赤~えんじ色の小さな花をつけるワレモコウは、生け花や盆花などに使われることが多いお花です。
夏の終わりから秋にかけて出回り、秋の訪れを感じさせてくれます。
ワレモコウの切り花を飾りたいけど、「どのくらい日持ちするのか?」や「長持ちさせるにはどうすればいい?」などと悩む方も少なくないでしょう。
この記事では、ワレモコウの切り花の水揚げ方法とお手入れ方法についてご紹介します。
赤~えんじ色の小さな花をつけるワレモコウは、生け花や盆花などに使われることが多いお花です。
夏の終わりから秋にかけて出回り、秋の訪れを感じさせてくれます。
ワレモコウの切り花を飾りたいけど、「どのくらい日持ちするのか?」や「長持ちさせるにはどうすればいい?」などと悩む方も少なくないでしょう。
この記事では、ワレモコウの切り花の水揚げ方法とお手入れ方法についてご紹介します。
ワレモコウの切り花は、基本的に1週間ほど日持ちします。
ワレモコウの切り花は、乾燥しても見た目があまり変わらないことから、ドライフラワーとしても人気です。
生花である程度飾った後にドライにすれば、さらに長持ちさせることができますよ。
逆さで吊るした状態で風通しのいい日陰に置いておくだけで、簡単にドライフラワーが作れます。
ワレモコウの切り花を長持ちさせたいなら、購入後すぐに水揚げを行いましょう。
茎の先端が乾いていると水を吸い上げにくくなるため、飾る前に茎の切り口を新しくすることで、より長持ちさせることができます。
ここでは、ワレモコウの切り花に適した基本的な水揚げの手順をご紹介します。
ワレモコウには小さな葉が複数ついており、時間が経つと変色して傷んでくるため、不要な葉は早めに取り除いておくのがおすすめです。
不要な葉を取り除いておくことで、その分の栄養や水分が他の花や葉、茎に行き渡りやすくなるので、長持ちしやすくなります。
また葉が水に浸かると傷んで水を汚してしまう原因になるため、水に浸かる部分にある葉はすべて取り除いておきます。
ワレモコウの葉はノコギリのようにギザギザと尖っているので、取り除く際に手に刺さらないように扱いに注意してくださいね。
続いて、バケツや桶などを使って水の中で茎の先端から2~3㎝ほどのところを斜めにカットします。
斜めに切り落すと茎の断面が広くなるので、水を吸い上げる力が高まります。
切れにくいハサミを使うと茎の断面を傷つけてしまう恐れがあるので、切り花専用のハサミを使うのがおすすめです。
ワレモコウは水が下がりやすいので、最初にしっかりと水を吸わせておくことが長持ちさせるコツです。
茎の先端をカットし終わったら、深水に1時間ほどつけて、花にしっかりと水を吸わせましょう。
水につけ終わったら、花瓶に対して半分くらいを目安にした深めの水で生けます。
ワレモコウの切り花は、水揚げを行っても日々のお手入れを怠ると長持ちさせることは難しいです。
ここでは、ワレモコウの切り花を長持ちさせるお手入れのポイントをご紹介します。
ワレモコウの切り花を長く楽しみたいなら、キレイな水に生けることが大切です。
2~3日に1日、できることなら毎日こまめに水を替えることで、水の清潔さが保てます。
また水を替えただけでは、花瓶の中に汚れやぬめりが残っていることがあります。
汚れやぬめりは水を汚してしまうので、水替えの際にスポンジや食器用洗剤などを使って、花瓶もキレイにしてあげましょう。
ワレモコウの切り花を長持ちさせたいなら、水替えと同時に切り戻しも行うのがコツです。
切り戻しとは、傷んだ茎の先端を切り落して、切り口を新しくするお手入れのことです。
切り口を新しくすることで、水を吸い上げる力が復活して、葉や花、茎に水が届きやすくなります。
水替えの際に茎の状態を見て、傷んでいるようであれば切り戻しを行いましょう。
ワレモコウの切り花を飾る場所は、直射日光が当たらない涼しい場所を選ぶのがおすすめです。
直射日光を当てると花瓶の中の水温が上がりやすくなるうえに、花や葉を乾燥してしまい花もちを短くしてしまいます。
またエアコンの風も同様に乾燥の原因になるため、エアコンの風が直接、花や葉に当たらないように注意しましょう。
花に元気がなくなったり、水が下がってきた場合は、湯揚げを行うことで復活することがあります。
湯揚げとは水揚げのひとつで、通常水で行うところを、湯揚げではお湯に数秒つけます。
お湯につけることで、茎の中にある空気が外に出て、水を吸い上げる力が高まります。
湯揚げの手順は以下のとおりです。
お湯につけた茎は時間が経つと変色したり傷んだりしやすくなるため、お湯につけた部分の茎はカットしてあげるといいでしょう。
ワレモコウの切り花は、基本的に1週間ほど日持ちするとされています。
少しでも長持ちさせるためには、最初の水揚げと日々のお手入れが大切になります。
こまめな水替えと切り戻しを行いながら、涼しい場所に飾りましょう。
またワレモコウの切り花は、生花で楽しんだ後ドライにすることで、さらに長く楽しむことができるのも魅力のひとつです。
この記事で紹介した内容を参考に、ぜひワレモコウの切り花を長く楽しんでみてください。
ワレモコウの花瓶の水量は、容器の半分くらいか少し多めを目安にしましょう。
水が少ないと水切れしやすく、多すぎると茎が腐りやすくなります。
こまめに水替えを行って常に花瓶と水を生活な状態に保つことが大切です。
ワレモコウの切り花はもともと乾燥しやすいため、逆さで吊るしておくと簡単にドライフラワーが作れます。
麻ひもなどで切り花を縛り、風通しのよい直射日光が当たらない場所で1~2週間ほど乾燥させましょう。
ワレモコウの切り花を飾る際は、以下のような場所に飾ると長持ちしやすくなります。
直射日光や直接風があたる環境、または気温が高いと水分の蒸散が早くなるため避けましょう。