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長持ちする切り花まとめ|季節別おすすめとプロが教えるお手入れ術

長持ちする切り花ガイド

花を飾ると、部屋の空気が明るくなりますよね。
でも「せっかく買ったのに、すぐ枯れてしまった…」と残念な思いをしたことはありませんか?

実は、切り花の中には比較的長持ちしやすい種類があります。
例えばカーネーションやユリ、アルストロメリアなどは1年中流通しており、長く楽しめる花の代表格です。

この記事では、1年中楽しめる長持ちする切り花5選のほか、季節別におすすめの花もご紹介します。長く楽しむための見分け方やお手入れのコツも解説するので、「できるだけ長く花を飾りたい」「日持ちのいい花を選びたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

11年中楽しめる!長持ちする花5選

まずは、年中楽しめる人気の切り花からご紹介します。
花屋で通年出回っている花の中で、特に長持ちしやすいのが以下の5種類です。

  • カーネーション
  • ユリ
  • アルストロメリア
  • 洋蘭

カーネーション

カーネーションの切り花は、平均2週間程度、夏場でも1週間以上は日持ちします。
特に、花が咲き切っていない蕾のものを選ぶと、より長く楽しめますよ。

カーネーションの中には、茎が枝分かれしているスプレー咲きの品種もあります。花が徐々に咲いていくため、咲き終わった花を摘み取ってお手入れすることで、きれいな状態を長く鑑賞できます。

ただし、茎が節の部分で折れやすいため、優しく取り扱うことが大切です。長持ちさせるには、水切りをこまめに行い、直射日光を避けて飾りましょう。

【関連】カーネーションは日持ち抜群!長持ちさせるための水揚げとお手入れ

カーネーションの商品一例

ユリ

ユリの切り花は、2週間程度、夏場でも1週間~10日程度は日持ちします。
特に花が開いていない蕾のユリを選ぶことで、長期間楽しめるでしょう。

長持ちさせるには、最初のお手入れとして、受粉しないようにヤク(雄しべ)を取り除くことが重要です。ヤクを放置すると、花粉がついて周囲を汚してしまうだけでなく、受粉することで枯れるスピードを速めてしまいます

強い香りが苦手な方は、香りが少ない品種を選ぶことをおすすめします。

【関連】ユリの切り花の日持ちはどのくらい?長持ちさせる水揚げ・お手入れ方法などをご紹介

ユリの商品一例

アルストロメリア

アルストロメリアの切り花は、2週間程度、夏場でも1週間~10日程度は日持ちします。
アルストロメリアも、ユリと同様に、最初にヤクを取り除くことが重要です。

1本の茎に花が何輪もついているため、咲き終わった花は摘み取ることで残った花に栄養が行き届きやすくなるでしょう。

水替えの際は、茎を斜めにカットして涼しい場所に置くことでさらに日持ちが期待できます。

アルストロメリアの切り花を長持ちさせる方法は?水揚げ・お手入れ方法を解説

アルストロメリアの商品一例

菊の切り花は、2~3週間程度、夏場でも1週間~10日程度は日持ちします。

菊といえば、仏花をイメージする方も多いのではないでしょうか。お墓にお供えした際も、比較的長持ちするのが嬉しいポイント。
また、最近は洋風の品種も増えてきており、華やかなアレンジにも活躍します。

より長く楽しむためには、ほかの切り花と同様に毎日水替えが必要です。茎先についたぬめりは腐敗の原因になるため、特に夏場はこまめに水替えと切り戻しを行いましょう。

水揚げがうまくいかないときは、熱湯に切り口を数十秒つける「湯揚げ」を試してみると良いでしょう。

菊の切り花を長持ちさせるには?水揚げ・お手入れ方法を徹底解説!

菊の商品一例

洋ラン

胡蝶蘭やモカラ、オンシジューム、デンファレといった洋ランの切り花は、1年を通して長持ちしやすく、お手入れをしっかりすれば、3週間~1か月日持ちすることもあります。

熱帯由来の植物のため、暖かい環境を好むものの、直射日光は避けて飾ることが大切です。

また、定期的に水替えをして花瓶の水を清潔に保ち、霧吹きで花びらに水分を与えることで長持ちさせることができます。蕾が多い切り花を選ぶと、開花の過程を長く楽しめますよ。

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洋ランの商品一例

2春~夏におすすめの長持ちする花

春の代名詞であるチューリップやラナンキュラス、スイートピー、夏の代名詞であるひまわりは、実は日持ち自体はあまり良くありません。これらを使うなら、季節感を楽しむ花として取り入れると良いでしょう。

これらの花と一緒に、トルコキキョウ、スターチス、カスミソウのような日持ちする花も一緒に購入して飾ると、お花全体を長く楽しめますよ。

トルコキキョウ

トルコキキョウの日持ちは、2~3週間程度です。

花が傷みづらく長持ちする人気の切り花で、フリルのような花びらが豪華さを演出します。
ただし、やや蒸れやすい傾向があるため、湿度の高さには注意し、花同士が密集しないよう間隔をあけて飾りましょう。

【関連】トルコキキョウの切り花を長持ちさせるには?日持ちする水揚げ・お手入れ方法を解説

トルコキキョウの商品一例

スターチス

スターチスの日持ちは2週間程度です。

紙のような質感の花が特徴で、乾燥しても色味が変わりづらいため、ドライフラワーにしてさらに長く鑑賞するのもおすすめです。

生花としてしばらく楽しんだ後、水が入っていない花瓶に飾ったり、紐でくくって逆さに吊るすだけでも、きれいなドライフラワーになりますよ。

【関連】スターチスの切り花は長持ちする?日持ちさせる水揚げ方法・お手入れのコツ

スターチスの商品一例

カスミソウ

カスミソウの日持ちは、1~2週間程度です。

白色やピンク色の小さな花がふわっと咲き、花束などのサブフラワーとして大人気の切り花です。スターチスと同様に、ドライフラワーとしても加工しやすく、カスミソウをメインとしたドライフラワーのブーケも人気が高いです。

カスミソウの切り花を長く楽しむなら、定期的に茎を切り戻し、水を清潔に保つことが重要。ドライにする場合は、束ねたうえで逆さに吊るして、乾燥させましょう。

【関連】カスミソウの切り花はどのくらい日持ちする?長持ちさせる水揚げ・お手入れ方法

カスミソウの商品一例

3秋~冬におすすめの長持ちする花

秋から冬にかけては、涼しい気候を好む花が多く出回ります。例えば、リンドウ、ワックスフラワー、コニファーは日持ちが良く、季節感も楽しめるためおすすめです。

リンドウ

リンドウの日持ちは、1週間~10日程度です。

日持ちが比較的長いため、秋の仏花としてもよく選ばれています。青紫色の花が特徴的で、和風のアレンジメントにぴったり。

涼しい場所に置くとさらに日持ちし、つぼみから徐々に開花していく様子を楽しめますよ。

リンドウの商品一例

ワックスフラワー

ワックスフラワーの日持ちは、2週間程度です。ピンク色や白色の小さな花が枝に密集して咲き、香りが良いのも人気の理由です。

市場では通年出回っているものの、夏の終わりから秋にかけてが旬の時期です。茎が細いため、切り戻しをこまめに行い、水を清潔に保つことで長持ちさせることができますよ。

切り花として楽しんだ後はドライフラワーにすることもでき、逆さに吊るして乾燥させるだけで、数ヶ月楽しめます。

ワックスフラワーの商品一例

コニファー

コニファーの日持ちは、1週間~2週間程度。コニファーは、リースやスワッグなど、クリスマスシーズンに人気のグリーン素材で、針葉樹のような葉が特徴です。

コニファーも吊るすことでドライフラワーにしやすく、乾燥させるとさらに長く楽しめます

切り花の状態で長持ちさせるなら、霧吹きで葉水をすると、瑞々しさを保てます。乾燥しやすいため、直射日光は避け、風通しの良い場所に飾ってくださいね。

【関連】コニファー「ブルーアイス」の切り花の日持ちを伸ばす!水揚げ・お手入れ完全ガイド

コニファーの商品一例

4長持ちする切り花の見分け方

花屋で切り花を購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 葉が瑞々しい緑色をしている
  • がくの部分が変色していない
  • 茎がシャキッとしている
  • 花が開き切っていない

葉の鮮やかさは、新鮮さを見る1つの基準になります。生花なので多少の傷や黄変はあるものですが、あまりに黄ばみや斑点が多いものは避けましょう。

また、がくが変色しているものは古くなってきている可能性があります。がくが緑色で、茶色や黒色になっていないものを選ぶことも重要です。

茎を見るときはしっかりしているか、曲がったり柔らかくなっていたりしないかを見ましょう。触ってみて弾力があるものが理想的です。

花をチェックする際は、蕾の状態や半開きの花を選ぶと、開花する過程から開花後も長く楽しめます。花が完全に開いている場合は寿命が短いため、長く楽しみたいなら避けることをおすすめします。

以下の動画では、花の種類別に見分け方のコツを紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。

プロが教える
長持ちする花の見分け方

5切り花を長持ちさせる基本的なコツ

ここからは、切り花を長持ちさせる4つのコツをご紹介します。初心者でも簡単に取り組めるので、ぜひ実践してみてください。

飾る前に水揚げをする

切り花を長持ちさせるには、花屋で購入した後、花瓶に飾る前に水揚げをすることが重要です。

水揚げ方法は花の種類によって異なりますが、水中で茎をカットする「水切り」が一般的です。茎を水につけた状態で、1~2cm程度茎を斜めにカットします。水揚げによって切り口を新しくすることで、水の吸い上げが格段に良くなります。

花に元気がなくぐったりとしている場合は、熱湯に切り口を数十秒つける「湯揚げ」を試してみてください。湯揚げは、特にバラや菊などの茎が硬い花に効果的です。

動画で解説!
水揚げ方法の種類

こまめに水替えする

切り花を花瓶に生けておくと、徐々にバクテリアが繁殖して水が汚れてしまいます。そのままにしておくと花が傷みやすくなるため、できれば毎日、少なくとも2~3日に1回の頻度で水替えを行いましょう。

水替えの際に、傷んでいる茎を清潔なハサミでカット(切り戻し)することで、茎の切り口が新しくなり、水の吸い上げを良くする効果が期待できます。

水替えの際は、花瓶も中性洗剤で洗って汚れを落とし、水を清潔に保てる環境を整えることも大切です。

直射日光に当たらない涼しい場所に置く

基本的に、切り花は暑さに弱いため、温度管理が求められます。直射日光には当てず、室温10℃~25℃程度の涼しい場所に置きましょう。

夏場に冷房を使う場合は、風が花に直接当たらないようにすることも重要です。風が当たると水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招いてしまうためです。

また、夜間は温度が下がる窓際などに移動させると、さらに長持ちしますよ。

切り花延命剤の使用も効果的

花屋などでもらえる切り花延命剤を使えば、より日持ちしやすくなります。切り花延命剤には、殺菌剤や栄養素が含まれており、水の腐敗を防いで花に必要なエネルギーを供給できるためです。

切り花延命剤は分量を守ることも重要です。説明書をよく読み、規定量の水に溶かして使用してくださいね。

6切り花を長く楽しむ応用テクニック

切り花は単に飾る以外にも、工夫をすることでもっと長く楽しめます。ここでは、長さを変えるアレンジ方法と、水に浮かせてインテリア雑貨として楽しむ方法をご紹介します。

最初は茎を長く残して飾り、徐々に短くカットする

最初は茎を長く残して飾り、徐々に短くカットする

切り花を購入した直後は、できるだけ茎の長さを残した状態でカットし、水揚げして飾るのがおすすめです。
切り花を長く楽しむには、水替えの際に茎をカットして水を吸い上げやすい状態にすることが大切ですが、最初から短くすると、その分だけお花を楽しめる時間が短くなってしまうためです。

高さのある花瓶と小さな花瓶を両方持っておくと、切り花の長さに応じて花瓶を変えて楽しめますよ。

茎が全体的に傷んできたら、花の部分だけを水に浮かべる

茎が全体的に傷んできたら、花の部分だけを水に浮かべる

飾っている間に茎が黒ずんだりふにゃふにゃになったりしてしまうこともあるでしょう。これ以上花瓶には飾れないと思ったら、花の頭だけを切り取って水に浮かべてみるのもおすすめです。綺麗なお皿に浮かべるだけで、簡単でおしゃれなインテリアの代わりになりますよ。

特に、ガーベラなどの切り花は、茎が傷んでも花はまだ綺麗な状態を保っていることが多いので、水に浮かべることで茎の寿命以上に長く楽しめます。

7まとめ

長持ちする代表的な切り花には、以下のような種類があります。

  • 一年中:カーネーション・ユリ・アルストロメリア・菊・洋ラン
  • 春から夏:トルコキキョウ・スターチス・カスミソウ
  • 秋から冬:リンドウ・ワックスフラワー・コニファー

切り花を長持ちさせるには、購入後の水揚げが重要です。基本的には、水の中で茎をカットする「水切り」を行いましょう。バラや菊など、茎が硬い花には、熱湯に切り口を数十秒つける「湯揚げ」も効果的です

また、こまめに水替えをして直射日光を避けた風通しの良い涼しい場所に置くことも大切です。さらに、切り花延命剤を水に混ぜて使うと、水の腐敗を防ぎ、花に栄養を補給できますので、合わせて活用すると良いでしょう。

切り花を長持ちさせたい方は必見!選び方・お手入れに関するQ&A

  • 切り花を購入しても、いつも長持ちせずにすぐにしおれてしまいます。どうすれば長持ちしますか?

    切り花を長く楽しむなら、まずは長持ちする種類を選ぶことが大切です。カーネーションやユリ、菊などは年間を通じて長く楽しめますよ。

    次に、購入後の水揚げをしっかりと行うことが重要です。水の中で茎を斜めに1~2cmカットして水揚げをしましょう。飾った後は、水にバクテリアが繁殖するのを防ぐために、毎日水替えをして、傷んだ茎を切り戻します。

    直射日光やエアコンの直風を避けて、涼しい場所に置くことで、日持ちがグンと良くなりますよ。

  • 花屋で切り花を購入する際に、長持ちする花を選別する方法はありますか?

    同じ種類の花がたくさんあると、どれが長持ちするのかな?と迷ってしまいますよね。

    切り花を選ぶ際は、新鮮で元気な状態のものを選ぶことが大切です。
    例えば、以下の状態をチェックしましょう。

    • 蕾や半開きの花がついている
    • 茎がシャキッと伸びている
    • がく(花びらの根本)が緑色で変色していない
    • 葉が瑞々しい緑色でしおれたり乾燥していたりしない

  • 切り花として鑑賞した後も楽しむ方法はありますか?

    花の種類によっては、ドライフラワーにして楽しむことができます。

    例えば、スターチスやカスミソウなどはドライフラワーに最適です。

    ドライフラワーにするには、切り花が元気なうちに茎を束ねて逆さに向け、風通しが良く暗い場所に2~3週間吊るして乾燥させます。

    乾燥の過程も楽しみたい方は、水が入っていない花瓶に生けて置いておくだけでも自然に乾燥が進みます。コニファーやワックスフラワーは、乾燥後も色が残りやすいため、長期にわたって楽しめますよ。

  • 切り花延命剤って、本当に効果がありますか?代用できるものがあれば教えてください。

    花屋でもらえたり、ホームセンターなどで販売されていたりする切り花延命剤には、確かな効果が期待できます。殺菌・栄養補給・水質調整の効果があり、通常に比べて1.5~2倍長持ちさせることも可能です。

    自宅にあるもので代用する場合は、水1リットルに対して、砂糖小さじ1、酢(レモン汁)数滴、漂白剤1滴を混ぜて使いましょう。砂糖は栄養、酢やレモン汁は殺菌、漂白剤は水の腐敗を防ぎます。自作の延命剤を利用する際は、入れすぎに注意して、毎日水替えをしてくださいね。

  • 花瓶の水がすぐに濁ったり、臭ったりするのを防ぐにはどうすればいいですか?

    水が濁ってしまうのは、茎から出るヌメリやバクテリアの発生が原因です。
    以下の対策を行うと、軽減できます。

    • 水替えの際に花瓶を中性洗剤で洗い、きれいに流す
    • 茎の下に生えている、水につかる部分の葉をあらかじめ取り除く
    • 水中で茎を切り戻す
    • 銅貨(10円玉)や木炭を水に入れて殺菌する

    これらの対策を行うことで、2~3日は水が濁りにくくなります。