胡蝶蘭の二度咲きにチャレンジしているけれど、なかなか花を咲かせてくれないとお悩みではありませんか?
二度咲きとは、胡蝶蘭の花が終わった後に再び花を咲かせることで、成功させるには一定の条件と管理が求められます。そのため、手探りで進めてもなかなかうまくいかないのが実情です。
そこで今回は、胡蝶蘭の二度咲きに必要な条件と初心者でも簡単に行える二度咲きの準備、コツについて解説します。具体的な管理方法や失敗しやすい原因もご紹介しますので、もう一度花を咲かせたい方はぜひ参考にしてくださいね。
胡蝶蘭の二度咲きにチャレンジしているけれど、なかなか花を咲かせてくれないとお悩みではありませんか?
二度咲きとは、胡蝶蘭の花が終わった後に再び花を咲かせることで、成功させるには一定の条件と管理が求められます。そのため、手探りで進めてもなかなかうまくいかないのが実情です。
そこで今回は、胡蝶蘭の二度咲きに必要な条件と初心者でも簡単に行える二度咲きの準備、コツについて解説します。具体的な管理方法や失敗しやすい原因もご紹介しますので、もう一度花を咲かせたい方はぜひ参考にしてくださいね。
胡蝶蘭の二度咲きとは、花が咲き終わった後に、もう一度花を咲かせることをいいます。ただし、全ての胡蝶蘭で二度咲きが可能なわけではなく、一定の条件を満たしたうえで、必要な処理を行うことが重要です。
胡蝶蘭を二度咲きさせるためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
|
胡蝶蘭がこれらの状態を満たしているうちに処置をしておくと、二度咲きの可能性が高まります。
ここからは、二度咲きの準備を以下の3つのステップに分けてわかりやすく解説します。初心者の方も順を追って進めてくださいね。
まずは、咲き終わった花を摘み取ります。花を摘み取ることで、胡蝶蘭が無駄なエネルギーを消費せず、株を元気に保つことができるためです。
まだ花が茎についていても、花びらがしわしわになり、しおれている場合は咲き終わったサインです。花茎を傷つけないように、咲き終わった花は、手で優しく摘み取ってくださいね。
胡蝶蘭の茎には節がついており、節から新芽が出てきます。新芽が出てくるための節が多く残るように、下から4~5節を残し、節の上をカットしましょう。
カットする際は、清潔な園芸ばさみやカッターを使います。花茎が硬く切りづらい場合は、ライターなどで軽く炙ると、切りやすくなりますよ。
最後に、胡蝶蘭の株や花茎を支えている支柱を引き抜きましょう。
植え込み材の奥深くまで刺さっている場合もあるので、株元を押さえて、花が動かないようにして引き抜くことが大切です。抜きづらい場合は慎重に行い、葉や花茎を傷つけたり、自身がけがをしないように注意してくださいね。
胡蝶蘭を二度咲きさせるには、日常的な管理も大切です。
特に、水やり、湿度・温度、置き場所、肥料の4つの管理が重要です。
二度咲きには、胡蝶蘭を健康な状態で保つことが不可欠です。そのために、適切な頻度で胡蝶蘭に水やりを行いましょう。
1回の水やりの適量は、コップ1杯(200ml)程度です。
基本的には、胡蝶蘭の状態に合わせて水やりを行ってください。
胡蝶蘭は、花芽を形成するために、多くのエネルギーを必要とします。そのため、新しい花芽が出るまでは、水やりは15~20日程度に控えてやや乾燥な状態を保ちましょう。
また、水をやりすぎると根が腐ってしまうため、花芽の有無にかかわらず、植え込み材の表面が乾いていることを確認してから水をあげることが大切です。
胡蝶蘭の生長を促すには、温度と湿度の管理も重要です。
以下の条件をみたすよう、胡蝶蘭にとって快適な環境を整えましょう。
胡蝶蘭は寒さに弱いため、冬場は凍傷に注意が必要です。エアコンなどを利用して、温度が下がりすぎないように調節しましょう。また、乾燥を避けるため、直風が当たらないように気をつけてくださいね。
胡蝶蘭に直射日光が当たると、葉焼けして黄変したり萎れたりする可能性があります。また、根の乾燥が進むと株全体が弱ってしまうため、直射日光が当たらない場所に置くことが大切です。
レースカーテン越しの窓際など、間接光が当たる明るい場所を選んで置いてくださいね。
二度咲きには、肥料の調整も重要です。
綺麗な花を咲かせようと、ついつい肥料を与えたくなる方もいるかもしれませんね。
しかし、胡蝶蘭の二度咲きには、肥料は必須ではありません。
もしも、「株をもっと元気にしたい」「葉の枚数をもっと増やしたい」などの希望があれば、肥料を検討しましょう。ただし、胡蝶蘭が肥料を吸収できるのは、成長期の4~9月頃に限られます。肥料をあげるなら、時期に注意してくださいね。
胡蝶蘭の二度咲きに挑戦しているものの、失敗が続く場合は、次のような原因があるかもしれません。
|
上記の原因に当てはまらず、株が元気な状態で二度咲きの処置をしたにもかかわらず、花芽が出ないこともあります。ですが、なかなか花芽が出なくても、焦りは禁物ですよ。
胡蝶蘭の株が理想的な状態であっても、花芽ができるまでには2~4ヶ月程度の期間が必要です。この期間は、株の健康状態や育成環境によっても変動します。
特に、株に残った葉が2枚に満たない状態では、まだ栄養を蓄えている途中かもしれません。水やりなどの基本的な管理をしながら、もう少し待ってみましょう。ただし、葉がしわしわになっている場合は栄養不足の可能性があるため、良く観察してくださいね。
以下のように、実際に胡蝶蘭の二度咲きに成功した事例も多数あります。
準備をしっかりと行えば、初心者の方でも二度咲きに挑戦できますので、ぜひ試してみてくださいね。
昨年8月、母の満中陰法要の際に購入した胡蝶蘭
— odderyaya (@odderyaya) June 20, 2025
夏だったので2ヶ月足らずで花は散ってしまいました
そのあと、二度咲きに挑戦
適度に水やりとか手入れしてたら綺麗な花が咲きました
花の向きや間隔とかバラバラだけど、咲いてくれたことに感動です
母の一周忌法要でお披露目します#胡蝶蘭 pic.twitter.com/DJmXqMHh3d
3つ目の花が咲きそう✨
— つぶやかないでかたるやま💝 (@kataruyama) May 26, 2024
胡蝶蘭二度咲き。今朝。 pic.twitter.com/04cj9feZT1
胡蝶蘭の二度咲きとは、胡蝶蘭の花が咲き終わった後に、再び花を咲かせることです。
二度咲きを成功させるには、元気な花が3分の1程度残っている、瑞々しい緑の葉が3枚以上のこっているなど、胡蝶蘭が健康な状態で準備を行うことが重要です。
以下の手順で、準備を進めましょう。
さらに、次のポイントを意識して焦らずに管理を続けることも大切です。
水やりは、花芽が出るまでは15~20日、花芽が出た後は10~15日に1回、植え込み材の表面が乾燥しているタイミングで行いましょう。
温度は18~25℃程度、湿度50~70%程度の環境が胡蝶蘭にとって最適です。直射日光を避け、カーテン越しの窓際などに置き、適度な光量を保ってくださいね。
また、肥料は必ずしも必要ではありません。肥料をあげる場合は、成長期の4~9月に与えると良いでしょう。
胡蝶蘭の二度咲きに失敗する場合、以下の理由が考えられます。
株が弱っている状態では、二度咲きは難しくなります。まずは、根や葉の健康を回復させましょう。また、二度咲きには、株の状態や生育環境も影響します。焦らずじっくりと取り組んでみてくださいね。
レースカーテン越しの窓際など、直射日光を避け、間接光が十分に得られる場所が適しています。夜間は18℃以上、日中は25℃程度、湿度50~70%の環境に整えましょう。
水やりのタイミングは、花芽の状態によって異なります。
花芽ができるまでは15~20日に1回程度、花芽が出た後は10~15日に1回程度、コップ1杯(200ml)の水を与えましょう。
水のやりすぎは根腐れを招きます。期間内であっても、植え込み材の表面が湿っている場合は避け、乾いてから与えるようにしてください。