ミモザや桜などの枝ものは、大ぶりで存在感があるため、お部屋の印象をガラリと変えてくれます。
ですが、いざ買おうとお店に行っても、どの枝ものを選べば使いやすいのか迷ってしまったり、お世話の仕方がわからず困ったりしていませんか?
この記事では、当店フラワースミスマーケットで、人気の枝ものをご紹介します。年間TOP10から、季節ごとのおすすめ、長く楽しむポイントやアレンジメントのコツも解説しますので、枝ものを購入する際の参考にしてくださいね。
ミモザや桜などの枝ものは、大ぶりで存在感があるため、お部屋の印象をガラリと変えてくれます。
ですが、いざ買おうとお店に行っても、どの枝ものを選べば使いやすいのか迷ってしまったり、お世話の仕方がわからず困ったりしていませんか?
この記事では、当店フラワースミスマーケットで、人気の枝ものをご紹介します。年間TOP10から、季節ごとのおすすめ、長く楽しむポイントやアレンジメントのコツも解説しますので、枝ものを購入する際の参考にしてくださいね。
まずは、当店フラワースミスマーケットで、昨年1年間で特に人気が高かった枝ものTOP10をランキング形式でご紹介します。
| 出回り時期 | 1月~3月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 水切り・枝を十字に割る |
ミモザは、春を象徴する枝ものの中でも特に人気が高い品種です。鮮やかな黄色をした小さな花が無数に咲き誇り、ふんわりとした愛らしい姿を楽しむことができます。
ギザギザしたボリュームある葉も特徴的で、リースやアレンジメント用にも使えます。
毎年3月8日のミモザの日には、特に注文が多く欠品となることも。花瓶に数本飾るだけでも存在感があり、春のアレンジメントを優しく華やかに彩ります。
| 出回り時期 | 12月~3月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を十字に割る |
啓翁桜は、春の訪れを優しく告げる枝ものです。薄ピンク色をした小ぶりの繊細な花が開花する、流通量の多い品種です。
柔らかな色合いはナチュラルからモダンまでさまざまなインテリアにマッチするため、お部屋に飾るだけで上品な華やかさがプラスされます。枝もののなかでも扱いやすく、リースや花瓶にアレンジすることで、枝の自然な曲線が優美な雰囲気を演出します。
| 出回り時期 | 8月~12月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
コニファー「ブルーアイス」は、銀色がかったシルバーブルーの葉が美しく、爽やかな印象を与えてくれる枝もので、シルバーリーフとも呼ばれています。コニファーの中でも香りが強く、清涼感のあるウッディな香りが特徴で、まるで森林の中にいるようなリラックス効果が得られます。
葉の密度が高くボリューム感があるため、花瓶に1本飾るだけでも存在感を発揮します。クリスマスや冬のインテリアにもぴったりで、ドライフラワーにしても香りや色を楽しめますよ。
| 出回り時期 | 5月~12月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
ロシアンオリーブは、オリーブに似た形と色をした優雅なシルエットが魅力の枝ものです。しなやかで柔らかい枝に、小さく繊細な葉が密集しています
葉の裏側はシルバーがかかった白色で、光を反射して上品な輝きを放ちます。乾燥に強くドライフラワーに加工しても長く楽しめ、花瓶アレンジやリースに最適。自然な枝の曲線が柔らかな動きを生み出し、アレンジを上品に演出してくれます。
| 出回り時期 | 6月~9月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
ドウダンツツジは、清涼感溢れる緑の葉が特徴の枝ものです。小さく密集した葉が爽やかな質感を生み出し、枝の自然な曲線が動きと立体感を生み出してくれます。
初夏の新芽は葉がやや小さく、秋になると紅葉して赤みを帯びて散りやすくなり、季節によって違った印象を受けるのも魅力の1つ。日持ちが良く1本だけでも存在感があるため、さまざまなアレンジにに合わせて楽しめる枝ものです。
| 出回り時期 | 8月~12月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
コニファー「ブルーバード」は、シックな緑色をした厚みのある葉によって、ボリューム感を楽しめる枝ものです。丈夫で日持ちがするため、クリスマスリースや冬のアレンジメントにも多く使われています。
葉の密度が高くボリュームが大きいため、1本飾るだけでも存在感は抜群。11月以降は葉先が赤茶色に紅葉することもあり、季節の変化を楽しめますよ。シンプルながら深みのあるグリーンアイテムを楽しみたい方におすすめです。
| 出回り時期 | 12月~4月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
緩やかにしなった枝の自然な曲線が、軽やかな印象を与えてくれる雪柳。花瓶やリースアレンジに取り入れると、ナチュラルな表情を演出できます。
こちらは紅葉商品のため、秋らしさを演出する枝ものとしてぴったり。自然なボリュームと柔らかさを生かしたアレンジにぜひ活用してみてくださいね。
| 出回り時期 | 3月~4月 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を十字に割る |
吉野桜は、淡いピンク色をした一重咲きの花が繊細に開花し、春の優雅さを感じられる、桜を代表する品種です。清らかで上品な美しさが感じられ、お部屋に飾るだけで、穏やかな華やかさをプラスします。
他の品種に比べて枝が曲がりやすく、自然な曲線が軽やかな動きとボリュームを生み出します。つぼみから開花、満開までの過程を楽しめ、その移ろいが印象的。春のアレンジの主役として人気のアイテムです。
| 出回り時期 | 通年 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 枝を叩く・割る |
アセビは、光沢感のある大ぶりな緑葉が静かに輝きを放つ枝ものです。葉の表面はなめらかに光を反射し、花瓶にそのまま挿すだけでも、おしゃれな観葉植物のような働きをしてくれますよ。
枝は硬く丈夫なため、安定感のあるアレンジメントを作る際に最適。春先には白色やピンク色をした小さな花が咲いている場合もあります。日持ちが良く、ほかの切り花との相性も良いため、ディスプレイからアレンジまで幅広く活用できます。
| 出回り時期 | 通年 |
|---|---|
| 水揚げ方法 | 湯揚げ |
銀葉アカシアは、銀色を帯び、ギザギザした形状の葉が特徴的な枝ものです。その独特な形状は、アレンジにボリューム感をプラスしたいときに最適です。
12月~2月ごろは、硬めのつぼみがつくことも。シンプルながらも洗練された葉は、四季を問わず、さまざまなアレンジやリース作りに活躍します。
ここからは、春夏秋冬の季節別におすすめの枝ものTOP3をご紹介します!
春に人気の枝ものは、淡い色合いとつぼみから開花までの変化、香りを楽しめます。春らしさを存分に味わいたい方におすすめのTOP3をご紹介します。
夏に人気の枝ものは、爽やかな新緑と丈夫さが魅力です。たっぷりのグリーンを使って、暑い夏でも涼しげに演出してくれますよ。
秋になると、切り花でも紅葉している枝ものが増えてきます。紅葉商品をアレンジに取り入れると、一気に秋らしさが出ておすすめです。
冬の時期は、クリスマスリースやアレンジで活躍する「コニファー」が大人気。まるで冬の森の中にいるような香りも魅力的です。
枝ものは適切にお手入れすることで、より長持ちさせることができます。ここでは、プロが実践する、枝ものを長く楽しむためのポイントを3つご紹介します。
枝ものを長く楽しむには、購入時に日持ちする枝ものを選ぶことが重要です。
以下のポイントを確認しましょう。
太く硬い枝は、水分の保持力が高い傾向があります。瑞々しい葉や花は水分が十分にいきわたっている証拠です。枯れかけの葉や茶色い葉が多い枝は避けましょう。また、枝がたくさんついているものなら、たとえ一部が傷んでも、カットすることで残りの枝を楽しめますよ。
枝ものを長く楽しむには、購入後すぐに水揚げをすることが大切です。面倒に感じるかもしれませんが、吸水力が1.5~2倍にアップしますよ。
水揚げの手順は以下のとおりです。
葉が多い枝ものは、新聞紙で包むと、蒸れを防ぎながら十分に水を行きわたらせることができます。
水下がりが気になる場合は、切り口を80℃程度のお湯に10秒つける「湯揚げ」も効果的です。
飾った後も、以下のような簡単なケアを続けることで日持ちを延ばすことが可能です。
1本でも存在感が大きい枝ものですが、ちょっとした工夫をすると、もっとアレンジメントを楽しめますよ。おしゃれなインテリアになるのはもちろん、SNS映えもする4つのコツをご紹介します。
以下の動画では、人気の枝もの「ドウダンツツジ」を使ったテクニックを紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
ボリュームが大きく下の方に脇枝がたくさんついていると、花瓶に飾りにくいですよね。そんなときは、余分な枝をあらかじめカットして飾りましょう。
カットした脇枝は、小さな花瓶に生けたり、別のアレンジメントにプラスして使えますよ。
「矯め」とは、枝を優しく曲げてクセをつけるテクニックです。
両手を使ってねじったりしならせたりして、S字やC字に整えると、立体感やニュアンスが出て、おしゃれに飾ることができます。
ただし、無理に曲げると折れてしまいます。根本から少しずつ力を加えて、矯めてくださいね。
枝もののフォルムを生かすなら、枝全体の高さの3分の1程度の花瓶がベストです。
枝全体を覆いすぎない高さの花瓶を使うと、縦や横への動きを出せます。枝先の動きが強調されて、抜け感のある印象になりますよ。
枝ものは単体で飾るのもおしゃれですが、旬の花と一緒に飾れば一気に季節感をプラスできます。
例えば、以下のような組み合わせを楽しめます。
夏:ひまわりとドウダンツツジで南国のような印象に
秋:リンドウやケイトウと雪柳を組み合わせて和モダンに
冬:赤いバラとひむろ杉を一緒に飾ってクリスマスムードを演出
花は枝の隙間に挿し込むイメージで3~5本にとどめると、バランスが良くなりますよ。
大ぶりで存在感のある枝ものは、アレンジに動きを添えるのにぴったり。
当店では、ミモザ(アカシア)や啓翁桜をはじめ、コニファー「ブルーアイス」、ロシアンオリーブなど、さまざまな品種が人気です。
春なら桜、冬ならコニファーなど、旬の枝ものをプラスすることで四季を感じることができますよ。
当店フラワースミスマーケットでは、花き業界のプロが仕入れた新鮮な枝ものを数多く取り揃えております。小ロットからお安くお買い求めいただけますので、仕入れやアレンジメント用の花材購入などにぜひお役立てください。
同じ品種の枝ものでも、状態によって日持ちする日数が変わります。
以下のポイントをチェックして、購入時点で状態の良いものを選ぶことが大切です。
ドウダンツツジやコニファーは枝や葉が多いため、初めて枝ものに挑戦する方も安心して扱えますよ。
手軽にリースを作るなら、コニファー「ひむろ杉」がおすすめです。
リースの土台に枝をわっかにして巻き、ワイヤーで固定します。赤い実をプラスしたり赤色のリボンで装飾を追加すれば、クリスマスのリースに早変わりします。
リースの土台やワイヤーは100均でも販売しているので、ぜひチャレンジしてくださいね。
葉が茂った枝ものは、ドライにして楽しむのもおすすめです。
例えば、コニファー「ブルーアイス」はドライに最適。枝の根本を数本束ねて逆さにし、逆さのままで、高温多湿を避けた冷暗所に2~3週間吊り下げるだけです。
スワッグとして飾りながら、乾燥させても、手軽にドライフラワーにできますよ。