が弱くなりやすい特徴があります。

    買ったばかりなのであればしっかりと水揚げを行えば元気を取り戻すかもしれません。
    水切り、または湯揚げを行って様子を見てみましょう。

  • マトリカリアの切り花は何日くらい楽しめますか?すぐにダメにしてしまうため、どれくらい日持ちするものなのか知りたいです!

    マトリカリアの切り花は3日~7日ほど日持ちします。

    暑さに弱いため、涼しい環境において水替えと切り戻しを小まめに行うと長持ちしやすくなりますよ。

  • 他の花と同じように扱ったらマトリカリアだけすぐにダメになっちゃって…。マトリカリアの切り花って、他の花と比べて特別なケアが必要だったりしますか?

    マトリカリアは水下がりしやすい性質があるため、他の花と比べて少しだけ丁寧にケアすると長持ちしやすくなります。

    置き場所や花瓶の水替えに加えて、水揚げ時になるべく深い場所で水切りする、茎先を叩いて繊維を出すなどの工夫を行うと水を吸い上げやすくなりますよ。

  • マトリカリアの葉、どれくらい取り除けばいいのか迷います。もったいない気もするんですが、どうするのが正解ですか?

    マトリカリアの葉は、飾る際に必要なもの以外は取り除いてしまうのがおすすめです。

    葉が残っていると水分が蒸散しやすくなり、水下がりしやすくなります。
    できるだけ葉を取り除いた方が長持ちしやすくなりますよ。

  • マトリカリアを飾る時、花瓶の水の量ってどのくらいが一番良いんでしょうか?少なすぎても多すぎてもダメって聞くので…

    マトリカリアを飾る際の花瓶の水量は、花瓶の1/2ほどにしましょう。

    茎が細いため、花瓶の水が少ないと吸い上げが不十分になってしまう恐れがあります。
    しかし深水に生けると茎が腐ってしまう可能性があるため、半分くらいの水に生けるのがおすすめです。

  • 花屋さんでマトリカリアを選ぶ時、どこを見れば長持ちする良い花を選べますか?

    長持ちするマトリカリアを選びたい時は以下をチェックしてみましょう。

    • 花びらがピンとしていてハリがある
    • 葉がみずみずしい緑色でしおれていない
    • 膨らんだ蕾がついている

    お花全体がシャキッとしており、葉がみずみずしくてしおれていないマトリカリアは長持ちしやすい傾向があります。

    また、小さい蕾が多いと咲かずに終わってしまう可能性があります。
    ある程度蕾が膨らんでいるものや、すでにいくつか花が咲いているものを選ぶと良いでしょう。