5切り花を長持ちさせる基本的なコツ
ここからは、切り花を長持ちさせる4つのコツをご紹介します。初心者でも簡単に取り組めるので、ぜひ実践してみてください。
飾る前に水揚げをする
切り花を長持ちさせるには、花屋で購入した後、花瓶に飾る前に水揚げをすることが重要です。
水揚げ方法は花の種類によって異なりますが、水中で茎をカットする「水切り」が一般的です。茎を水につけた状態で、1~2cm程度茎を斜めにカットします。水揚げによって切り口を新しくすることで、水の吸い上げが格段に良くなります。
花に元気がなくぐったりとしている場合は、熱湯に切り口を数十秒つける「湯揚げ」を試してみてください。湯揚げは、特にバラや菊などの茎が硬い花に効果的です。
動画で解説!
水揚げ方法の種類
こまめに水替えする
切り花を花瓶に生けておくと、徐々にバクテリアが繁殖して水が汚れてしまいます。そのままにしておくと花が傷みやすくなるため、できれば毎日、少なくとも2~3日に1回の頻度で水替えを行いましょう。
水替えの際に、傷んでいる茎を清潔なハサミでカット(切り戻し)することで、茎の切り口が新しくなり、水の吸い上げを良くする効果が期待できます。
水替えの際は、花瓶も中性洗剤で洗って汚れを落とし、水を清潔に保てる環境を整えることも大切です。
直射日光に当たらない涼しい場所に置く
基本的に、切り花は暑さに弱いため、温度管理が求められます。直射日光には当てず、室温10℃~25℃程度の涼しい場所に置きましょう。
夏場に冷房を使う場合は、風が花に直接当たらないようにすることも重要です。風が当たると水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招いてしまうためです。
また、夜間は温度が下がる窓際などに移動させると、さらに長持ちしますよ。
切り花延命剤の使用も効果的
花屋などでもらえる切り花延命剤を使えば、より日持ちしやすくなります。切り花延命剤には、殺菌剤や栄養素が含まれており、水の腐敗を防いで花に必要なエネルギーを供給できるためです。
切り花延命剤は分量を守ることも重要です。説明書をよく読み、規定量の水に溶かして使用してくださいね。