年賀状のやり取りがある相手に不幸があった際、年末に喪中はがきが届くことがあります。
新年のあいさつの代わりとして届けられますが、突然届いた訃報に「何か贈ってお悔やみを伝えたい」と思いながら、何を選べばいいか分からず戸惑うこともあるのではないでしょうか。
近年、家族葬や密葬の増加にともなって、葬儀に参列できなかった方が香典の代わりに花を送るケースが増加しています。
特に、長く飾れて管理の手間が少なく、上品な印象を与える白い胡蝶蘭は、喪中見舞いに適した花として注目されています。
四十九日の時期や宗派、相手との関係性を踏まえて選べば、胡蝶蘭は失礼のない心のこもったお悔やみとして贈ることが可能です。
この記事では、喪中見舞いに贈る花の種類と特徴の他、相手との関係性に合わせた予算相場とおすすめ商品、花色の選び方・贈るタイミングなどを解説します。
- 目次
1喪中見舞いに贈る花の種類と特徴|花束・アレンジメント・胡蝶蘭を比較
| 花の種類 | 日持ち | 飾りやすさ | 管理の手間 | メリット | おすすめ シーン |
|---|---|---|---|---|---|
| 花束 | 1週間程度 | 花瓶が必要 | やや多い | 直接手渡しできる | 法事の訪問・ 手土産 |
| フラワー アレンジメント |
1~2週間程度 | そのまま飾れる | 少ない | 配送しやすい | 自宅配送の 喪中見舞い |
| 胡蝶蘭(鉢植え) | 1~2ヶ月程度 | そのまま飾れる | 非常に少ない | 高級感があり、 長く楽しめる |
長期のお悔やみ・ 丁寧なお礼 |
花束|手渡しに最適、ただし飾る手間がかかる
花束は、直接お渡しする場面に最も適した選択肢です。
法事や四十九日以降の訪問時の手土産として持参する場合に、多く選ばれます。
定番の花は、白菊、白百合、白いカーネーションなど。
ボリュームがあり、華やかでお悔やみの気持ちを伝えられる一方で、花瓶に生ける必要があるため、ご遺族に負担がかかる、遠方への配送には不向きといったデメリットがあります。
フラワーアレンジメント|配送向き、そのまま飾れる
自宅への郵送をメインとする喪中見舞いの花として、最も一般的な選択肢が、フラワーアレンジメントです。
かごや器などの花器に花が既にアレンジされているため配送トラブルが少なく、届いた日からそのまま飾れるのが最大の魅力です。ご遺族の手間を最小限に抑えられる点が高く評価されています。
ただし、日持ちは1~2週間程度と、比較的短めです。
胡蝶蘭(鉢植え)|管理の手間が少なく、1~2ヶ月楽しめる
喪中見舞いに選ばれる花の中で、近年特に注目されているのが白い胡蝶蘭の鉢植えです。
花束やアレンジメントと比べて圧倒的に長持ちし、管理の手間が少ない点が、忙しいご遺族からも喜ばれています。
胡蝶蘭の主な特徴は、以下のとおりです。
- 日持ちが抜群:花持ちがよく、1~2ヶ月以上花を楽しめる
- 管理が簡単:週に1回程度の水やりでOK
- そのまま飾れる:鉢のまま置けるため、ご遺族の負担になりにくい
- 高級感と丁寧さ:胡蝶蘭は上品な印象が強く、お悔やみの気持ちを丁寧に伝えられる
大輪胡蝶蘭は場所を取るため、コンパクトで飾りやすいミディ・ミニサイズが喪中見舞いに適しています。
鉢植えの花は「根付く=寝付く」という連想から、病が長引くとしてお見舞いでは避けられることがあります。しかし、喪中見舞いでは習慣として問題なく贈られています。
ただし、先方の宗派・慣習によっては鉢植えNGの場合もあるため、事前に親族などに確認しておくと安心です。
2【関係性別】喪中見舞いに贈る花の予算とおすすめ胡蝶蘭
喪中見舞いに花を贈る際は、相手との関係性を考慮した予算設定が重要です。
金額が高すぎると相手に気を遣わせてしまい、低すぎても失礼に当たる可能性があります。
ここでは、関係性別に適した予算相場と、長く楽しめるミニ・ミディ胡蝶蘭を中心に、おすすめ商品をご紹介します。
喪中見舞いの花は「白」のイメージを持たれがちですが、四十九日を過ぎた後であれば、淡い色を取り入れても差し支えありません。そのため当店では、華美になりすぎないピンク系のミニ・ミディ胡蝶蘭をおすすめしています。
まだ四十九日前の場合は、白の大輪胡蝶蘭や、白基調のアレンジメントを選択肢にするとよいでしょう。
友人・知人・職場の同僚:3,000~5,000円|ミニ胡蝶蘭が最適
相手に気を遣わせず「お返し不要」の印象を与えやすい価格帯です。
コンパクトで手渡し・郵送に適したミニ胡蝶蘭が最適で、お悔やみの気持ちをさりげなく伝えられます。
おすすめ商品
親戚・お世話になった上司・目上の方:5,000~10,000円前後|ミディ胡蝶蘭2~3本立ち
特に親しい間柄や、大変お世話になった目上の方へ、礼を尽くして丁寧なお悔やみを伝えたい場合に定番の価格帯です。
ミディ胡蝶蘭2~3本立ちを選ぶと過度になりすぎず、感謝と追悼の気持ちをしっかりと形にできます。
おすすめ商品
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バランスの良いサイズ感。親戚・上司への喪中見舞いにちょうど良い上品さが◎。 ミディ胡蝶蘭 ピンク 2本立ち(4号)
5900
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モダンで高級感のあるクローム鉢入り。派手すぎず控えめな印象で喪中見舞いに最適です。 ミディ胡蝶蘭 ピンク 2本立ち クローム鉢(4号)
6000
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スタイリッシュなモノトリコ鉢にピンク胡蝶蘭の組み合わせ。より丁寧にお悔やみを伝えたいときに。 ミディ胡蝶蘭 ピンク 3本立ち モノトリコ鉢(5.5号)
8400
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目上の方や、特に親しい親族への本格的なお供えにはボリュームたっぷりの3本立ちがおすすめ。 ミディ胡蝶蘭 ピンク 3本立ち(6号)
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3喪中見舞いに贈る花選び|四十九日前後で変わる花色と避けるべき花の特徴
喪中見舞いの花選びで最も重要なポイントは、四十九日の前後で変わるマナーです。
花の色や種類を誤ると失礼に当たる場合もあるので、しっかり特徴を押さえておきましょう。
四十九日前|白い花(白上がり)が基本
故人が亡くなってから四十九日間は「忌中」とされ、白一色の花(白上がり)が基本マナーです。
「白上がり」とは、白い花だけで構成されたアレンジメント・花束・鉢植えのことを指します。
白を基調にまとめることで、派手さを避け、故人を静かに偲ぶ気持ちを表せます。
- 菊(ディスバッドマム・ピンポンマムなど)
- ユリ(香りの弱いもの)
- カーネーション
- 胡蝶蘭
四十九日前におすすめの胡蝶蘭
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四十九日前の白上がりマナーに合わせやすい、白の大輪胡蝶蘭です。 【お供え】胡蝶蘭 大輪 白 3本立ち 30輪以上
17900
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【関連】四十九日に贈る花の選び方|色・相場のマナーと法要に最適な胡蝶蘭3選
四十九日後|白を基調に淡い色を加えてもOK
四十九日を過ぎ、忌明けを迎えた後は、少し柔軟になります。
白を基調に、淡いピンク・淡いブルー・淡いパープルなどを少量加えたアレンジも選ぶことが可能です。
ただし、赤・オレンジ・濃い黄色などの派手な色は慶事を連想させるため厳禁です。
年明けに、喪中見舞いを寒中見舞いとして贈る場合も、このルールに準じます。
なお、白や淡いピンクの胡蝶蘭は、落ち着いた印象で長く楽しんでもらえるため、四十九日以降にもおすすめです。
避けるべき花の種類・色・特徴
喪中見舞いでは、以下の花・特徴を持つものは避けるのが無難です。
| 避けるべき花の特徴 | 理由・ 連想されるイメージ |
具体例 |
|---|---|---|
| 赤い花 | 「血」を連想させる | 赤いバラ、 赤いカーネーション |
| トゲのある花 | 殺生・傷を連想させる | バラ(特に トゲがついた状態のもの) |
| 毒のある花 | お供えにふさわしくない | ヒガンバナ、 スズラン |
| 花首から落ちる ように散る花 |
不吉とされる 場合がある |
椿・サザンカ |
| 香りの強い花 | ご遺族が体調を 崩す可能性がある |
フリージア、 スイートピー |
| 造花 ドライフラワー プリザーブドフラワー |
枯れた花・死んだ花という イメージでお供えに不向き |
各種造花、ドライフラワー |
4喪中見舞いの花を贈るタイミングと贈り方マナー

喪中見舞いの花は、タイミングと贈り方を守ることで、より丁寧な印象を与えられます。
失礼だと受け取られてしまわないように、マナーをしっかり守りましょう。
贈る時期|年内12月中旬までが理想
喪中はがきは、通常11月~12月初旬にかけて届きます。
胡蝶蘭を贈る際は、喪中はがきが届き次第、できるだけ早めに手配に移りましょう。
贈るタイミングと贈り方は以下のとおりです。
- 年内(12月中旬まで):喪中見舞いとして贈るのが一般的
- 年明け(1月7日~2月3日):寒中見舞いとして贈る。お悔やみの一言を添えること
- 年末(12月25日~31日):ご遺族にとって多忙な時期で、配送トラブルも起きやすいため、できるだけ避けるのが無難
胡蝶蘭などの生花は、低温によって凍傷リスクが高まります。年末は配送業者の混雑による遅延トラブルが起こりやすいので避けましょう。
12月20日頃までに届くように手配することをおすすめします。
配送か手渡しか|基本は自宅配送がスマート
喪中見舞いに胡蝶蘭を贈る場合、基本的には自宅への配送が一般的で丁寧です。
配送であれば、落ち着いたタイミングで受け取ってもらえ、遠方の方にも確実に届けられます。
また、手渡しする場合は、事前に電話・メールなどで連絡し、相手の都合を必ず確認してください。
法事の後など、訪問のタイミングが決まっている場合は問題ありませんが、連絡なしに突然訪問するのはご遺族の負担になるため避けましょう。
胡蝶蘭は生花のため、対面での受け取りが必要です。
不在時の再配達ロスを防ぐためにも、必ず受け取ってもらえる日時を相手に確認し、配送日・時間帯指定を利用してください。
5【そのまま使える】喪中見舞いの花に添えるメッセージ文例
喪中見舞いに花を送る場合、特にミディ・ミニ胡蝶蘭のような鉢植えを贈るなら、立札ではなくメッセージカードを添えるのがおすすめです。
オリジナルのメッセージを記載すれば、温かみと丁寧な印象を伝えられるでしょう。
以下では、そのままコピーしてご利用いただける文例を関係性別にまとめました。
状況に合わせて、アレンジしてお使いください。
【友人・知人・同僚】 「ご訃報を拝し、謹んでお悔やみ申し上げます。 心ばかりではございますが、お花をお届けします。 どうかご自身のお体も大切にお過ごしください。」 「このたびのご不幸に際し、謹んで哀悼の意を表します。 お体を大切に、穏やかな日々をお過ごしください。」
【上司・お世話になった人へ】 「この度の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。 ご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げるとともに、略儀ながら花をお送りいたします。 どうかご無理をなさらず、お体ご自愛ください。」 「故人のご逝去の報に接し、深い悲しみに堪えません。 生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。」
【親戚】 「このたびはご不幸があり、さぞお力落としのことと存じます。
花を贈りますので、仏壇のそばにでも飾っていただけたら嬉しいです。
どうかお体に気をつけて。」 「御訃報を聞き、大変驚いております。
遠方よりではありますが、心よりお悔やみ申し上げます。
どうぞご家族様おそろいでご自愛ください。」
6まとめ
近年は、家族葬などの増加に伴い、喪中見舞いに花を贈る習慣が広がっています。
花束やフラワーアレンジメント、胡蝶蘭などが主な選択肢となりますが、1~2ヶ月という花持ちの良さと、管理の手間の少なさから、胡蝶蘭(特に白や淡いピンクのミニ・ミディサイズ)がおすすめです。
選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 贈るタイミングが四十九日前にあたる場合は、白上がり。
- 四十九日以降は、白を基調に淡いピンク、淡いブルー、淡い紫などの色を少量プラスしてもOK
- 関係性に応じた予算(友人3,000~5,000円、親族・上司5,000~10,000円程度)から選ぶ
年末年始はご遺族が多忙になる可能性があり、配送トラブルも起こりやすいため、12月20日頃までの配送が理想です。
贈る際にメッセージカードを添えれば、より丁寧で心のこもった喪中見舞いとなるでしょう。
喪中見舞いの基礎知識と花を贈る場合のQ&A
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喪中見舞いとは、どのようなものですか?
喪中見舞いは、喪中はがきを受け取り、葬儀に参列できなかった場合に、故人のご冥福をお祈りし、ご遺族を労わるために贈るものです。
香典を渡せなかったお悔やみの気持ちを花やお供え物で伝える現代的な習慣です。
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喪中見舞いと寒中見舞いは、どのように違いますか?
喪中見舞いは、年内(できる限り12月20日まで)に贈り、一方寒中見舞いは、年明け(1月7日~2月3日頃まで)に贈る点で違います。
寒中見舞いの場合は、メッセージカードに「寒中ではございますが」や、「年が明けましたが」といった一文を添えて季節感を出すと自然です。
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喪中見舞いには、花以外にどんなものがおすすめですか?
花以外では、以下のものが良く選ばれています。
- 食品:高級お茶・御線香・お供え用お菓子
- カタログギフト
- 現金書留:香典の代わり
特にご多忙なご遺族には、日持ちするお菓子やお茶などが喜ばれます。
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四十九日前と後で、花の選び方は変わりますか?
四十九日前は白一色(白上がり)が原則です。
四十九日後は、ルールが少し緩くなります。白い花を基調に、淡い色合い(ピンク・ブルーなど)を少量加えても問題ありません。
赤・オレンジなどの派手な色は避けましょう。 -
喪中見舞いに胡蝶蘭を贈る場合、喪中はがきが届いた後、どれくらいで贈るのが適切ですか?
喪中はがきが届いたら、できるだけ早く、1週間以内に贈るのが理想です。
年内であれば、12月中旬(20日頃)までに届くように手配しましょう。
遅くなっても気持ちが伝われば問題ありませんが、年末年始は御歳暮などで配送業者が混雑するので避けましょう。
年が明けて寒中見舞いとして贈る方法もあります。
































































































































































































































































































































































