3切り花のラン類を長く楽しむ!最適なお手入れ方法や温度管理
ラン類の切り花は、生花のなかでも日持ちに優れているのが魅力。一般的な切り花は、特に夏は日持ちが悪くなりがちですよね。一方で、ラン類は熱帯や亜熱帯原産の品種が多く、30℃前後の夏の環境下でも日持ちします。
トロピカルな雰囲気があるため、夏のフラワーアレンジにも人気で、インテリアを鮮やかに彩ってくれますよ。長く楽しむためには、以下のポイントを実践してくださいね。
飾る前に水切りをする
ランの切り花を長持ちさせるには、水の中で茎を切る「水切り」が重要です。
手順は簡単で、水の中に茎を入れ、清潔なハサミで茎を斜めに1~2cm程カットするだけ。切り口に空気が入るのを防いで、水圧で水揚げを促進してくれるため、花の鮮度と日持ちが格段にアップしますよ。
毎日水替えを行う
毎日水替えをすることも、より日持ちさせるために不可欠です。水が汚れるとバクテリアが発生するため、切り花の水上がりが悪くなってしまうためです。
水替えの際には、以下も実践しましょう。
- 花瓶もきれいに洗う
- 切り口を1cmほどカット(切り戻し)して断面を新鮮にする
- 新しい水は常温(10~25℃)にする
気温が低い場所での管理を避ける
ラン類は、暑さには強い反面、低温に弱く、10℃以下になると凍傷を起こす可能性があります。黒ずみが発生したりしおれたりするため、温度管理には気をつけましょう。特に、胡蝶蘭やモカラは15℃以上を保つのが理想的です。
通販サイトで切り花を購入する際は、夏場はクール便が推奨されていますが、ラン類を購入する場合は、常温便を選んでくださいね。
また、ラン類は直射日光には弱いため、半日陰の風通しの良い場所に飾ることをおすすめします。